今回は災害に備えてぜひ準備をしておいて欲しい薬を、テーマにお話をしていきたいと思います。
日本は大災害がいつ起こるかわからない
1995年1月17日阪神淡路大震災、2011.3.11東日本大震災日本は、これまでに数多くの大きな災害を経験してきました。
そして海外においても2022年1月15日に南太平洋のトンガ諸島で、海底火山の大規模噴火が起き大きな被害が報告されています。
このような自然による大災害は、いつ自分の住んでいる所に行ってくるか分かりません。
そこで大事となるのは過去の経験を踏まえた上で、大震災に備えて十分に準備を整えておくことだと思います。
大規模災害が起こってしまうと通常の医療は、崩壊してしまい病院や薬局での薬の備蓄がなくなってしまいます。
なのでこのような大規模災害に備えて防災グッズを準備しておくということは、とても大事なことでその準備の中に薬を忘れずに入れておくことは絶対に必要な事なんです。
意外と忘れている災害時に必要な薬
そこで今回のブログでは大規模災害に備えての薬の準備の仕方について紹介していきたいと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬1・定期薬
大災害に備えて準備しておくべき薬その1は、こちら普段の定期薬です。
慢性疾患があって定期的に薬を服用している方は、いつも飲んでいる薬を一週間ほど予備として取っておいてすぐに持ち出せるようにしておいてください。
災害が起こった後は救急医療が最優先されますので、慢性疾患の診療はしばらく滞ってしまいます。
また薬局や病院でも薬の備蓄がなくなってしまい、しばらく薬が手に入らない状況になることも考えられるからです。
普段の薬を持って行くのは当たり前と思うかもしれませんが大事なのは、すぐに持ち出せるところに置いておくということです。
なのですぐに持ち出せるように災害グッズをまとめた災害バッグなどに、一週間ぶんの常備薬として入れておいてもらうとことをお勧めします。
また薬の服用状況の確認はとても大事になるので、おくすり手帳に関してもコピーを取ってすぐに持ち出せる防災リュックなどに入れておいてもらうと良いと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬2・解熱鎮痛薬
大災害に備えて準備しておくべき薬その2は、こちら解熱鎮痛薬です。
解熱鎮痛薬が発熱した場合や痛みがある場合に使用する薬で、災害時においても使用頻度は高いかと思います。
よく使われているのはロキソニンという薬です。
実際に医療機関でも多く処方されていますので、災害時に備えて常備しておいてもらうと良いと思います。
また妊娠中の方喘息の方そしてロキソニンにアレルギーがある方に関しては、アセトアミノフェンを主成分とした薬を選んでおいてもらうと良いと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬3・総合感冒薬
大災害に備えて準備しておくべき薬その3は、こちら総合感冒薬です。
風邪には様々な症状があります。
日常生活においては症状にあった風邪薬の選択も必要ですが、災害の時にはどのような症状が出るかわからないので、幅広い症状に効く総合感冒薬を備えておくことをお勧めします。
総合感冒薬としては、たくさんの種類が市販で売っているので自分に合った総合感冒薬を災害時のために備えておいてもらうと良いと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬4・胃腸薬
大災害に備えて準備しておくべき薬その4は、こちら胃腸薬です。
災害が起こってストレスが続いたり慣れない避難所での食事で、お腹の調子を崩してしまうことも多いです。
そのような時のために胃腸薬を常備しておいてもらうと安心です。
大災害に備えて準備しておくべき薬4・アルコール除菌用品
大災害に備えて準備しておくべき薬その5は、こちらアルコール除菌です。
災害時においても、手の衛生をしっかりとしておくことはとても大事です。
その際に手のアルコール消毒液だけではなく、お皿や机など身の回りのものを助けるアルコール除菌シートに関しても忘れずに用意しておいてもらうと良いと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬6・口腔ケア商品
大災害に備えて準備しておくべき薬その6は、こちら口腔ケア商品です。
避難所生活になってしまうと口腔ケアが後回しになってしまいがちですが、口腔ケアはどんな時でもとても大切です。
断水してしまっている状況も想定した上で、水がなくても使える液体用の口腔ケア商品を用意しておいてもらうと良いと思います。
大災害に備えて準備しておくべき薬7・ガーゼ、絆創膏
大災害に備えて準備しておくべき薬その7は、こちらガーゼや絆創膏です。
災害の時には小さな怪我をしがちになると思うので、ガーゼや絆創膏についても忘れずに用意をしておいてください。
また手荒れ対策の保湿剤として、そしてちょっとした傷に対しても使用できるワセリン軟膏は万能に使える軟膏なので、併せて用意をしておいてもらうと便利です。
大災害に備えて準備しておくべき薬8・抗アレルギー薬
大災害に備えて準備しておくべき薬その8は、こちらこうアレルギー薬です。
慣れない環境で蕁麻疹やかゆみが出てしまう場合もありますし、災害が花粉症の時期に起こることもありますなので万が一アレルギー症状が出た時のために、抗アレルギー薬と呼ばれるものを用意しておいてもらうと良いと思います。
市販の抗アレルギー薬としては、アレグラ、クラリチンそしてアレジオンなどの抗ヒスタミン薬を用意しておいてもらうと良いと思います。
最後に
今回は大災害に備えて準備しておくべき薬として、
- 普段の定期薬
- 解熱鎮痛薬
- 総合感冒薬
- 胃腸薬
- アルコール除菌
- 口腔ケア商品
- ガーゼや絆創膏
- 抗アレルギー薬
を紹介しました。
災害に備えてこれらの薬をそろえておくことは大事ですが、実際にすぐに持ち出せる形で準備しておくとが大事です。
なので是非定期的にこれらの薬を見直して災害に備えた準備をお勧めします。
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