マンガン電池 リチウム電池 アルカリ電池の違い | 人は食べた物で創られる

マンガン電池 リチウム電池 アルカリ電池の違い

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今日は身近な電池、マンガン電池アルカリ電池、そしてちょっと特殊なリチウム電池の3つの違いについて、わかりやすく解説

マンガン電池 リチウム電池 アルカリ電池の違い

1. マンガン電池:ちょっと休憩が好き

マンガン電池は、リモコンや置き時計など、小さな電流で動く機器に向いています。

昔からある、おなじみの電池。

  • パワー: 弱い

特徴:

  • 「お休み上手」:使い続けて電圧が下がっても、少し休ませると電圧が回復するというユニークな特徴があります。断続的に使う機器にピッタリ!
  • 安価:価格が手頃で、たくさんの機器で手軽に使えるよ。

2. アルカリ電池:力持ちでスタミナもある

マンガン電池の進化版として登場したのがアルカリ電池。懐中電灯やラジコン、おもちゃなど、大きな電流を必要とする機器に最適です。

  • パワー: 強い

特徴:

  • 長持ち:マンガン電池と比べてパワーが強く、容量も大きいから長時間使えるよ。
  • 大電流に強い:デジタルカメラのフラッシュや電動歯ブラシなど、一気に大きな電力を消費する機器でも安定して使えるのが魅力。

【ちょっと豆知識】 マンガン電池もアルカリ電池も、実はプラス極に二酸化マンガン、マイナス極に亜鉛が使われています。

違いは電池の内部にある電解液

マンガン電池は塩化亜鉛などの弱酸性、アルカリ電池は水酸化カリウムなどのアルカリ性なんです。

この違いが、パワーや特性の差を生み出しているんだね。

3. リチウム電池:小さくてもハイパワー!

マンガン電池やアルカリ電池とは全く異なる構造を持つのがリチウム電池です。

ボタン電池やカメラ用電池など、小型で特殊な用途に使われることが多いよ。

  • パワー: 非常に強い

特徴:

  • 電圧が高い:マンガン・アルカリ電池が約1.5Vなのに対し、リチウム電池は3Vと高電圧。
  • 低温に強い:-40℃といった過酷な低温環境でも性能が落ちにくいのが大きな特長。スキー場でのカメラ撮影などにも向いているよ。
  • 保存期間が長い:自己放電が少ないため、長期間保存しても性能が維持されやすいよ。

【注意点】 リチウム電池は、初期電圧が高いので、古い機器などでは使えない場合があるから注意してね。

結論:用途に合わせた電池選びが大切!

まとめると、電池を選ぶときは**「何に使うか?」**が重要になります。

マンガン電池アルカリ電池リチウム電池
主な用途リモコン、時計、ガスコンロの着火懐中電灯、おもちゃ、デジタルカメラカメラ、電卓、寒冷地での機器
パワー小さい強い非常に強い
長持ち度短い長い非常に長い
価格安価普通高価

これを参考に、ぜひぴったりの電池を選んでみてね!

なぜアルカリ電池専用器具に充電器用の電池を使うのはだめなの

アルカリ電池専用機器に充電器用の電池(ニッケル水素電池など)を使うべきではない主な理由は、電圧と放電特性の違いです。

電圧の違い

一般的なアルカリ乾電池の初期電圧は1.5Vです。

使用するにつれて徐々に電圧が低下していきます。

一方、ニッケル水素電池などの充電池は、満充電時でも1.2Vと電圧が低いのが特徴です。

この電圧の違いが問題を引き起こすことがあります。

1.5Vの電圧を前提に設計されている機器は、1.2Vの充電池を使うと正常に動作しない、または性能が十分に発揮できない可能性があります。

特に、モーターを使用するおもちゃや、フラッシュを必要とするデジタルカメラなど、瞬間的に大きな電力を必要とする機器では、電圧不足で動作が不安定になることがあります。

放電特性の違い

アルカリ電池と充電池は、電力がなくなるまでの電圧の低下の仕方が異なります。

  • アルカリ電池:使用するにつれて電圧が徐々に低下します。
  • 充電池:使用中も電圧が比較的安定しており、電力がなくなると急激に電圧が低下します。

この特性の違いから、アルカリ電池の電圧低下を検知して「電池切れ」と判断する機器では、充電池を使った場合に電圧が急に低下するため、機器が突然停止することがあります。

機器の損傷や発熱・液漏れのリスク

一部の機器、特に完全防水構造を持つ水中ライトなどは、ニッケル水素電池から発生する微量の水素ガスが内部にたまり、破裂や発火の原因となる可能性があります。

また、充電池はアルカリ電池とは異なる化学反応を利用しているため、機器の内部構造に予期せぬ影響を与えるリスクもゼロではありません。

これらの理由から、機器の取扱説明書で指定された電池を使用することが最も安全で、機器の性能を最大限に引き出すことにもつながります。

ニッケル水素電池を使ってはいけない物

ニッケル水素電池を使ってはいけない主な機器は、アルカリ電池の1.5Vを前提に設計されているもの長時間にわたって微弱な電流を流し続けるもの、そして完全密封構造の機器です。

電圧の低い機器

ニッケル水素電池の電圧は1.2Vで、アルカリ電池の1.5Vより低いです。

この電圧差により、以下のような機器では正常に動作しないことがあります。

  • 電圧に敏感な機器:血圧計や一部の医療機器、電子辞書など、精密な電圧を必要とする機器。電圧不足で誤動作したり、正確な計測ができなかったりします。
  • モーターを使う機器:電動歯ブラシやおもちゃ、シェーバーなど。パワーが弱くなったり、動きが不安定になったりすることがあります。
  • フラッシュを使用するカメラ:フラッシュの充電に時間がかかったり、発光が弱くなったりすることがあります。

長期間使用する機器

ニッケル水素電池は自己放電するため、長期間にわたって使い続けると、アルカリ電池よりも早く電力がなくなります。そのため、以下のような機器には不向きです。

  • 常時稼働する機器:リモコン、置き時計、ガスコンロの着火装置など。電池交換の頻度が増え、手間がかかります。

完全密封構造の機器

一部の水中ライトや密閉された機器では、ニッケル水素電池が過放電した際に微量の水素ガスを発生させることがあります。密閉空間に水素ガスが溜まると、破裂や発火の原因となるため、使用してはいけません。

最も重要なのは、機器の取扱説明書を確認することです。

ほとんどの機器には推奨される電池の種類が明記されているので、それに従うことが安全で機器を長持ちさせる一番の方法ですね。

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