日本で発生した大規模な山火事についてですね。
近年発生した大規模な山火事と、山火事の発生件数や原因などの情報をお伝えします。
日本で起きた大規模な 山火事
日本で発生した大規模な山火事
- 2022年4月 岩手県宮古市の山火事
- シイタケの乾燥機から出火し、民有林186.6ヘクタールが焼失しました。
- 2022年1月 広島県江田島市の山火事
- たき火の不始末から出火し、民有林242.6ヘクタールが焼失しました。
- 2023年5月 栃木県足利市の山火事
- マンハッタンの約半分にあたる約2,900ヘクタールを焼き尽くし、過去50年以上で日本最大となりました。
山火事の発生状況
- 日本の山火事の発生件数は、昭和49年(年間約8,200件)をピークに減少傾向にありますが、依然として年間約1,200件発生しています。
- 過去5年間の年間平均出火件数は1,292件、焼損面積は657ヘクタール、被害額は2億3,900万円です。
- 山火事の約7割は1月から5月に集中しています。
- 原因としては、たき火が最も多く、次いで火入れ、放火(疑い含む)、たばこの順となっています。
山火事への対策
- 山火事の多くは人為的な原因で発生するため、たき火や火の取り扱いには十分注意する必要があります。
- 林野庁や消防庁は、山火事の予防や早期発見のための対策を強化しています。
- 山火事の消火活動は、消防隊員や自衛隊員など、多くの人々によって行われています。
2025年3月現在、今年発生した大規模な山火事について。
特に、2025年2月下旬から岩手県大船渡市を中心に発生している大規模な山火事について、情報をまとめました。
2025年 岩手県大船渡市の山火事

発生状況:
- 2月19日に大船渡市三陸町綾里で発生した火災が発端となり、その後も延焼が続いています。
- 3月4日現在、鎮火には至っておらず、広範囲にわたって延焼が続いています。
- 焼失面積は、3月4日時点で約2,600ヘクタールに達しており、平成以降で最大規模の山火事となっています。
- これまでに約3,800人が避難し、84棟の民家が全焼、死者も1人確認されています。
影響:
- 広範囲にわたる森林の焼失
- 住民の避難
- 家屋の焼失
- 人的被害
背景:
- 乾燥した気候条件が延焼を助長していると考えられます。
- 東北地方で山火事が増える4月頃を前に異例となる大規模森林火災には気候変動の影響があると考えられています。
対策:
- 消防による消火活動が続けられています。
- 2月27日付けで岩手県山火事防止対策推進協議会から「山火事警戒宣言」が発令されました。
さいごに
- 近年、世界的に山火事が多発しており、気候変動との関連性が指摘されています。
- 日本では、山火事の主な原因はたき火や火入れなどの人為的なものです。
- 山火事を防ぐためには、火の取り扱いに十分注意することが重要です。
参考資料
- 【大船渡の山林火災】実は山火事が起きやすい三陸の気候、64年前には宮古の市街地が「全滅の危機」に瀕したことも(1/3) | JBpress (ジェイビープレス): https://news.yahoo.co.jp/articles/570c97f49ccb59694f46d56d8dbe060b1056f291?page=2
- 【山火事警戒宣言発令中】山火事に注意してください。 | 金ケ崎町役場: https://www.youtube.com/watch?v=fVI8mDNfdA8
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