経皮毒って、そもそも何?

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【怖い話じゃないけど、知っておきたいこと】

毎日使うものに潜む**「経皮毒」**の怖さ

こんにちは!今日は、普段私たちが何気なく使っている日用品に潜む、ちょっと怖いお話「経皮毒(けいひどく)」について詳しく掘り下げてみたいと思います。

「経皮毒」という言葉自体、まだ新しい造語で学術的な定義があるわけではありませんが、多くの書籍や情報で取り上げられ、私たちの健康を考える上で無視できないテーマになっています。

経皮毒って、そもそも何?

経皮毒とは、皮膚(経皮)を通じて体内に吸収される有害な化学物質(毒)のことを指します。

私たちの体内に毒が入るルートは主に3つありますが、特に問題視されているのがこの「経皮」ルートです。

  1. 経口毒(けいこうどく):口から入る食品添加物や農薬など。
  2. 経気道毒(けいきどうどく):呼吸を通じて入る排気ガスや香料など。
  3. 経皮毒(けいひどく):皮膚や粘膜から入る日用品の化学物質。

経口毒との決定的な違い!

口から入った毒(経口毒)は、ほとんどが肝臓で解毒され、約90%が体外に排出されると言われています。

しかし!皮膚や粘膜から入った経皮毒は、肝臓を通過しないため、ほとんど解毒されません。なんと、約90%が体内に残ってしまうと言われているんです!

そして厄介なことに、これらの有害物質は脂肪と結びつきやすい性質があるため、血液や脂肪組織に少しずつ蓄積されてしまいます。排泄されるまでには非常に時間がかかる(10日経っても10%程度しか排出されないという説もあります)のが、経皮毒の最大の怖さです。

体のどこに、どれだけ溜まりやすい?

経皮毒の吸収率は、体の部位によって大きく異なります。

皮膚のバリア機能が弱い場所ほど、吸収率は高くなります。腕の皮膚の吸収率を「1」とした場合、他の部位は…

  • 頭皮:約3.5倍
  • :約6倍
  • 口の中の粘膜:約10~20倍
  • 女性のデリケートゾーン:なんと約40〜45倍

この数字を見ると、シャンプー、歯磨き剤、化粧品、そして下着に触れる部分に使う製品選びがいかに重要かわかりますよね。特に、毎日使うものから少量ずつ、長期にわたって蓄積されていくのが問題なんです。

どんな症状やリスクがあるの?

すぐに重篤な症状が出るわけではないのが経皮毒の厄介な点です。少量ずつ蓄積され、ある日突然、慢性的な不調や深刻な症状として現れるリスクが指摘されています。

経皮毒が関連している可能性が指摘される症状

  • 皮膚のトラブル:慢性的な手湿疹、頭皮のかゆみ、薄毛など
  • アレルギー:アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息など
  • 婦人科系疾患:子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症など
  • その他のリスク:内分泌(ホルモン)をかく乱することによる体調不良、がん、認知症、自閉症との関連を指摘する情報もあります。

特に、女性は胸や子宮に、男性は肝臓に溜まりやすいという特徴があるため、子宮や乳房の疾患との関連性が問題視されることがあります。

身近な日用品にも潜む「経皮毒」

では、どんなものに注意が必要なのでしょうか?

毎日使うものに含まれる、特定の化学物質について懸念が示されています。

製品の例懸念される成分の例懸念される作用の例
シャンプー・洗剤合成界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)皮膚のバリア機能破壊、アレルギー、発がん性(一部)
歯磨き剤・うがい薬合成界面活性剤、サッカリンNa(香味料)、フッ素口腔粘膜からの高吸収、味蕾の破壊、発がん性(一部)
化粧品・保湿剤プロピレングリコール (PG)保湿・溶剤だが、溶血作用、皮膚炎、発がん性(一部)
衣類アゾ染料、ホルムアルデヒド系樹脂アレルギー性皮膚炎、発がん性(WHO認定のものも)

【特に注意】 歯磨き剤に含まれる合成界面活性剤は、舌下の粘膜から非常に速く吸収されると言われています。

また、毎日使う洗濯洗剤や柔軟剤の成分(特に合成香料)も、皮膚を通じて吸収される可能性や、吸い込むことによる香害のリスクが指摘されています。

私たちができる対策は?

経皮毒の怖さを知ったからといって、すべてを避けるのは難しいですが、意識を変えるだけでリスクは減らせます!

