じめじめムシムシとした梅雨の季節。
「梅雨だる」とよく言われますが、梅雨に体調不良を感じる方は多いと思います。
実際に梅雨の時期に約3人に1人が体調不良を実感しているという調査もあるほどです。
また梅雨は1か月以上も続くことが多く、上手く梅雨を元気に乗り越えたいものです。
今回は梅雨の体調不良の原因についてや、「梅雨だる」を乗り切る対策についてです。
梅雨に起きやすい体調不良
梅雨に起きやすい体調不良第一位は?
株式会社リーフェが梅雨の体調に関する調査を、20~50代の男女100名に行っています。
その結果では梅雨の体調不良として、
1位.頭痛(65.6%)
2位.倦怠感(40.6%)
3位.疲れ(37.5%)
の順で多かったという結果になりました。
ほかにも「寝不足」「立ちくらみ」「いらいら」などを感じる方がいるようです。
また、不調を感じやすい年代は、女性は50代、男性は40代がもっとも多く、仕事や家事、育児が忙しい年代の方が多いようです。
梅雨の体調不良の原因は?
梅雨に起きやすい体調不良について、
・低気圧の日が長く続くこと
・気温の急激な変化、季節の変わり目
・高い湿度によりカラダの表面の汗が蒸発しにくくなり、体内に熱がこもりやすくなる
・日照不足
・冷房の使用によるカラダの冷え
…など、自律神経を乱すさまざまな原因と言われています。
「梅雨だる」を乗り切る体調管理法
天気や気圧の変化は自分ではコントロールできませんが、体の調子や自律神経を整えて「梅雨だる」を少しでも快適に乗り切ることは可能です。
1.睡眠をしっかりと取り休養する
忙しい毎日ではありますが、睡眠をしっかりと取り、体をゆっくり休めてあげましょう。
忙しい仕事や家事を終え、自分の時間を持つことも大切ではありますが、そのために睡眠時間が減ってしまい、かえって体調不良を引き起こしてしまっていないか振り返ってみましょう。
しっかりと質の良い睡眠をとるためには以下の3つに気を付けてみましょう。
①寝る前はリラックスした状態にする
寝る前のテレビやスマホや、カフェインの摂取やタバコ、寝酒は安眠をさまたげてしまうので、できるかぎり控えましょう。
ぬるめのお風呂やストレッチにより、リラックスして眠れる状態を作ってあげるといいですよ。
②睡眠の適温は20度前後、湿度は40~70%が理想
温度や湿度が高すぎたり、蒸し暑いと感じたりするときは、空調の調整などの対策を考え、快適に眠れるように工夫してみましょう。
暑い時期の寝室の理想的な温度は20度前後、湿度は40~70%程度といわれています。
③睡眠時間の目安は6~8時間
最適な睡眠時間は人それぞれではありますが、厚生労働省による「健康づくりのための睡眠指針2014」では、6~8時間程度の睡眠が必要と考えられています。
ですが30~50代の働く世代では、約2分の1が6時間未満の睡眠となっており、問題となっています。
これは梅雨の体調不良を感じやすい年代と一致しており、忙しい世代こそ体調管理が大切ということがわかります。
2.胃腸にやさしい食事
気温が高くなってくると、冷たい飲み物や食べ物がおいしく感じられるようになりますが、胃や腸に負担をかけないよう、冷たい飲み物や食べ物のとり過ぎは控えましょう。
食欲が低下してしまうとカラダの回復に必要な栄養がとれなくなってしまいます。
具体的には、
・あたたかい食べ物を中心にメニューを決める
・飲み物はなるべく常温か、冷やし過ぎない
・暴飲暴食は避ける
…などを心がけ、胃腸にやさしい生活を送ってあげてくださいね。
3.ぬるめのお風呂でリラックス
入浴して手足をあたたかくすることで、血管が広がり血の流れがよくなり、リラックスに関わる副交感神経が優位になると言われています。
暑い時期はシャワーですませがちですが、自律神経が乱れやすい時期こそお風呂につかってゆっくりしましょう。お風呂につかることで、寝つきもよくなる効果も期待できますよ。
4.室内でできる軽い運動でリフレッシュ
運動にはストレス解消やリフレッシュ効果が期待できるため、雨続きの日こそカラダを軽く動かすことをおすすめします。
特に仕事中に同じ姿勢が続くような方は、ストレッチにより緊張した筋肉をゆるめてあげて、カラダをリラックスさせてあげてくださいね。
ほかにも室内でできる運動として、ヨガや筋トレも良いですし、踏み台昇降や動画でエクササイズして有酸素運動を行うなど、さまざまな方法がありますよ。
最後に
梅雨はゆううつな時期ではありますが、アジサイなどの季節の花が楽しめたり、いつもは混んでいるところが空いていたりと、探すと良い部分もあるものです。
梅雨が終わると暑さ本番の夏がやってきます。
「梅雨だる」を乗り切って、梅雨の時期も元気に過ごし、晴れやかな夏を迎えましょう!
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