明治ブルガリアヨーグルトに使われている乳酸菌は? | 人は食べた物で創られる

明治ブルガリアヨーグルトに使われている乳酸菌は?

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明治ブルガリアヨーグルトに使われている「LB81乳酸菌」は、Lactobacillus bulgaricus(ラクトバチルス・ブルガリクス)2038株Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サーモフィルス)1131株という2種類の乳酸菌の複合菌です。

これらの乳酸菌が協力し合うことで、様々な良い働きをもたらします。

明治ブルガリアヨーグルトに使われている「LB81乳酸菌」

主な働きとそのメカニズムは以下の通りです。

  1. 腸内細菌のバランスを整える(特定保健用食品としての効果):
  • メカニズム: LB81乳酸菌は、腸内で乳酸などの有機酸を生成します。これにより、腸内環境が酸性に傾き、悪玉菌の増殖が抑えられ、善玉菌(特にビフィズス菌など)が増えやすい環境が作られます。腸内フローラのバランスが良好に保たれることで、おなかの調子が整えられます。
  • 結果: 便秘の緩和や、おなかの不快感の改善に繋がります。これは、消費者庁から特定保健用食品(トクホ)として許可されている表示内容です。
  1. 腸管バリア機能の強化:
  • メカニズム: LB81乳酸菌は、腸の防御機能である「腸管バリア」を構成する重要な成分の一つである「抗菌ペプチド」の発現を高めることが研究で示されています。腸管バリアは、病原菌や有害物質が体内に侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。加齢やストレスなどによってこのバリア機能が低下すると、「腸もれ(リーキーガット)」が起こり、全身の様々な健康リスクに繋がる可能性があります。LB81乳酸菌は、特に抗菌ペプチド(Reg3bやReg3gなど)を増やすことで、このバリア機能を維持・強化する働きが期待されています。また、小腸上皮様細胞を用いたモデル系では、物理的バリア機能も強化することが確認されています。
  • 結果: 病原菌や有害物質から体を守り、腸の健康を維持することに貢献します。
  1. 腸管内の免疫細胞への作用:
  • メカニズム: LB81乳酸菌は、腸管内に分布する免疫細胞に働きかけ、その細胞の老化を防ぐとともに、腸の炎症を抑える可能性が示唆されています。腸管の免疫細胞の健康は、全身の免疫機能にも影響を与えるため、この働きは重要です。
  • 結果: 全身のアンチエイジング効果や、免疫機能の維持に寄与する可能性が期待されています。

さいごに

これらの働きは、LB81乳酸菌を含むヨーグルトを毎日一定量(一般的に100g程度)継続的に摂取することで、より効果的に得られると考えられています。

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