ペットボトルの水は、開封後の飲み方や保管方法によって、安全に飲める期間が大きく変わります。
ペットボトルの水は開封してからどのぐらい持つ?
直接口をつけた場合
その日のうちに飲み切ることを強くおすすめします。
ペットボトルに直接口をつけて飲むと、唾液に含まれる細菌がボトル内に入り込み、繁殖が始まります。
特に夏場など気温が高い場所で放置すると、菌の増殖が急激に進むため、衛生上のリスクが高まります。メーカーによっては、8時間以内を目安に飲み切るよう推奨しているところもあります。
コップなどに移して飲んだ場合
冷蔵庫で保管し、2〜3日以内に飲み切りましょう。
直接口をつけずにコップなどに注いで飲んだ場合でも、開封した時点で空気中の雑菌が侵入します。
このため、しっかりと蓋を閉めて冷蔵庫で保管し、なるべく早く飲むのが安全です。
まとめ
- 直飲み: その日のうちに飲み切る
- コップに移して飲む: 冷蔵庫で保管し、2〜3日以内
飲みかけのペットボトルは、高温多湿な場所に放置せず、冷蔵庫で保管することが重要です。
また、味や匂いに少しでも違和感を感じたら、飲まないようにしましょう。
ペットボトル飲料で開封後 長期間 持つ 飲み物って何?

ペットボトルの飲料で、水やお茶よりも開封後に長期間持つ可能性が高いのは、一般的に以下の2つの特徴を持つ飲み物です。
1. 糖分や酸味料が多く含まれる飲み物
**スポーツドリンク、炭酸飲料、果汁100%ジュース(酸味が強いもの)**などがこれに該当します。
- pH(酸性度)が低い: これらの飲料は、クエン酸などの酸味料が多く含まれているため、pHが低く(酸性が強い)、雑菌が繁殖しにくい環境になっています。
- 糖分濃度が高い: 糖分濃度が高い飲料も、菌の活動を抑制する働きがあります。
ただし、これらの飲み物でも、口をつけて飲んだ場合は唾液に含まれる雑菌が混入するため、衛生状態は悪くなります。
また、菌が繁殖すると、発酵によって炭酸ガスが発生し、容器が膨張したり、キャップが飛ぶ危険性もあるため、注意が必要です。
2. 薄めて飲むタイプのもの
カルピスの原液、コーヒーの濃縮液、希釈用ジュースなどです。
これらはもともと高い糖度や濃度で雑菌の繁殖を抑えており、メーカーも開封後の冷蔵庫保管で10日〜2週間程度を目安に飲み切るよう推奨していることが多いです。
しかし、これらも必ず冷蔵庫で保管し、キャップをしっかり閉めることが重要です。
まとめ
飲み物の種類 | 開封後の日持ちの目安 |
---|---|
水・お茶 | 冷蔵庫保管で2〜3日程度 |
スポーツドリンク・炭酸飲料 | 冷蔵庫保管で数日〜1週間程度(※) |
濃縮飲料(薄めて飲むタイプ) | 冷蔵庫保管で10日〜2週間程度 |
※直接口をつけた場合はその日のうちに飲み切るのが安全です。 |
どの飲み物も、開封後は賞味期限ではなく、上記の目安を参考にしてください。
また、少しでも異臭や味の変化を感じたら、飲むのをやめましょうね。
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