ペンタックスは、2.5型液晶モニターとペンタプリズムファインダーを備えたデジタル一眼レフカメラ「*ist DS2」を9月15日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ボディのみが9万円前後、「smc PENTAX DA 18-55mm F3.5-5.6 AL」付属のレンズキットが11万円前後。
2004年11月発売の「*ist DS」をベースに、液晶モニターを2型から約21万画素の2.5型液晶モニターに変更。7月発売のエントリーモデル「*ist DL」と同等になった。さらに、*ist DLと操作系を統一している。たとえば、ピクチャーモード「動体撮影」時しか選べなかったコンティニュアスAFが、P、Tv、Av、M、Bモード時にメニューで設定可能になった。ボディカラーはブラックのみ。 また、*ist DLで加わった「オート感度設定」も搭載。被写体の明るさやレンズの焦点距離情報に応じ、カメラ側で自動的に感度を設定する。感度の上限はISO400~3200まで設定可能。
そのほかの主な仕様は*ist DSを継承している。APS-Cサイズ相当の有効610万画素CCDを採用し、レンズマウントはペンタックスKAF。KAF2(パワーズーム不可)、KAF、KA(AFアダプターでAFが可能)の各レンズを装着できる。画角はレンズ表記の焦点距離で1.5倍相当。記録メディアはSDメモリーカード。 ファインダーには*ist DSと同じく、ガラスペンタプリズムを使用。ルーフミラーで倍率0.85倍の*ist DLより高倍率の倍率0.95倍実現している。また、フォーカシングスクリーンは固定式の*ist DLに対し、*ist DS2では交換式となっている。 測距素子は中央部9点がクロスセンサーの11点AFセンサー「SAFOX VIII」。*ist DLで省略されたスーパーインポーズ機能も備えている。
記録解像度は3,008×2,000/2,400×1,600/1,536×1,024ピクセル。最高約2.8コマ/秒で最大8コマまでの連続撮影が可能。最高シャッター速度は1/4,000秒で、2秒セルフタイマー時にはミラーアップも行なえる。 電池はリチウム電池「CR-V3」2本、または単3電池4本を使用。CR-V3使用時の撮影可能枚数(CIPA規格準拠)は*ist DSと同等で、ストロボ発光なしで850枚、ストロボ発光50%で750枚。 35mm判換算で焦点距離28mmレンズの画角をカバーする内蔵ストロボを搭載。USB 2.0インターフェイスも備える。RAW現像ソフト「PHOTO Laboratory 2.1」、ブラウザソフト「PHOTO Browser 2.1」が付属。本体サイズは125×67×92.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は505g(本体のみ)。
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