むくみの原因【ナトリウム】夏場でも摂りすぎには注意してください

体に必要な栄養素

ナトリウムは、食塩に含まれる成分のことです。

市販食品の成分表示に、「ナトリウム」または「塩分」という記載をみたことがあると思いますが、「ナトリウム量」=「塩分量」ではありません。

他の栄養素と違い、不足より過剰が心配される栄養素です。

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夏場に大切な栄養分 ナトリウムの働き

ナトリウムには主に以下のような働きがあります。

夏場に大切な栄養分 ナトリウムの働き1・細胞内外の浸透圧を一定に保つ

細胞外の水分にはナトリウムが、細胞内の水分にはカリウムが含まれ、それぞれがポンプのように働き、常に適正な濃度を保つよう水分バランスを調整しています。

夏場に大切な栄養分 ナトリウムの働き2・筋肉・神経の働きを正常に保つ

筋肉の収縮・弛緩や神経伝達を正常に保つために働いています。

食塩の目標量

食塩の目標量(2020年版)は、 男性は7.5g未満/日、女性は 6.5g未満/日です。ナトリウム量から食塩量を算出するには下記の計算式を用いられます。

※ナトリウム量(mg)×2.54(ナトリウム換算係数)÷1000=食塩相当量(g)

過剰摂取が続いた場合

塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こす要因になります。

また、高血圧になると、循環器疾患や生活習慣病を発症する恐れがあります。

塩分の摂りすぎには注意してください。

ナトリウムが多く含まれる食材

ナトリウム多い食材には以下のようなものがあります。

梅干し720mg (食塩相当量1.8g)
イカの塩辛270mg (食塩相当量0.7g)
トウバンジャン700mg (食塩相当量1.8g)
醤油570mg (食塩相当量1.4g)
ザーサイ540mg (食塩相当量1.4g)
味噌510mg (食塩相当量1.3g)
オイスターソース450mg (食塩相当量1.1g)

※食品10gあたりの含有量を表示しています。

減塩のポイント

日本人の塩分摂取量は平均で約11gです。

食品に含まれる塩分はもちろんのこと、調理方法を少し意識するだけで、減塩することができます。

食塩(ナトリウム)は高血圧の人は夏でも制限することが望まれます

夏は発汗により塩分(ここではナトリウムのことを「塩分」と記載します)やカリウムなどのミネラルがいくらか失われますが,日本人の食塩摂取量は平均1日10グラム程度と多く,必要量をはるかに超えています。

高血圧の人は,原則として夏でも適切な減塩が必要で,1日6グラム未満が望まれます。

お財布に余裕がある時や健康に気をつかうのであれば『天然塩』がお勧めです。

最後に

夏場に熱中症対策で必要な塩分。

しかし食塩の過剰摂取は、高血圧などの要因になります。

そのため、市販食品などには、ナトリウム量もしくは食塩量が必ず表示されています。

毎日健康に過ごすためにも、この表示を参考に1日の塩分摂取量を意識するといいですね。

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