  1. 使うものを意識的に選ぶ
  • 成分表示をチェックし、シンプルな成分でできた製品を選ぶ。
  • 特に吸収率が高い粘膜に近い部分(口内、デリケートゾーン)に使うものは、より慎重に選ぶ。
  1. 接触時間を減らす
  • シャンプーやボディソープの泡をしっかり洗い流す
  • 洗濯物を干す際、柔軟剤の匂いがきつい場合は使用量を減らすか、無香料のものにする。
  1. 排出を促す
  • 汗をかく(入浴、運動)などして、デトックス(排出)を意識する。

「経皮毒」は、日々の小さな習慣の積み重ねが未来の健康に影響を与えるということを教えてくれます。

すべてを完璧にする必要はありませんが、今日から少しずつ、体に優しい選択を意識してみませんか。

皮膚は人間の体で最大の臓器

【実はスゴイ!】私たちの体を包む「皮膚」は、まぎれもなく人体最大の臓器でした!

こんにちは!今日は、美容や健康の話題でよく耳にする「皮膚は人体最大の臓器」という言葉について、その驚きの真実と、皮膚が持つ計り知れないパワーを深掘りしていきたいと思います!

一見、ただの「皮」や「肌」と思われがちな皮膚ですが、その役割を知ると、きっと今日から皮膚を見る目が変わりますよ!

真実!皮膚は「面積」も「重さ」もダントツのNo.1臓器

結論から言うと、「皮膚は人体最大の臓器である」という表現は本当です!

1. 広さ(面積):畳1枚分もある!

皮膚は体表全体を覆っており、成人を例にとると、その面積はなんと約1.6平方メートルにもなります。これは、だいたい畳一畳分に匹敵する広さです!

もちろん、肺のガス交換をする部分や、腸の栄養を吸収する粘膜を広げた総面積はもっと広くなりますが、全身を包む単一の臓器として皮膚は最大の面積を持っています。

2. 重さ:体重の約16%を占める!

重さの観点から見ても、皮膚は非常に大きな割合を占めています。

  • **皮膚(皮下組織を含む)の重さは、成人で体重の約16%**にも及びます。
  • 一般的に「人体で最も重い臓器」と言われる肝臓の重さは、成人で約1〜1.5kg(体重の約2〜3%)程度です。

この圧倒的な重さと広さから、皮膚はまさしく「人体最大の臓器」と呼ばれるにふさわしいのです!

皮膚が持つ「最強バリア」と「多機能性」の秘密

皮膚が単なる”包み紙”ではないのは、その驚くべき機能にあります。

面積が大きいだけでなく、生命維持に欠かせない多種多様な役割を担っているのです。

1. 外部からの最強の「保護バリア」

これが皮膚の最も重要な機能です。

  • 物理的な保護:外部からの衝撃や摩擦から内臓を守ります。
  • 化学的な保護:有害な化学物質や汚染物質の侵入を防ぎます。
  • 生物学的な保護:細菌、ウイルス、カビなどの病原菌が体内に侵入するのを防ぎます(前回話題にした経皮毒も、このバリアを突破しようとします)。
  • 水分と体液の保持:体内の水分が蒸発して失われるのを防ぎ、生命活動を維持します。

2. 精密な「体温調節システム」

暑い日も寒い日も、体温を一定に保ってくれるのは皮膚のおかげです。

  • 暑いとき:汗腺から汗を出し、その蒸発熱で体温を下げます(気化熱)。血管を広げて熱を逃がします。
  • 寒いとき:血管を収縮させて熱の放散を防ぎ、毛穴を閉じて体温を逃がさないようにします(鳥肌)。

3. 重要な「感覚センサー」

皮膚は、外界の情報をキャッチするセンサーでもあります。

  • 触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚といったさまざまな感覚を感知し、危険を察知したり、心地よさを感じたりする重要な役割を果たしています。

4. 「ホルモン・ビタミン生成工場」

意外かもしれませんが、皮膚は物質を作り出す工場でもあります。

  • 紫外線(UVB)を浴びることで、骨の健康に不可欠なビタミンDを合成しています。

今日から皮膚を大切に!最大の臓器へのメッセージ

皮膚は、私たちが生まれてから死ぬまで、一瞬たりとも休むことなく、24時間365日、私たちの体を守り続けている立派な生命維持装置です。

体の内側の不調(ストレス、内臓の疲れ、自律神経の乱れなど)が、肌荒れやくすみとなって皮膚に現れることもあります。

これは、皮膚が私たちの健康状態を教えてくれる鏡のような存在だからです。

「人体最大の臓器」である皮膚を健康に保つことは、全身の健康を守ることに直結します。

今日から、皮膚のバリア機能を壊さないように優しく洗い、しっかり保湿をして、その驚くべき働きに感謝してあげましょう!

皮膚ケア=美容だけでなく、皮膚ケア=健康、という意識を持つと、日々のスキンケアがもっと大切に思えるはずですね!

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