トマトジュースは「健康によい」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
まさしくその通り、トマトジュースには健康に関するさまざまな効果が期待されています。
今回はトマトジュースの栄養や期待できる効果、さらにはトマトジュースが苦手な方でも食べられる簡単なレシピもご紹介します。
トマトジュースの栄養と期待できる効果
トマトジュースからどんな栄養が摂れ、どのような効果が期待できるのでしょうか。
トマトジュースの栄養成分値
まずは気になるトマトジュースの栄養成分値です。
メーカーにより違いはありますが、平均的な栄養成分値を表しています。
1パック(約200g)あたりで計算したものは、以下の通りです。
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | カリウム | ビタミンA | 葉酸 | ビタミンC | 食物繊維 | |
トマトジュース(食塩無添加) | 30kcal | 1.4g | 0.2g | 8.0g | 520㎎ | 52μg | 34μg | 12㎎ | 1.4g |
トマトジュースは1パックでも34kcalほど。ダイエット中の方にも取り入れやすいカロリーです。
カロリーを抑えながら、カリウム、ビタミンAやビタミンC、葉酸、食物繊維などのさまざまな栄養を補うことができます。
次はトマトジュースに期待できる効能です。
カリウムを補給でむくみ解消
トマトジュース1パックでカリウムを520㎎補給できます。
カリウムは日本人に不足しがちな栄養素で、1日の目標量まであと318~546㎎足りていません。
トマトジュースを飲むことで、不足分のカリウムをほぼ補うことができると言われています。
カリウムはむくみ解消に役立ってくれます。
食塩を摂り過ぎると、体は水分をため込んでしまいむくみの原因となりますが、カリウムは摂り過ぎたナトリウムを排出してくれる働きがあるため、むくみ解消を助けてくれるんです。
ただし、食塩無添加のトマトジュースに限ります。
確かに食塩添加がされいるトマトジュースは味が好みで飲みやすいと言われる方も多いですが、お勧めは食塩無添加です。
食塩無添加の製品も慣れれば問題なく飲めるようになりますし、逆に飲みなられてしまうと食塩添加がされている製品の味が濃く感じ飲みづらくなったと言うかも多いですよ。
血圧が気になる方にもおすすめ
トマトジュースにはGABAが含まれており、GABAには血圧が高めの方の血圧低下作用が期待されています。
特定保健用食品や機能性表示食品の関与成分にもなっています。
またカリウムには、むくみの改善を助けるだけでなく、血圧を下げる効果があることがわかっています。
GABA、カリウムの両方の作用から、血圧が気になる方におすすめできます。
トマトと言えばリコピン リコピンの抗酸化作用で細胞を守る
リコピンはカロテノイドのひとつで、強い抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは、動脈硬化やがん、老化、免疫機能の低下の原因となる活性酸素を取りのぞいてくれる働きのことで、私たちの健康維持には欠かせないものです。
トマトジュースに含まれるビタミンCも抗酸化作用を持っているため、リコピンとビタミンCの両方から抗酸化作用を得られます。
他の野菜ジュースより糖質が少ない
製品により違いはありますが、トマトジュースに含まれる糖質は100gあたり3.3g。
ほかのジュースと比べると、にんじんジュースは6.5g、野菜ジュースは3.8gとなっており、トマトジュースの方が糖質は控えめです。
糖質が気になる方でも、ビタミンやミネラルなどの手軽な補給源として役立つ飲み物です。
使い勝手抜群!料理に活用できるトマトジュース
トマトは好きでよく食べるけどトマトジュースは「ちょっと苦手」という方も多いかも知れません。
そんなときは料理に活用することで、おいしく手軽にトマトジュースの栄養を摂ることができます。
ここでは簡単に作れるレシピをひとつご紹介します。
レンジでできる簡単ミネストローネ
トマトジュースを使い、電子レンジで簡単にできるミネストローネです。
時間がない朝や、小腹が空いたときの夜食にぴったりです。
<材料(小さなマグカップ1杯分)>
トマトジュース(食塩無添加)…100ml
ベーコン…1/4枚
ミックスベジタブル(冷凍)…大さじ1杯分
ケチャップ…小さじ1
コンソメスープの素(顆粒)…小さじ1/2
こしょう…少々
<作り方>
①ベーコンはキッチンばさみで1㎝幅になるようにカットする。材料を全て耐熱のマグカップに入れる。
②ラップをかけずに電子レンジ(600W)で1分ほど加熱する。
<栄養成分値>
エネルギー52kcal タンパク質 1.8g 脂質2.0g 炭水化物7.5g 食塩相当量0.8g
食べたいと思ったときにすぐ作れるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
最後に
トマトジュースの魅力とレシピを簡単ですが紹介してみました。
手軽な栄養補給の方法のひとつとして、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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