日本で当たり前とされているインフラには、世界的に見ると非常に珍しい、あるいは突出して優れている点がいくつもあります。
以下に代表的な例を挙げます。
これって日本だけ?
1. 公共交通機関の正確性と稠密性
- 正確な運行: 日本の鉄道やバスは、数分の遅れも大きなニュースになるほど、運行時刻の正確性が極めて高いです。これは、世界の多くの国では考えられない水準です。
- 高い定時運行率: 特に新幹線は、数秒単位での遅延も許されないほどの厳格な運行管理がなされています。
- 稠密な路線網: 都市部では、徒歩圏内に複数の駅やバス停があり、広範囲を網羅する路線網が整備されています。これにより、自家用車がなくても生活に不自由しないレベルの交通利便性が確保されています。
- 相互乗り入れ: 複数の鉄道会社が路線を相互に乗り入れているため、乗り換えの手間が少なく、都市間の移動がスムーズです。
2. 高度な水インフラ
- 質の高い水道水: 日本の水道水は、高度な浄水技術と徹底した水質管理により、そのまま飲めることが世界的に見ても珍しいです。多くの国では、安全のためミネラルウォーターを購入したり、水道水を煮沸したりする必要があります。
- 高い普及率と安定供給: 全国津々浦々まで水道が普及しており、断水もごく稀です。安定した供給は、国民の生活を支える上で不可欠な要素です。
- 下水道の整備: 都市部を中心に下水道の整備が進んでおり、衛生的で快適な生活環境が保たれています。
3. 公衆電話の存在
- 災害時の通信手段: 携帯電話が普及した現代においても、公衆電話が全国に一定数維持されています。これは、災害時など携帯電話の通信網がダウンした際に、安否確認などの重要な通信手段として機能するためです。海外では、公衆電話はほとんど見かけなくなっています。
- メンテナンス: 故障している公衆電話が少なく、定期的なメンテナンスが行き届いています。
4. 自動販売機の普及率
- 多様な商品: 飲み物だけでなく、お菓子、パン、軽食、さらにはおでんやラーメン、お守りなど、多種多様な商品が売られています。
- 治安の良さ: 24時間稼働している自動販売機が、盗難や破壊行為の被害に遭うことが少ないのは、日本の治安の良さの証しと言えます。多くの国では、屋外に高価な機器を無人で設置することは非常に困難です。
5. 清潔な公衆トイレ
- 清潔さ: 駅や公園、コンビニエンスストアなど、公共の場所にあるトイレが非常に清潔に保たれています。多くの国では、公衆トイレは有料であったり、衛生状態が悪かったりすることが少なくありません。
- 多機能: 温水洗浄便座、音姫(擬音装置)、ベビーチェアなど、多機能な設備が備わっている公衆トイレも珍しくありません。
これらのインフラは、日本の国民性である「正確さ」「清潔さ」「規律」といった文化と、それを支える高い技術力によって成り立っていたんですね。


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