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融雪剤として道路に散布すると路面の氷を溶かす 塩化カルシウム

食品添加物

菓子や海苔、靴などを乾燥させる乾燥剤やクローゼットの湿気を取る除湿剤として使用されている塩化カルシウムは、豆腐やチーズなどの凝固剤として食品に添加されているのをご存知ですか。

塩化 カルシウムとは

塩化カルシウムとは、英語ではcalcium chlorideと表記され、化学式CaCl2で示される塩素とカルシウムが結合した化合物です。
吸湿性があり溶液が低温でも凍結しない特性があるため、主な用途として日本では冬の積雪や凍結に備え、道路の各所に配備され使用されています。

塩化カルシウムは、融雪剤として道路に散布すると路面の氷を溶かしてくれます。また、クローゼットなどの湿気取りとして除湿剤や乾燥剤にも使われています。他にも、防じん対策としてグラウンドや砂利道に散布すると砂ぼこりが舞いにくくなります。私たちの普段の生活で身近に存在する化学製品です。食品には豆腐用凝固剤などの食品添加物として使用されています。

塩化カルシウムの毒性

塩化カルシウムは自然界にも存在する物質なので比較的安全ですが、濃度により取り扱いには充分な注意が必要となります。

食品への添加は食品の1%と決められています。

除湿剤に溜まった塩化カルシウム溶液を誤飲してしまったり、誤って食べてしまった際の主な症状として、嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こします。塩化カルシウムは苦みが強いため、大量摂取はしにくいですが、万が一大量に誤飲した場合は、体液が正常よりも酸性に傾くアシドーシスを引き起こすことがあります。また、直接手に触れると、触れた部分が軽度の火傷を受ける場合があります。家庭でできる処置として、水や粘膜を保護してくれる牛乳を飲むとよいでしょう。皮膚や眼に入った場合は、十分な水で洗い流し、様子を見て医療機関で受診することをおすすめします。

食品添加物としての用途

塩化カルシウムの食品への添加はカルシウムを強化する目的として、豆腐凝固剤やチーズの凝固剤として使用されています。

またアルコール飲料や清涼飲料水などの硬度やPH調整剤としても使われています。市販されているチーズの大半は塩化カルシウムが使われており、日本のチーズは加熱殺菌することが多いため、生乳が加熱することでカルシウムが不足し、凝固しにくくなるため塩化カルシウムを添加します。

豆腐の凝固剤として、にがりを使用する場合がありますが、塩化カルシウムと併用して使用するケースが多いです。飲料の場合は、使用する水の硬度を調整するために使用されており、PHを下げ酵素の働きを活発にする調整をしています。

除雪した雪に注意

人が食べてしまうことは、まずないと思いますが、除雪剤を撒いた後に犬が雪を食べてしまう事があります。理由には、ただ興味があるからや、水分補給の為と様々にあります。
雪は解ければ水になり、それを食べる分には問題ないのでは?と思われがちですが、実際は「食べさせない方が良い」です。
というのも、地面に撒布された、凍結防止剤や融雪剤の入った雪を食べてしまった犬が中毒症状を起こしてしまった、という事故が発生しているからです。

融雪剤と凍結防止剤

雪の降る地方では、当たり前に撒かれているこの2つ。実は、動物には毒になります。

融雪剤の成分は、塩化カルシウム。この「塩化カルシウム」が、中毒を起こす危険性があります。
症状としては、皮膚や肉球に付着すると、赤くなったり、ただれて皮がはがれてしまったり、また、口にふくむと胃腸を刺激し、嘔吐や下痢、潰瘍の原因になります。
摂取した量によってはショック症状が出てしまうこともあるので注意が必要です。

凍結防止剤は塩化ナトリウムで出来ています。
大雑把に言うと、「塩」です。過剰な塩分が健康に害を及ぼすのは周知の事実ですね。

犬や猫が直接、雪を食べていなくても、足裏についた雪を舐めてしまい、その足裏についていた融雪剤や凍結防止剤で中毒症状を起こすこともあります。
冬場の散歩には、靴下をはかせる、雪を食べさせないなど、様々な工夫が必要です。

もしも、食べてしまったら

もしもペットが雪を食べてしまった場合、どうしたら良いのでしょう?

犬猫の体内に入ってしまった場合、すぐにかかりつけの動物病院へ連絡してください。
吐かせるための手段や、すぐに病院へ連れてくるように指示があるはずですので、それに従いましょう。

もちろん、飼い主が気付かないうちに食べてしまったなんて事もありますから、愛犬愛猫の様子が少しでもいつもと違う、ぐったりしている…と感じた場合はすぐに動物病院へ連絡しましょう。

冬場のお散歩の注意点

冬場のお散歩は楽しみもたくさん!!普段見れない景色に犬たちもワクワクします。
しかし、注意しなくてはならないことも多いです。

  1. 外に出る前にしっかりと寒さ対策を行ないましょう。
    特に子犬やシニア犬、シングルコートの犬種の場合、体温調節がうまくできないことが考えられます。
  2. 雪道を歩かせる際は靴下や靴を履かせてあげましょう。
  3. 帰ったら、ぬるま湯でしっかり手足を洗ってあげましょう。
    万が一付着してしまった融雪剤や凍結防止剤を洗い流すとともに、冷えた体を温めてあげる効果があります。

お散歩対策をしっかり行い、愛犬と一緒に冬を楽しんでくださいね。

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