かき氷のシロップの味は全て同じという噂について。
衝撃の事実!?かき氷のシロップは、実は全部同じ味だったって本当?
皆さん、こんにちは!
暑い夏に欠かせない、ひんやり冷たいかき氷。
いちご、メロン、レモン、ブルーハワイ…色とりどりのシロップをかけて、どれにしようか迷うのも楽しいひとときですよね。
でも、昔からまことしやかに囁かれている、ある都市伝説をご存知ですか?
それは、「かき氷のシロップは、実はどれも同じ味」というものです。
「そんなはずない!」と信じたい気持ち、すごくわかります。
でも、この話には、ちゃんとした理由があるんです。
今日は、その真相に迫ります!
1. 原材料を見てみよう!
スーパーなどで売られている、一般的なかき氷シロップの原材料表示を見てみてください。
多くの場合、そこには次のような成分が書かれています。
- 果糖ぶどう糖液糖(甘味のベース)
- 香料(香りの違い)
- 酸味料(酸味付け)
- 着色料(色の違い)
そう、実は、味のベースとなる「果糖ぶどう糖液糖」は、どのシロップにも共通して使われていることがほとんどなんです。
イチゴ味にはいちごの香料と赤い着色料、メロン味にはメロンの香料と緑の着色料、というように、「香り」と「色」だけを変えている製品が多いのです。
2. なぜ違う味に感じるの?脳の「錯覚」がカギ!
原材料が同じなのに、なぜ私たちは違う味だと感じてしまうのでしょうか?
それは、私たちの**脳が起こす「錯覚」**に理由があります。
- 視覚からの情報(色) 私たちは、「赤=いちご」「緑=メロン」「黄色=レモン」といったイメージを無意識に持っています。かき氷の鮮やかな色を見た瞬間に、「これはあの味だ!」と脳が判断してしまうのです。
- 嗅覚からの情報(香り) かき氷シロップを口に近づけた時に、香料による「香り」が鼻に抜けていきます。この香りが、「いちごの味」や「メロンの味」という情報を、味覚よりも先に脳に伝えるのです。
このように、私たちの味覚は、舌だけで判断しているわけではありません。
「色」や「香り」といった視覚・嗅覚からの情報と組み合わせて、最終的に「味」を判断しているため、同じ味のベースでも、違う味だと感じてしまうんですね。
3. じゃあ、全部が同じ味って本当?
結論から言うと、**「市販の多くのシロップは、香りと色以外はほぼ同じ味」**と言えます。
しかし、すべてのかき氷シロップがそうだとは限りません。
- 専門店の手作りシロップ 高級かき氷店やこだわりのあるお店では、生のフルーツを煮詰めてシロップを作ったり、果汁をたっぷり使ったオリジナルのシロップを提供しています。もちろん、これらは一つ一つ味が異なります。
- メーカーによる違い 近年では、果汁を加えて味に違いを出したり、異なる甘味料を使用したりと、各メーカーが工夫を凝らしている商品も増えています。
まとめ
「かき氷のシロップは全部同じ味」という噂は、市販のシロップの多くに当てはまる、驚きの真実でした。
今度かき氷を食べるときは、ぜひ「鼻をつまんで食べてみる」という実験をしてみてください。きっと、色の違いはわかっても、どの味か判断できなくなるはずです。
味覚と嗅覚、そして視覚の関係を改めて感じられる、面白い体験になりますよ!
皆さんは、かき氷のシロップで一番好きな味は何ですか?
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