全世界で記録された 最高気温は? | 人は食べた物で創られる

全世界で記録された 最高気温は?

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全世界で公式に記録された一番高い気温は、56.7℃(134.1°F) です。

これは、1913年7月10日 にアメリカ合衆国カリフォルニア州のデスバレーにあるファーニスクリークで観測されました。この記録は世界気象機関(WMO)によって公式に認定されています。

ただし、この記録は100年以上前の観測であり、当時の観測機器や方法の精度について疑問視する声もあります。

近年でもデスバレーでは54.4℃などの非常に高い気温が記録されており、引き続き世界で最も暑い場所の一つであることは間違いありません。

補足:

  • リビアのアル・アジジアで記録されたとされる58℃の記録は、後にWMOの調査により観測機器の不具合などから無効と判断されています。
  • 地表面温度としては、さらに高い温度が記録されています。例えば、イランのルート砂漠では衛星観測で80.8℃が記録されていますが、これは地表面の温度であり、人間が感じる「気温」とは異なります。

全世界で記録された 最高気温ベスト10

全世界で公式に記録された気温のベスト10は、観測精度や認定基準により変動する可能性があります。世界気象機関(WMO)が公式に認めているのは、現状ではデスバレーの記録がトップですが、他の観測地点でも非常に高い気温が記録されています。

以下に、信頼性の高い情報源に基づいて、特に有名な高温記録をいくつかご紹介します。上位に挙がるのは主に中東、アフリカ、北米の乾燥地帯です。

全世界で記録された公式な高温記録(上位)

  1. 56.7℃ (134.1°F)
  • 場所: アメリカ合衆国 カリフォルニア州 デスバレー、ファーニスクリーク
  • 観測日: 1913年7月10日
  • 特記事項: WMOによって公式に認定された世界最高気温記録です。ただし、100年以上前の観測であるため、当時の観測技術の精度について議論が残ります。しかし、近年でも54℃台の高温が頻繁に記録されるため、その暑さは確かなものです。
  1. 55.0℃ (131.0°F)
  • 場所: チュニジア ケビリ
  • 観測日: 1931年7月7日
  • 特記事項: アフリカ大陸で記録された高温の一つ。
  1. 54.0℃ (129.2°F)
  • 場所: クウェート ミトリーバ
  • 観測日: 2016年7月21日
  • 特記事項: アジア大陸で記録された最も高い気温の一つであり、近年における極めて高い信頼性の記録です。
  1. 53.9℃ (129.0°F)
  • 場所: イラン アフヴァーズ (アフワズ)
  • 観測日: 2017年6月29日
  • 特記事項: 近年、中東で頻発している猛暑を示す記録の一つ。
  1. 53.7℃ (128.7°F)
  • 場所: パキスタン トゥルバット
  • 観測日: 2017年5月28日
  • 特記事項: 南アジアにおける高温記録。

補足と注意点:

  • 非公式な記録や過去の誤記録: かつてリビアのアル・アジジアで58℃が記録されたとされていましたが、これはWMOの調査により観測エラーとされ、無効になりました。また、ヒートバースト(突発的な急激な昇温)による極めて短時間の高温記録など、公式には認められていない非公式な記録も存在します(例: ジブチの71.5℃など、一時的に報道されたもの)。
  • 地表面温度との違い: 衛星観測などによる「地表面温度」は、空気の温度である「気温」とは異なり、さらに高くなることがあります(例: イランのルート砂漠で80.8℃)。
  • 観測基準と技術の進化: 気温の記録は、観測地点の環境、使用する機器、観測方法などがWMOの基準を満たしているかどうかが重要になります。過去の記録は、現在の基準に照らし合わせると正確性に疑問符がつく場合もあります。

このリストは、WMOなどの信頼できる気象機関が公式に認定している、あるいはそれに準ずる信頼性の高い記録を中心に構成しています。

人間が耐えられる最高気温は?

人間が耐えられる「最高気温」は、単に気温の高さだけでなく、湿度風の有無放射熱、そしてその人の健康状態年齢活動レベルなど、非常に多くの要因によって大きく変化します。

1. 湿球温度の重要性

近年、人間が暑さに耐えられる限界を示す重要な指標として「湿球温度(Wet Bulb Globe Temperature: WBGT)」が注目されています。

  • 湿球温度とは: 乾球温度(一般的な気温)、湿球温度(蒸発冷却を考慮した温度)、黒球温度(放射熱を考慮した温度)の3つの要素から算出される指標で、人間の熱収支に与える影響を総合的に評価します。
  • 湿球温度35℃の限界説: 研究により、**湿球温度が約35℃に達すると、人間は汗の蒸発によって体を十分に冷やすことができなくなり、生命を維持することが非常に困難になるとされています。これは、たとえ空気が乾燥していても気温が54℃を超えるか、相対湿度が50%の場合に気温が43℃になる状況に相当すると言われています。最近の研究では、この限界がさらに低い湿球温度31℃**である可能性も示唆されています。

