ごぼう茶はTVや雑誌などでも良く取り上げられているので、名前だけは知っている方も多いかと思います。私もその一人です。そこでごぼう茶がどういった物なのかについて調べてみました。
ごぼう茶とは
ごぼう茶に含まれるサポニンの抗酸化作用・創傷治癒作用により、血管をきれいにして血液をサラサラにする効果がのぞめるといわれています。 これにより、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの血管にかかわる疾患の予防効果が期待できそうですが本当でしょうか。
乾燥ごぼうで作るお茶
ごぼう茶とは、普通のお茶とは違い茶葉ではなくごぼうを細かくし、乾燥して作るお茶の事です。元々は中国で薬草として飲まれていた物ですが、健康効果やダイエット効果が期待できることから日本でも注目を集めています。
ノンカフェインで誰でも飲める
緑茶や烏龍茶にはカフェインが含まれていますが、ごぼう茶にはカフェインが含まれていないので妊婦さんでも安心して飲む事ができます。妊婦さんは便秘になりやすいので、便秘予防にも良いいかもしれません。妊婦さん以外にも、カフェインを摂ると眠れなくなる人やカフェイン過敏症の方にもおすすめの飲み物です。
ごぼう茶の栄養成分と効能
抗酸化作用によるアンチエイジング効果
ごぼうには「サポニン」が多く含まれています。サポニンとはマメ科の植物に多く含まれるポリフェノールの一種で抗酸化作用を持つ成分です。
抗酸化作用があると傷ついた細胞を修復してくれる働きがあるため、老化が進んだ血管や皮膚など体のアンチエイジングに期待ができます。サポニンは生よりも加熱したごぼうに含まれるものの方が効果が高いとされています。そういう観点から考えると加熱したごぼうを飲むごぼう茶は美容を気にする方にぴったりだと言えます。
がん予防
ごぼう茶には、がん予防も期待できると言えます。それは大腸がんの原因の一つが「二次胆汁酸」ですが、ごぼう茶にはこの二次胆汁酸の分泌を抑える効果があるとされているからです。また、重複しますが抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であるサポニンは体内の細胞を修復する働きも持っているので、こちらにもガン予防に期待できます。
冷え性予防
ポリフェノールの一種であるサポニンは体内の血流を良くしてくれる働きがあります。体の血流が良くなると手先など末端の冷えが解消されやすくなりますし、血行が悪くて起こる肩こりの改善にも期待できます。体が冷えて血流が悪くなりがちな冬には特に摂りたい成分です。
美肌効果
美肌もサポニンの摂取により期待できる効果の一つです。サポニンは過酸化脂質の生成を抑制する働きがあるので、美肌が気になる方にはおすすめ。
血管トラブルの予防
サポニンには前述の通り抗酸化作用があるため傷ついた血管の修復が期待でき、血管の老化によるトラブルが予防が期待できるみたいです。
ごぼう茶のダイエット効果
多くの健康効果が期待できるごぼう茶は、ダイエットにも効果的と考えられます。
整腸効果・便秘解消
ごぼう茶に含まれるイヌリンという成分は水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を改善しおなかの調子を整えてくれるため、整腸効果・便秘解消が期待できます。
血糖値の上昇を抑える
ごぼう茶に含まれる水溶性食物繊維のイヌリンには、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。食べ物に含まれる糖質の吸収をイヌリンが抑制するためです。
肥満の予防
腸で吸収された糖質が脂肪酸と合体するのを抑制します。サポニンには体内での脂肪の蓄積の予防が期待できます。
ごぼう茶の作り方・淹れ方
ごぼう茶は市販のものもありますが、自分でも作る事も可能です。ごぼう茶の作り方や淹れ方について調べました。
ごぼう茶の出し殻の作り方
ごぼう茶を作る方法は、以下の通りです。
1.ごぼうに土がついていれば、しっかり落とす
2.皮が付いたままのごぼうをささがきにする
3.2をザルの上などに並べ、乾燥させる
4.3をフライパンに乗せたら、弱火で乾煎りする
5.粗熱を取る
6.密封容器に入れて保存する
ごぼうに土がついていると気になるかもしれませんが、洗ってしまうと水溶性のサポニンが流れてしまうので皮は付いたまま使いましょう。ザルの上で乾燥させる時は、夏なら数時間、冬なら数日くらいかかります。乾燥しやすい様、並べる時にごぼう同士が重ならないように注意しましょう。
ごぼう茶の出し殻の活用法
ごぼう茶を作った後は、出し殻を捨てずに有効活用出来ます。ごぼうの出し殻は、様々なレシピで活用してみてはいかがでしょうか。
毎日味噌汁を飲む人なら具材にしても美味しく頂けますし、ちりめんじゃこなどと混ぜてしっとりふりかけを作るといった活用法もあります。
ごぼう茶の副作用・デメリットは?
健康への効能やダイエット効果が期待できるごぼう茶ですが、副作用やデメリットは無いのでしょうか?
飲みすぎると下痢・腹痛など悪影響
ごぼう茶にはごぼうの食物繊維が溶け出しておりメリットも沢山あるのですが、一方で食物繊維を摂り過ぎておなかがごろごろすることもあります。ですのでどんなお茶でもそうですが一度に大量に飲むのではなく、初めて飲むときは少量で様子を見るようにしてください。
ごぼう茶を飲んでみよう
ごぼう茶は水溶性食物繊維であるイヌリンやサポニンといった健康成分が豊富で、ノンカフェインなので妊婦さんでも安心です。ごぼう茶は自分でも作る事ができますし、市販品も多くの種類が販売されているので自分に合ったスタイルでごぼう茶をのんで健康効果を実感してみてはいかがでしょうか?
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