睡眠に関する面白い知識

雑学

睡眠とは、私たちの日常生活において極めて重要な役割を果たしています。

忙しい毎日、ついつい趣味にハマり深夜遅くまで、テストの為に勉強など疎かになりがちですが

そのメカニズムや不思議な側面について考えたことはありますか?

今日は、睡眠に関する興味深い事実や面白い知識を少しだけ紹介します。

あなたがこれを読む間に、睡眠の奥深さについて新しい発見が待っているかもしれませんよ。

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睡眠に関する面白い知識

睡眠に関する面白い知識1・不眠の世界最長記録はギネス記録に認定されている

不眠状態を続けた世界記録として認められているのは、1964 年にアメリカの男子高校生による264 時間12 分(11 日と12 分)

その時の実験対象である男子高校生がかなり危険な状態となったため不眠実験はおろか不眠のギネス記録挑戦も禁止にとなり今後一切破られることのない記録となったそうです。

睡眠に関する面白い知識2・金縛りは寝る時間が不規則だとなりやすい

金縛りは、規則正しく訪れるはずのレム睡眠が崩れて出ることで起こると考えられています。

不規則な生活や睡眠、精神的ストレスや過労、細切れにとる睡眠などで心身が疲弊し眠りがしっかりと取れていない時に起きやすく、専門的には「乖離したREM睡眠」と言われています。

睡眠のリズムが不規則になると、眠ってすぐにレム睡眠が現れるため、金縛りが起きやすくなるのです。

また金縛りを起こしやすい原因として、

  • 不摂生な生活をしている
  • 仰向けで寝ている
  • ストレスを溜めている
  • 昼夜逆転の生活をしている
  • お酒(アルコール)の飲みすぎ

睡眠に関する面白い知識3・寝る前に38~41°のお風呂に入るとよく寝れる

38〜41℃くらいの温度で眠りにつきたい時間の1~2時間程度前に、10〜15分かけて入浴しましょう。

このような入浴は、副交感神経を優位にしてリラックス効果を高め、よりスムーズに入眠しやすくなります。

湯の温度が熱すぎると交感神経が優位になって、逆に睡眠を妨げてしまう可能性があるので注意が必要です。

一般的には全身浴が理想とされていますが、半身浴でもいいそうです。

睡眠に関する面白い知識4・寝ている時に体がビクッとなる現象には名がついている

眠り始めた時や完全に眠り込んだ時に体がビクッと痙攣する現象を「ジャーキング」または「入眠時ぴくつき」と呼びます。

ジャーキングは不随意運動(自分の意思とは関係なく体が勝手に動いてしまう現象)のひとつで、人によって脚や腕、頭など様々な部位で起こり、痙攣が1回だけ起こる場合もあれば連続して起こる場合もあります。

ただし、寝付くときにビクッとなるのは「入眠時ミオクローヌス」という現象で、 睡眠の切り替えミスの生理現象で、たまになら心配するものでないと言われています。

ただし、寝入ったとき以外にも何度もビクビクしていたら医療機関へ。

睡眠に関する面白い知識5・満月の時は寝付きが悪くなる

満月の夜は眠りにつくのが遅くなり、睡眠時間が短くなる傾向があるという研究結果があるそうです。

また、満月の日は月明かりが明るくメラトニンの生成を阻害し、睡眠リズムを乱す可能性があるため、不眠症の原因となる可能性があるとも考えられています。

ただ、この考えでは曇りや雨の日なら関係なくなってしまいます。

しかし満月の日は、引力の変化によって人間の体にも影響を与えることがあります。

人間の体は約6割が水分であるため、元々むくみを感じる人は特に影響を受けやすいといえます。

満月の日はエネルギーが高ぶりやすくなります。

そのため、高まったエネルギーが空回りをして寝つきが悪くなる可能性が考えられます。

また、満月前症候群という病名まである、満月で起こる頭痛は、いわゆる繊細さんや、エネルギーに敏感な方がなります。

満月の数日前や、満月の日に起こる頭痛は、普通の頭痛より、症状が重いことがあります。

満月の影響を受けやすい人の特徴には、

  • 女性
  • 妊娠している人
  • 最近ネガティブな出来事があった人
  • 眠りが浅く中途覚醒しやすい人
  • よく体がむくむ人
  • 感受性豊かな人
  • 精神的に不安定な人
  • ストレスを感じると食欲が増す人

が上げられます。

睡眠に関する面白い知識6・起床時間は寝る時間が遅くても揃えた方がいい

「そろそろ眠る時間だな」といつも通りの時間に就寝してもなかなか寝つけないことがありますし、やらなければならない事が終わらずについつい遅くまで。

私たち人間の脳は、起きる時間が遅れると、眠れる時間も遅れる仕組みになっているだとか。

ですから、目指すべきリズムは、就寝時間ではなく起床時間をそろえることが大切なんです。

もし、睡眠時間がずれてしまった時の直し方は?

