ビタミンB2は「発育のビタミン」と言われ、成長を促進し、皮膚や髪、爪などの細胞の再生にかかわります。
また、脂質をエネルギーにかえるにはビタミンB2の働きが必要です。
特にダイエット中には意識したいですね!
発育のビタミン【ビタミンB2】
ビタミンB2の働き1・脂質の代謝を助ける
ビタミンB2は、脂質がエネルギーとして燃やす時に大切な役割をします。
特にダイエット中はしっかり摂りたい栄養素です。
ビタミンB2の働き2・肌荒れや髪のトラブルの改善
皮膚・髪・爪などの細胞の再生に働き、肌荒れなどのトラブルを解消してくれます。
また、ビタミンB2には粘膜を保護する働きがあるため、口角炎や口内炎などの予防にも効果的が期待できます。
ビタミンB2の働き3・疲れ目、涙目の改善
細胞の再生・粘膜の保護作用により、目の充血や疲れ目、涙目などを改善してくれると言われています。
ビタミンB2の働き4・生活習慣病の予防
動脈硬化などの血行障害を起こす過酸化脂質を分解する働きがあります。
ビタミンB2の働き5・成長ホルモンの合成
成長期の子供には特に必要で、不足すると成長障害が起こることもあります。
ビタミンB2の推奨摂取量
ビタミンB2の推奨量は、以下の通りです。
男性:18~49歳 1.6mg/日、50~74歳 1.5mg/日
女性:18~74歳 1.2mg/日
ビタミンB2が不足が続いた場合
ビタミンB2は、皮膚や髪、爪などの細胞の再生に関わる栄養素なので、不足すると皮膚や粘膜に炎症を起こしやすくなります。
症状としては、 口内炎や舌炎、また肌荒れ、髪のトラブルです。
目が充血するというような症状も、ビタミンB2が不足しているサインです。
さらに子供の場合、不足すると成長障害が起こりますので、小さいお子さんのいる方は特に注意が必要です
ビタミンB2が多く含まれる食材
ビタミンB2は、魚や乳製品に多く含まれます。
豚レバー | 3.6mg |
牛レバー | 3.0mg |
鶏レバー | 1.8mg |
うなぎの蒲焼 | 0.74mg |
カレイ | 0.35mg |
マサバ | 0.28mg |
銀鮭 | 0.14mg |
牛乳(コップ1杯 200g) | 0.30mg |
納豆(50g 1パック) | 0.29mg |
鶏卵(1個) | 0.24mg |
アーモンド(10粒) | 0.17mg |
焼きのり(19cm×21cm 1枚) | 0.07mg |
※特に記載のないものは、食品100gあたりの含有量を表示しています。
その他にも、
- ししゃも
- 丸干しいわし
- プロセスチーズ
- あおのり
- わかめ
などに多く含まれています。
摂取のポイント
ビタミンB2は、レバー・卵・魚に多く含まれますが、特に魚の皮の部分に豊富です。
魚の皮も一緒に食べられる、うなぎの蒲焼やさばの塩焼きなどがおすすめです。
また、熱に弱いという特徴があるため、牛乳や納豆、卵など加熱しないで食べられるものは効率よくビタミンB2を補給できますよ。
最後に
ビタミンB2は初めに紹介したように「発育のビタミン」と言われ、成長を促進し、皮膚や髪、爪などの細胞の再生にかかわり脂質をエネルギーにかえるのに必要です。
毎日の食事で上手く摂取して不足しないように、特にダイエット中には意識したいですね。
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