実は意外と多い「日本発祥」のスポーツ。
伝統的な武道から、現代のレジャー、さらには世界中で愛されるあの競技まで、トピックスを添えてご紹介します。
日常の中で当たり前に楽しんでいるものが、実は日本生まれだったりするかもしれませんよ！
1. 誰もが知る「日本生まれ」の代表格
柔道 (Judo)
日本発祥といえば、まずはこれですね。嘉納治五郎が1882年に創始しました。
- トピックス： 柔道は、1964年の東京オリンピックで初めて正式種目に採用されました。武道から世界共通の「スポーツ」へと進化した先駆けです。
空手 (Karate)
沖縄（琉球王国）で生まれた拳法がルーツ。
- トピックス： 実は「空手（からて）」という表記になる前は「唐手（とうて）」と書かれていました。2020年東京オリンピックでの採用により、その精神性と競技性が世界中に再認識されました。
2. 実はこれも！意外な日本発祥スポーツ
駅伝 (Ekiden)
長距離をタスキでつなぐ日本独自のスタイル。
- トピックス： 世界初の駅伝は、1917年の「東京奠都（てんと）五十年奉祝東海道駅伝徒歩競走」。京都の三条大橋から東京の上野不忍池までを走りました。現在では「Ekiden」として海外でも通用する言葉になっています。
ゲートボール (Gateball)
お年寄りのスポーツというイメージが強いかもしれませんが、実は戦後の子供たちの遊びとして考案されました。
- トピックス： 1947年、北海道の鈴木和伸氏が「戦後の物資不足の中でも、子供たちが道具を使わずに遊べるように」と、クロッケーをヒントに作りました。
ソフトテニス (Soft Tennis)
ゴム製の柔らかいボールを使うテニス。
- トピックス： 明治時代、テニスボール（硬式）が高価で輸入が難しかったため、「自分たちで作ってしまおう」とゴムまりを使用したのが始まりです。今ではアジアを中心に競技人口が非常に多いスポーツです。
3. 世界を驚かせた「日本発のパラスポーツ・レジャー」
車いすテニス (Wheelchair Tennis)
意外に思われるかもしれませんが、現代の競技ルールの基礎を固めたのは日本人と言われています。
- トピックス： 国際的な普及に尽力したのが、日本における車いすテニスの父・前田博氏。日本はこの種目の強豪国として知られています。
スポーツチャンバラ (Spochan)
「エアーソフト剣」という空気を入れた剣で戦うスポーツ。
- トピックス： 1970年代に田邊哲人氏によって考案されました。護身術をベースに、「公平に、安全に、どこでもできる」ことを目指して作られた、まさに現代の武道です。
パークゴルフ (Park Golf)
北海道幕別町で生まれた、公園で誰でも楽しめるゴルフ。
- トピックス： 1.5kgという軽量なクラブ一本で楽しめる手軽さから、今や全国、そして海外へも広がっています。
まとめ
日本発祥のスポーツは、**「手に入りやすい道具で工夫する」「精神を重んじる」「みんなで繋ぐ」**といった、日本らしい文化や精神が反映されているものが多いのが特徴です。
次にこれらのスポーツを見る時は、「日本人がどんな思いでこれを作ったのかな？」と想像してみると、また違った面白さが見えてくるかもしれませんね。
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