  1. 昼に長く寝ないで起きているようにする(休日も)
  2. 昼間に予定を入れて積極的に活動する
  3. 朝日を浴びて体内時計を戻す
  4. 夜は光を抑えて過ごす
  5. 週末の長寝は避ける

まとめ:リズム障害や昼夜逆転は早めに治しておこう!

睡眠に関する面白い知識7・換気した部屋で寝ると睡眠の質が上がる

寝る前に換気すると睡眠の質が向上する可能性があると言われています。

空気を入れ替え、二酸化炭素の量を減らすことで、睡眠の質が改善され、論理的思考テストの成績も向上したとの報告もある程です。

また、換気率を増やすと、中途覚醒の回数が減り、深い睡眠が増加し、浅い睡眠が減少する可能性もあがります。

寝室の空気環境は健康に重要です。

それは、人は呼吸によって酸素を取り入れ二酸化炭素を吐き出し、徐々に酸素濃度は減り、二酸化炭素の濃度は上昇します。

健康的な二酸化炭素濃度は800~1000ppmとされていますが、閉め切った寝室の二酸化炭素濃度は朝方には4000ppmを超えるということが実験により明らかになっています。

換気をすることによって、部屋の温度を下げすぎてしまうと、かえって睡眠の質を下げてしまうことにも繋がります。

また、風邪などの体調不良のリスクも考えられるため、換気だけでなく冷暖房で適温に戻し朝までそのままの状態で就寝しましょう。

電気代などはかかりますが、それ以上の健康上の効果が期待されます。

睡眠に関する面白い知識8・昼寝は20分程度座ったままの状態で寝た方がいい

昼寝は「パワーナップ」とも呼ばれ、日中に20分程度、横にならずに眠ることで、脳や体を休めて頭をスッキリさせ、作業能率を上げる仮眠法です。

パワーナップでは、机に突っ伏した状態や椅子の背もたれに寄りかかって寝るのがベストです。

横にならないことで、首にある交感神経節がほどよく刺激され、覚醒状態をつかさどるので、深い眠りに落ちるのを防いでくれます。

昼寝の時間は「15~20分の間でとること」によりその効果を上げることができます。

30分以上の昼寝をしてしまうと、脳は熟睡するモードに切り替わってしまい、起床後も慢性的な眠気が続いてしまう結果となります。

昼寝の際は、首の姿勢にも注意が必要です。

デスクで寝る時は必ず道具(例えば本やタオル)を使って「デスク用枕」を作ることをお勧めします。

昼寝時に横になってしまうと、しっかりと寝入ってしまい、目覚めが悪くなる恐れがあるので気をつけてくださいね。

睡眠に関する面白い知識9・寝がえりは血流を促す為と体をほぐすためにする

寝返りには、体全体の血流を促す役割があり、起きているときと同じで長時間同じ体勢でいると体が凝ってしまいます。

睡眠中も同じで、寝返りが少ないと身体全体の血行が悪くなり 肩こりや腰痛・身体の冷えなどにつながることもあります。

一晩の寝返りは季節差はありますが、20~30回が適切と言われています。

少なすぎても多すぎてもいけないそうです。 

睡眠に関する面白い知識10・寝る1時間前にキウイフルーツを食べると睡眠の質が上がる

就寝1時間前に摂取すると、睡眠の質が向上した結果が報告されています。

また、不足しやすい食物繊維やカリウム、ビタミンEなどの栄養素を多く含んでおり、便秘解消効果や抗酸化作用もあります。

お好きな方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

睡眠に関する面白い知識11・授業中や会議で眠たくなる原因は授業の内容に興味がないから

脳は理解できない情報に対して働きづらく、解釈するための脳機能がうまく使えない状態に陥りやすいそうです。

つまり、授業の内容が理解できなかったり、つまらないと思ったりするほど眠気が強くなる傾向があるだそうです。

最後に

夢の中で私たちは、現実の制約を超えて自由に飛び回ることができます。

眠りの中で、私たちは無限の可能性を追求し、想像力の翼を広げられます。

さあ、目を閉じて、夢の世界へ。

もし、夢をみれなくても人が健康に生きていくためには、睡眠は欠かせません。

明日への活力を得るために、今夜も心地よい眠りに浸ってください。

おやすみなさい!

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