飲み方で薬にも毒にでもなるコーヒー | 人は食べた物で創られる

飲み方で薬にも毒にでもなるコーヒー

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あなたは、コーヒーを1日何杯飲みますか?

コーヒーは健康にいい、一日何杯飲みましょうとか耳にしますが単にコーヒーを飲めばいいと言うわけではないんです。

コーヒーは生活の取り入れ方によっては、毒にも薬にもなりえることをご存知でしたか?

飲み方で薬にも毒にでもなるコーヒー

コーヒーなんて体に毒だから飲まない方が良いと悪い印象を持ちの方も多いのが現実ですが、実はコーヒーは上手にあなたの生活に取り入れてあげることができれば、なんと非常に健康面での効果が期待できる飲み物なんです。

では逆に多くの方が大好きなコーヒーを飲むと、体にどのような効果を及ぼすのでしょうか?

一体1日に何回くらいを目安に、そしてどんなコーヒーを飲んだらいいのでしょうか?

と言うわけで、今回のテーマはコーヒーです。

  1. コーヒーの意外に知られていない驚くべき健康面での効果
  2. その飲み方についての注意点
  3. 普段の生活での上手な取り入れ方
  4. どういった種類を選んだら良いか

などをコーヒーについて科学的データに基づいて徹底解剖していきますので、よろしければ最後までお付き合いください。

コーヒーのリスク

それでは、早速参りましょう。

って、いきなりコーヒーが体にいいなんていいながらリスクから?って思いましたか。

答えは、基本的にはコーヒーは飲む量ができるようであれば大きくリスクは気にする必要はありません。

あえて言うならば、飲み過ぎた場合や個人の体質によっては、弊害が起きる場合もあります。

胃が荒れる

ご存知の方も多いかと思いますが普段胃では、食べ物を消化したり殺菌したりするために胃酸が分泌しているわけなんですが、この胃酸は自分自身で自前で作っているガストリンというホルモンが引き金となって分泌されます。

そしてコーヒーは、胃を通過するときその引き金を引いてしまいます。

このせいでガストリンが増えて、胃酸の分泌が増えてしまうんです。

普段から胃酸は存在してるんだから問題ないように感じますが、胃は粘膜で保護されているのでまぁ多少のことは大丈夫なんですがコーヒーをあまりに飲み過ぎて、あまりに胃酸の量が増えると胃が荒れてしまい胃炎の状態になってしまい、お腹の上の方が痛くなったり胸焼けの症状が出てしまうことがあります。

またコーヒーに含まれている代表的な成分といえばカフェインですが、カフェインも取り入れすぎるとあまり体に良くない作用を及ぼす場合があるります。

まずカフェインを取ると眠れなくなったり、疲れているのに仕事が頑張れてしまうこういうことがあります。

本来眠くなったり、疲れたりする脳のアデノシン受容体というところにエネルギーが使い果たされた後のゴミであるアデノシンという物質がスポッとはまり込むことで脳が自分自身の体の疲れメーターを検知して、それに応じて疲労感や不満を感じる仕組みがあります。

カフェインはこのアデノシンを押しのけて、アデノシン受容体にかわって入って逆に全然元気だよ、まだ動けるよと脳にアピールしてしまうので、眠り辛くなったり元気になったりしてしまうんです。

なので当然寝る前にコーヒーを飲むとなかなか眠れなくなってしまう場合もありますし、逆にコーヒーを飲んでバリバリ仕事をするということも可能でしょう。

コーヒーによる元気の前借に注意

しかしこれはいわば元気の前借りなので、本来は自分の体がねたり休んだりしなければならない状態であるところもカフェインのいわば、ドーピングのような効果のお陰で体を勘違いさせて元気が出ているだけです。

これで休まずに働き続けてしまうと体に反動で、ダメージが生じる場合もあるので要注意ですね。

そしてこのように毎日コーヒーを飲む量が多い人にとっては、カフェインがアデノシン受容体の席に座っているのが当然になり自分がいるのが当たり前かのような顔で、カフェインが存在し続けます。

