焼肉店でよく見かける「特上」と「並(なみ)」という表示。
同じ部位であっても価格が違うのはなぜか、気になりませんか。
焼肉の同じ部位の特上と並の違い
実は、この「特上」「上」「並」というランク付けには、明確なルールや基準は存在しません。
つまり、お店ごとに独自の判断で決められているのが実情です。
しかし、一般的には以下のような基準で分けられていることが多いです。
1. サシ(霜降り)の入り具合
- 特上: その部位の中でも特にサシがきめ細かく、美しく入っている部分。脂の甘みと旨味が非常に濃厚で、とろけるような食感が楽しめます。
- 並: サシが少なく、赤身の割合が多い部分。肉本来のしっかりとした歯ごたえと、赤身の旨味を味わえます。
2. 肉の柔らかさやキメ
- 特上: 肉質が柔らかく、キメが細かい部分。
- 並: 歯ごたえがあり、肉らしい食感が楽しめる部分。
3. 部位の希少性
- 特上: その部位の中でも、ごく少量しか取れない希少な部分や、最も良いとされる部分。
- 並: 比較的多く取れる部分。
まとめ
同じ「カルビ」であっても、「特上カルビ」はより脂が多く、柔らかく、口の中でとろけるような贅沢な味わい。
「並カルビ」は、赤身の旨味と歯ごたえをしっかりと感じられる、より肉らしい味わいと言えます。
どちらが良い・悪いということではなく、好みの問題です。脂の旨味を存分に楽しみたいときは「特上」を、さっぱりと肉の味を噛み締めたいときは「並」を選ぶと、それぞれの魅力を堪能できます。
お店によってランク付けの基準は異なるため、気になる場合はお店の人に聞いてみるのも良いかも知れませんね。
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