日本ルナのバニラヨーグルトには、主に植物性乳酸菌HSK201が使われています。
また、一部の製品ではビフィズス菌HN019も併用されている場合があります。
日本ルナ バニラヨーグルトに使われている乳酸菌の働き
ここでは、植物性乳酸菌HSK201の主な働きについて詳しく説明します。
植物性乳酸菌HSK201の主な働き
HSK201株は、日本ルナとグループ会社の日本ハム中央研究所が、アレルギー研究の中で多くの乳酸菌の中から選抜した、独自の植物性乳酸菌です。
ザワークラウト(キャベツの漬物)から単離された乳酸菌で、以下のような特徴と働きが報告されています。
- 酸に強く、生きて腸まで届き、腸に留まる特性:
- メカニズム: HSK201株は、胃酸や腸液などの消化液に対して強い耐性を持っています。そのため、生きたまま腸に到達し、さらに腸管上皮細胞にしっかり付着して長く留まることが確認されています。乳酸菌はその生きた状態で腸に到達し、定着することでより効果を発揮しやすいため、この特性は非常に重要です。
- 結果: 効率的に腸内で働き、腸内環境の改善に寄与します。
- 抗アレルギー作用:
- メカニズム: HSK201株は、白血球の一種であるヘルパーT細胞(Th1とTh2)のバランスを改善する働きがあることが示されています。アレルギーはTh1とTh2のバランスが崩れ、Th2が優位になることで引き起こされることが多いですが、HSK201株はこのバランスを正常に近づけることで、過剰なアレルギー反応を抑制すると考えられています。また、アレルギー反応に関わる抗体であるIgE(免疫グロブリンE)の産生を抑制する効果も報告されています。
- 結果: 花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の緩和が期待されます。実際に、花粉症患者を対象とした試験では、自覚症状の改善効果が確認されています。
- 整腸作用:
- メカニズム: 生きたまま腸に届き、腸内に定着することで、腸内で乳酸などを生成し、腸内環境を酸性に保ちます。これにより、悪玉菌の増殖を抑制し、善玉菌が優位な腸内フローラを維持することで、おなかの調子を整える効果が期待できます。
- 結果: 便秘の改善など、お通じを良くする効能が報告されています。
リンク
さいごに
日本ルナのバニラヨーグルトは、その独特のまろやかな口当たりとバニラの風味が特徴ですが、それに加えて、この植物性乳酸菌HSK201によるこれらの健康機能も期待できる製品と言えますね。
コメント