2. 人間の深部体温の限界

人間の体温調節機能の目標は、体の中心部の温度(深部体温)を約37℃に保つことです。

  • 深部体温42℃が危険なライン: 一般的に、人間の深部体温が**42℃を超えると、体内のタンパク質が変性(破壊)し始め、脳などの重要な臓器に不可逆的なダメージが生じ、死に至る危険性が非常に高まります。**医療現場では42℃が危険な限界とされています。
  • 例外的な記録: 例外として、治療を受けながら体温が46.5℃にまで上昇したものの生還したという稀な記録も存在しますが、これは極めて特殊なケースであり、通常の状態では考えられません。

3. 日常生活における危険な気温

WBGT値は、日常生活や運動時の熱中症リスクの指標として使われています。

  • WBGT 31℃以上: 「危険」
  • 高齢者においては、安静にしていても熱中症が発生する危険性が非常に高いです。
  • 外出はなるべく避け、涼しい室内にいるべきレベルです。
  • 運動は原則中止が推奨されます。
  • WBGT 28℃以上31℃未満: 「厳重警戒」
  • 外出時は炎天下を避け、室内でも室温の上昇に注意が必要です。
  • 激しい運動や持久走など、体温が上昇しやすい運動は避けるべきです。
  • こまめな水分・塩分補給と休憩が不可欠です。

人間が「耐えられる最高気温」は、湿度や活動状況によって大きく変動します

乾燥していれば比較的高い気温にも耐えられますが、湿度が高いと体から熱を逃がしにくくなるため、比較的低い気温でも危険になります。

一般的には、湿球温度が31℃〜35℃を超える環境に長時間さらされると、人間は生命維持が困難になると考えられています。

日常の生活においては、気温が35℃を超えたり、暑さ指数(WBGT)が28℃以上になる場合は、熱中症への厳重な警戒が必要です。

湿球温度ってなに?

湿球温度(Wet-bulb temperature)とは、空気中の湿度を考慮した体感的な暑さの指標の一つです。一般的な気温(乾球温度)とは異なり、水分の蒸発による冷却効果を含めて測定されるため、より正確に人間が感じる熱ストレスを反映します。

湿球温度の仕組みと特徴

  1. 測定方法:
  • 湿球温度計は、通常の温度計(乾球温度計)の先端の球部を、水で湿らせた布(ガーゼなど)で包んだものです。
  • この湿った布から水分が蒸発する際に、気化熱(蒸発によって周りから奪われる熱)によって温度が下がります。
  • この下がった後の温度が湿球温度です。
  1. 気温との違い:
  • ほとんどの場合、湿球温度は気温(乾球温度)よりも低くなります。これは、水が蒸発する際に熱を奪うためです。
  • 湿度が低いほど水分は蒸発しやすいため、湿球温度は気温よりも大きく下がります。
  • 逆に、湿度が100%(空気が水蒸気で飽和している状態)だと水分は蒸発できないため、湿球温度は気温と同じ値になります。
  1. なぜ重要か:
  • 人間は、汗をかくことでその汗が蒸発する際に体から熱を奪い、体温を下げています(気化熱による冷却)。
  • しかし、空気中の湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなります。汗が蒸発しなければ、体温を効果的に下げることができません。
  • 湿球温度は、この**「汗の蒸発による体の冷却効果」**をどれだけ期待できるかを示しているため、熱中症のリスクを評価する上で非常に重要な指標となります。

湿球温度と熱中症

湿球温度は、特に熱中症のリスクを評価する指標である**暑さ指数(WBGT: Wet Bulb Globe Temperature)**の算出において、最も重要な要素とされています。

  • 暑さ指数(WBGT)の計算式:
  • 屋外の場合: WBGT = 0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
  • 屋内の場合: WBGT = 0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度 (黒球温度は、日差しや地面からの輻射熱の影響を示す温度です。)
  • この式からもわかるように、湿球温度がWBGTの計算において約7割と大きな割合を占めています。これは、熱中症予防において湿度の影響がいかに大きいかを示しています。

さいごに

湿球温度は、単なる気温だけでなく、湿度の影響を考慮することで、人間が実際に感じる暑さ(熱ストレス)や、体温調節のしやすさをより正確に測ることができる指標です。

特に熱中症の予防においては、湿球温度、ひいては暑さ指数(WBGT)を意識することが非常に重要なんです。

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