そしてこのままカフェインがいてくれればいいんですが何かしらのきっかけで、コーヒーを飲まなくなってしまうとカフェインがいなくなってしまい、いつもいるカフェインがないと緊急事態だと脳がパニックになってしまい、不安、吐き気大量の汗といった症状を引き起こしてしまう。

これをカフェインの離脱症状といます。

ちなみにカフェイン中毒という状態とはまた別物です。

ちなみにカフェイン中毒は、救急の現場でカフェインの含まれたお薬を70錠も一気に飲み込んで昏睡状態で救急搬送されるというケースです。

コーヒーだと何十回も飲まないとカフェインの中毒の量には達しないのでほとんどの人が中毒に関しては大きく気にしなくていいのではないでしょう。

しかしこういった離脱症状の弊害も含めて、日常生活であまりにカフェインに頼りすぎるのも良くないということがお分かりいただけましたでしょうか。

コーヒーの適量ってどの位なのか

カナダの保健省ではこういった弊害を鑑みて、健康な成人は1日カフェインは400mgまでがいいだろうと提言しています。

これはコンビニのコーヒーで言うと、4~5杯くらいまでにしておいた方が無難でしょう。

もちろん個人差はあるのであくまで目安です。

だいたい毎日5杯以上飲むとこういった弊害が出始めることもありますので、自分の体調と合わせて下さい。

またカフェインが体の中で分解されて濃度が半分になるまでの時間、これを専門用語で半減期と呼ぶのですがこのカフェインの半減期が4時間から6時間とされています。

あくまでこれは濃度が半分になるまでの時間ですからカフェインって、結構長い間体に残るんですよね。

なので例えば夜12時に寝るよこういう人で、もしカフェインの不眠に悩まされている場合はもう夕方以降くらいからコーヒーは飲まないというふうに決めた方がいいかもしれませんよ。

コーヒーを飲む際は、こういった注意点は押さえておいてください。

ここまでは少しネガティブな話でしたがその上で、コーヒーとお付き合いしてもらえれば非常に良い健康効果が期待できますのでご安心下さい。

コーヒーのメリット

ではいったいコーヒーの効果とは、どのようなものがあるのでしょうか?

では気になるコーヒーのメリットについて、解説していきます。

コーヒーのメリット1・糖尿病予防

まずコーヒーは、なんと日本人の国民病ともいえる糖尿病予防に良い効果が期待できるとされています。

海外の論文では1日に3~4杯コーヒーを飲んでいた人は、飲む量が2杯以下だった人に比べて糖尿病のリスクが下がりましたという結果も存在しています。

また日本人の研究でも岐阜大学で行われた研究で、糖尿病のリスクの低下が示されています。

糖尿病や糖尿病予備軍の方で、もしフルーツジュースとか甘い飲み物を飲む習慣はある方がそれ自体が糖尿病のリスクになりますからそれをコーヒーに変えるだけでも、改善が期待できるかもしれませんのでぜひ生活に取り入れてみてください。

コーヒーのメリット2・寿命を延ばす

またそもそも根本的にコーヒーは、寿命を延ばす効果も示されています。

9万人以上の日本人を対象に行われた研究では、コーヒーを一日3~4杯飲んでいた人は全く飲まない人と比べて24%も死亡率が低かったという結果がでています。

他にも2~3杯コーヒーを飲めば、脂肪率がおよそ15%も低下したという海外の論文もあり、要するに小難しい言葉を使わずに簡単に言えば、コーヒーを生活習慣に取り入れることで寿命が伸びる効果を期待しても良さそうということです。

しかもこの研究の中では、アジア人に特に効果があったという結果になっているので期待大です。

理由としてはコーヒーを習慣的に飲んでいる人は、心臓病、脳卒中、肺の病気などの死亡リスクが下がったという結果がでていて様々な病気で命を落とす機器を食い止めてくれる効果を発揮してくれているからかもしれません。

