地球の自転速度は、場所によって異なります。
地球の自転速度
- 赤道付近: 時速約1,670km
- 日本付近: 時速約1,300km~1,500km
- 北極・南極: 時速0km
地球は球体であるため、赤道付近が最も速く、極に近づくほど遅くなります。
参考までに、他の速度と比較すると、
- ジェット旅客機の速度:時速約900km
- 新幹線の速度:時速約200~300km
となり、地球の自転速度は非常に速いことがわかりますね。
地球の自転速度より速い乗り物:
地球の自転速度は赤道付近で時速約1,670kmですが、この速度よりも速い乗り物はいくつか存在します。
人工衛星:
- 地球の周りを回る人工衛星は、地球の自転速度よりもはるかに速い速度で飛行しています。例えば、静止衛星は時速約11,000kmで地球の周りを回っています。
- 国際宇宙ステーション(ISS)は、地球の周りを約90分で一周しており、時速約28,000kmで飛行しています。
宇宙探査機:
- 惑星探査機などは、地球の重力圏を脱出して宇宙空間を移動するため、さらに高速で飛行します。例えば、ボイジャー1号は、太陽系を脱出し、時速約6万km以上で飛行しています。
ロケット:
- 地球から宇宙空間へ人工衛星や宇宙探査機、宇宙飛行士などを送り出すロケットは、地球の重力に逆らい宇宙へ出るために非常に速い速度が必要です。
これらの乗り物は、地球の重力や宇宙空間の環境に合わせて設計されており、地球の自転速度をはるかに超える速度で移動することができます。
太陽系で最も自転速度が速い惑星は?

太陽系で最も自転速度が速い惑星は、木星です。
- 木星の自転周期は約9.9時間と非常に短く、他の惑星と比べて圧倒的に速い速度で自転しています。
- 木星は巨大なガス惑星であり、その強力な重力と高速な自転により、非常に特徴的な縞模様や大赤斑などの現象が見られます。
以下に、太陽系の主な惑星の自転周期をまとめました。
- 水星:約58.6地球日
- 金星:約243地球日
- 地球:約1地球日
- 火星:約1.03地球日
- 木星:約9.9時間
- 土星:約10.7時間
- 天王星:約17.2時間
- 海王星:約16.1時間
この表からもわかるように、木星の自転速度は他の惑星と比べて際立っています。
周期時間では今一つピント来ない方のために太陽系の惑星の自転速度をキロメートル/時で表すと、以下のようになります。
- 水星: 約10.89 km/時
- 金星: 約6.52 km/時
- 地球: 約1,670 km/時
- 火星: 約866 km/時
- 木星: 約45,300 km/時
- 土星: 約36,800 km/時
- 天王星: 約9,300 km/時
- 海王星: 約9,700 km/時
これらの数値は、各惑星の赤道付近での自転速度です。
惑星の自転速度は、場所によって異なりますが木星の自転速度きわだって早いのがわかりますね。
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