震度5弱
これって震度5の弱い事、震度は5あるものだと思っていました。
しかし震度5弱は、計測震度が4.5以上5.0未満の範囲を指します。
震度5弱は震度4.5から5.0未満のこと?
日本の震度階級は、加速度を元に計算される「計測震度」という値によって決まります。
この計測震度には小数点以下の値も含まれますが、一般に発表される震度階級は四捨五入して整数で表されます。
しかし、震度5と6については、被害の程度に大きな差があるため、弱と強に細分化されています。
この細分化された震度階級と計測震度の関係は以下のようになります。
- 震度4: 3.5以上4.5未満
- 震度5弱: 4.5以上5.0未満
- 震度5強: 5.0以上5.5未満
- 震度6弱: 5.5以上6.0未満
- 震度6強: 6.0以上6.5未満
- 震度7: 6.5以上
したがって、「震度5弱は4.5以上5.0未満のこと」という理解です。
この計測震度の値によって、揺れの強さだけでなく、建物の被害や人々の行動の変化もより具体的に予測できるようになっています。
震度階級表
気象庁が定めている震度階級は、「震度0」から「震度7」までの10段階に分かれています。
震度5と6は、揺れの強さや被害の程度に大きな違いがあるため、「弱」と「強」に細分化されています。
以下に、それぞれの震度階級における揺れの感じ方、屋内の状況、屋外の状況をまとめます。
震度 | 人の感じ方・行動 | 屋内の状況 | 屋外の状況 |
---|---|---|---|
0 | 人は揺れを感じない。 | 静かにしていると、ごくまれに揺れを感じることがある。 | 揺れは感じない。 |
1 | 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 | 揺れは感じない。 | 揺れは感じない。 |
2 | 多くの人が揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。 | 吊り下げたものがわずかに揺れる。 | 揺れは感じない。 |
3 | ほとんどの人が揺れを感じる。眠っている人の大半が目を覚ます。 | 棚の上の食器類が音を立てることがある。 | 電線がわずかに揺れる。 |
4 | ほとんどの人が驚く。一部の人は身の安全を確保しようとする。 | 吊り下げたものが大きく揺れる。棚の上の食器類が音を立てる。 | 電線が大きく揺れる。 |
5弱 | 多くの人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 | 棚の上の食器や本が落ちることがある。固定していない家具が動くことがある。 | 道路に被害が出ることもある。 |
5強 | ほとんどの人が行動に支障を感じる。物につかまらないと歩くことが困難。 | 固定していない家具が倒れることがある。 | ブロック塀が崩れたり、古い家屋の壁にひびが入ることがある。 |
6弱 | 立っていることが困難になる。 | 固定していない家具のほとんどが倒れる。 | 瓦が落ちたり、ガラスが割れて飛散する。 |
6強 | 這わないと動けない。立っていることがほぼ不可能。 | 固定していない家具はほとんど倒れる。 | 耐震性の低い建物は倒壊することがある。 |
7 | 揺れに翻弄され、自分の意思で動くことができない。 | 固定していない家具は、すべて倒れたり飛んだりする。 | 多くの建物が倒壊し、地割れや液状化現象が発生することがある。 |
※ この表は一般的な目安であり、建物の構造や地盤の状況によって被害は異なります。
※ 震度5弱、5強、6弱、6強は、より具体的な防災対策や避難行動を判断するために細分化されているそうです。
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