寒い冬の時期。
皆さんは、どのように一日を過ごされてますか?
会社、学校がある方は温かい布団の誘惑に負けなように毎日頑張っていると思います。
しかし冬は日照時間が短く、屋内で過ごすことが多いため、夏に比べると日にあたる時間が短くなってませんか?
すると私たちの体は、骨代謝などに関係するビタミンDが不足しやすくなり、さまざまな症状を招く可能性もあるんです。
丈夫な体を作るために、冬こそ日光浴が必要な理由をお伝えします。
冬に日光浴が必要な理由って何
ビタミンDは、カルシウムの吸収など、骨の代謝に欠かせない栄養素。
食事からもとれますが、日光を浴びることにより体内で合成することができます。
ですが日照時間が短く日光を浴びる時間が少ない冬は、ビタミンDの体内合成量が少なくなり、不足しやすくなります。
効率的なビタミンDの摂取方法
ビタミンDの1日の最低必要量は5.5μgと言われています。
日本人のビタミンDの平均摂取量は、最低必要量を上回っています。
しかし近年では、紫外線を避けるために過剰にUV対策をする若い女性や、外での遊びが減った子供、寝たきりの高齢者を中心にビタミンDの不足が指摘されています。
夏は日照時間が長く、外に出る機会が多いため、自然と紫外線を浴びることができます。
しかし冬は、夏に比べて紫外線の量が少ないうえに、寒さから外出を控えて屋内で過ごす時間が多くなってしまいがちになってませんか。
いやいや、家は日当たりもよく部屋で過ごしても十分に太陽に当たってるよと言われる方もいますが、残念ながら窓ガラスは紫外線をカットしてしまうので、ガラス越しの日向ぼっこではなく、外に出て日光を浴びるようにしないと効果がないと言われています。
冬は寒いからと家のなかにこもっているばかりではなく、寒さ対策をしっかりとして、1日15分を目標に外で太陽の光を浴びてみませんか。
少しの工夫で1日15分の日光浴を
無理なく生活の中に外出をとり入れるように工夫してみましょう。
- 出勤時など、一駅分歩く
- 休日の明るい時間にウォーキングをする
- 子供と一緒に外で遊ぶなど
ビタミンDの凄い効能
ビタミンDの働きには、カルシウムの吸収を高める、骨の新陳代謝を活発にするなどがあり、骨や歯の形成に必要不可欠です。
そのため、骨粗鬆症対策としても、普段からしっかりとり入れることが大切です。
さらに最近では、糖尿病や抗がん作用、免疫力アップ、筋力低下防止など、さまざまな働きがあることが明らかになってきました。
なかでも驚くべきは、ビタミンDと脳との関係です。
ビタミンDは脳の中で神経細胞の保護や増殖・分化の調節を行っています。このためビタミンDは、うつ病や統合失調症、自閉症などの精神疾患とも深く関わっており、治療への活用が期待されています。
ビタミンDが多く含まれている食品
ビタミンDは鮭やマスなどの魚介類に多く存在しています。
きくらげや干し椎茸にも含まれていますが、穀類や野菜には含まれていません。
肉類にも多くは含まれていないため、ビタミンDの摂取を目的とするなら、鮭の塩焼きやウナギのかば焼き、サバの味噌煮などがおすすめです。
最後に
ビタミンDは骨の形成のほか、健康を維持するための重要な働きをしています。
健康的な体を作るためにも、ビタミンDの多く含まれている食品を積極的に食卓にとり入れ、意識をして日光を浴び、ビタミンDが不足することのないように心がけてはいかがでしょうか。
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