七味唐辛子に入ってる物って何? | 人は食べた物で創られる

七味唐辛子に入ってる物って何?

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七味唐辛子は、唐辛子を主原料に、さまざまな香りや風味を持つ7種類のスパイスや薬味を調合した日本の伝統的な調味料です。

「七味」という名前の通り7つの材料が使われますが、その組み合わせはメーカーや地域によって異なります。

七味唐辛子に入ってる物って何?

一般的に共通して使われることが多い材料は以下の通りです。

  • 唐辛子: 辛味の元となる主原料です。
  • 山椒(さんしょう): 爽やかな香りと、口の中がピリッとしびれるような辛味があります。
  • 麻の実(あさのみ): ナッツのような香ばしい風味があります。
  • 胡麻(ごま): 香ばしさを加え、辛味を和らげる役割も果たします。(白胡麻、黒胡麻、両方が使われることもあります)

これらの4つに加えて、さらに以下のものが使われることが多いです。

  • 陳皮(ちんぴ): ウンシュウミカンの皮を乾燥させたもので、柑橘系の爽やかな香りを加えます。
  • けしの実(けしのみ): 独特の風味と香ばしさがあります。
  • 青海苔(あおのり): 磯の香りを加えます。
  • 紫蘇(しそ): さわやかな香りが特徴です。
  • 生姜(しょうが): 辛味と体を温める効果があります。

有名な老舗の七味唐辛子店では、それぞれ独自の配合や製法で、風味や辛味のバランスを追求しています。

例えば、唐辛子を焼いた「焼唐辛子」を入れるところもあります。

一味唐辛子って何

一味唐辛子は、唐辛子のみを粉末にした調味料です。

「一味」という名前が示す通り、七味唐辛子のように複数の材料を混ぜ合わせるのではなく、ただ一種類の唐辛子だけが使われています。

そのため、唐辛子そのものの辛さをストレートに味わうことができるのが最大の特徴です。

一味唐辛子の特徴

  • シンプルな辛さ: 唐辛子の純粋な辛味を料理に加えることができます。
  • 風味を邪魔しない: 他のスパイスの香りが含まれないため、料理の風味を変えずに辛さだけをプラスしたい場合に適しています。
  • 用途が広い: 和食、洋食、中華など、さまざまなジャンルの料理に幅広く使えます。うどんや蕎麦の薬味としてだけでなく、麻婆豆腐や炒め物、煮込み料理などに辛味を足したいときにも重宝します。

唐辛子は16世紀にポルトガル人によって日本に伝えられたとされています。

当時は薬として使われていましたが、江戸時代になると食用として広まり、一味唐辛子として料理に使われるようになったと言われています。

特に、蕎麦やうどんを食べる習慣が広まる中で、薬味として親しまれるようになったそうです。

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