急な病気やけがの時、頼りになるのが救急車です。
しかし、適切な利用が大切です。
救急車の利用方法
緊急時の頼れる存在:救急車
いつ119番に電話すべき?
- 生命の危険を感じるとき: 心臓が止まった、呼吸ができない、意識がないなど。
- 重度の出血があるとき: 止まらない出血、大きな傷など。
- 激しい痛みがあるとき: 耐えられないほどの痛み、意識がもうろうとしているなど。
- ろれつがまわらないとき:言葉がハッキリ言えないときなど
119番に電話するときの注意点
- 落ち着いて、はっきりと伝える:
- 場所: 住所、建物名、わかりやすい目印など
- 状況: 患者さんの状態(意識、呼吸、脈、痛みなど)
- 人数: 患者さんの数
- 年齢: 患者さんの年齢
- 性別: 患者さんの性別
- 応急手当:
- 指示があれば、電話口で応急手当の方法を教えてもらえます。
- 他の人の協力:
- 周りの人に助けを求め、救急車の到着を待つ。
救急車の適正利用を心がけましょう
- 本当に必要な時に:
- 緊急性がない場合は、自分で病院に行くか、かかりつけ医に相談しましょう。
- 誤った利用は控えましょう:
- 救急車は、本当に緊急を要する人のためにあります。
より詳しい情報はこちら:
もしものために
- かかりつけ医: 緊急時に連絡できるかかりつけ医を持つようにしましょう。
- 救急電話番号: 119番はよく覚えておきましょう。
- 応急手当: 応急手当の方法を学んでおくと役立ちます。
大切なのは、冷静に対応することです。
救急車が必要か判断が難しい時は
救急車が必要かどうか迷った場合は、救急安心センター事業(#7119)に電話しましょう。
看護師などの資格を持つ相談員が症状を聞き取り、緊急性や救急車要請の要否について助言してくれます。
#7119は、24時間365日利用できる無料の電話相談窓口です。
緊急性が高いと判断された場合は、迅速な緊急出動につなぎます。
緊急性が高くないと判断された場合は、受診可能な医療機関や受診のタイミングについてアドバイスを行ってくれます。
救急車の種類
救急車には、次のような種類があります。
- 高規格救急車:気道確保用資器材や自動体外式除細動器、輸液用資機材、心電図伝送装置などの医療器具が積載されており、資格を持った救急救命士が高度な救命措置を行うことができます。
- マイクロバス型特殊救急車
- スーパーアンビュランス(特殊救急車Ⅱ型)
- 電気救急車(特殊救急車)
- 小型救急車(特殊救急車)
- 陰圧型特殊救急車(特殊救急車Ⅲ型)
最後に
救急車を呼ぶ際は、次の点に注意しましょう。
- 落ち着いて、はっきりと通報する
- 緊急性が高い場合は、すべてを伝える前に救急車が派遣される
- 住所は、市町村名から伝えてください
- 住所がわからない場合は、目印となる大きな建物や交差点などを伝えてください
- 具合の悪い方の症状は、簡潔に伝えてください
- 意識や呼吸の有無も伝えてください
- 具合の悪い方の年齢を伝えてください
- あなたのお名前と連絡先を伝えてください
- 救急車が近づいたら、できる限り案内をする人を出してください
- サイレンの音が聞こえたら、できる限り救急車を誘導してください
- 指示されたことがあれば、そちらを行ってください
- 救急隊が到着したら、行った応急手当、容体の変化、傷病者の既往歴などを報告してください
子どもや大人によって緊急を要する症状が異なるため、日頃から把握しておくことが安心につながります。
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