沖縄に台風が「上陸」したとは言わないのは、気象庁が定める台風の「上陸」の定義によるものです。
沖縄に台風が上陸したことはない
気象庁の定義では、台風の「上陸」とは台風の中心が北海道、本州、四国、九州のいずれかの海岸線に達することを指します。
そのため、沖縄県に台風が直撃したり、縦断したりしても、公式には「上陸」とは言わず、「通過」という言葉が使われます。
小さい島や半島を横切って短時間で再び海に出る場合も「通過」と表現されます。
したがって、沖縄県に台風が「上陸」したという記録は、これまでに一度もありません。
これは、沖縄に台風が来ないということではなく、気象庁の用語の定義に基づいた表現の違いによるものです。
もちろん、台風が沖縄を通過する際も、暴風や大雨などによって甚大な被害をもたらす可能性があるため、防災対策は非常に重要です。
過去に台風が1番多く上陸した県はどこ?

過去に台風が一番多く上陸した県は、鹿児島県です。
気象庁の統計(1951年~2024年第26号まで)によると、鹿児島県への台風上陸数は44回と、他の都道府県を大きく引き離して1位となっています。
次いで、高知県(26回)、和歌山県(25回)と続きます。
九州の最南端に位置する鹿児島県は、西から来る台風だけでなく、南から来る台風も上陸しやすいため、上陸数が多くなる傾向にあるそうです。
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