この辺りはすぐに効果を実感できるというものではないでしょうが、データに基づいてコーヒーを生活習慣に取り入れておくのは非常にオススメできる選択と言えるでしょう。

コーヒーは痛風予防の効果が期待できる

他にもとっても質が高い論文ではないものの10本近くの研究を分析した結果、コーヒーを飲むことで痛風のリスクを下げることができたという結論となったデータも存在しています。

尿酸値が高く痛風が起きやすい人にとっては、コーヒーを生活に取り入れてみてもいいかもしれませんね。

コーヒーは肝機能改善が期待できる

また肝臓にも良い効果が期待できる可能性が示されています。

アメリカで12万人以上を対象に行われた研究では、肝臓がんの一歩手前の状態である肝硬変によって死亡するリスクがコーヒーを飲むことで、22%も下がったこういう研究もあります。

そもそもコーヒーが肝硬変予防にも繋がったこういう研究もありますので、肝臓の数値が高かったり脂肪肝の人にとってもコーヒーはお勧めできそうです。

お勧めなコーヒーの種類

ではコーヒーは、どんな種類のものがいいのでしょうか?

一言でコーヒーと言ってきましたが種類が豊富なコーヒー、どれが効果的なのかなんか気になりますよね。

ただこちらに関しては、この豆が絶対にとかそういうものはないんですがひとつ非常に重要な注意点として甘いコーヒーは、先ほど説明した健康効果が期待できなさそうです。

コーヒーの種類は関係ないが甘いコーヒーはNG

先ほどコーヒーは、糖尿病予防の効果があるという話をしましたが当たり前ですが、甘いコーヒーには糖分がしっかり含まれているのでその糖分のせいで健康効果は帳消しになり、糖尿病予備軍の方が種類を意識せず糖尿病のために毎日コーヒーを飲もうと甘いコーヒーを飲む習慣をつけてしまうと、むしろ糖尿病のリスクになる可能性がありますので、この点は勘違いをしないようにお願いします。

だからこそやはりお勧めは、ブラックコーヒーです。

どうしてもブラックが苦手だよこういう方は、せめて微糖のコーヒーにしておきましょう。

この場合面倒ですが缶コーヒーの微糖は避けて、ご自分で入れたコーヒーにティースプーン一杯を限度に入れて飲んで下さい。

種類にもよりますが缶コーヒー微糖は、微糖と言える量の甘味料の量でないことや添加物の甘味料が使われていてかえって不健康への引き金になりかねないからです。

しっかりした量が分からない物を毎日飲んで、体にいい事なんてないと思いますよ。

健康効果にカフェインの量は関係ない

またカフェインの入っていないコーヒー、デカフェこちらはどうでしょうか?

このデカフェも健康効果は期待できるんです。

実はデカフェでもコーヒーの糖尿病予防効果が、確認できたという論文があるんです。

要するになぜコーヒーは糖尿病にいい影響を与えるのか?という点については、はっきりはしていないんですが、カフェインそのものではなくコーヒーのカフェイン以外の成分が糖尿病に良い効果を及ぼしているのではないかということを示しているんです。

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸というものなどが、食後の血糖値の上昇を抑えて良い効果を及ぼしているのかもしれないと言われています。

なのでもしカフェインが苦手という人もカフェインの入っていない、デカフェのコーヒーを生活に取り入れてもらうのも悪くないと思います。

最後に

確かにコーヒーは飲みすぎると胃が荒れたり、カフェイン依存や離脱症状に振り回されたりします。

もちろん体質的に、そういった弊害を受けやすい人におすすめするわけでありません。

糖尿病のリスクを低下させたり、痛風発作や肝臓の疾患のリスクを下げるというデータや寿命伸ばすのではないかという驚くべきデータも出ておりますので、是非出来る限りでいいので皆さん生活習慣に取り入れてみてください。

例えば朝食の時に一杯、昼ご飯を食べた後に一杯、ブラックコーヒーを飲むこういった生活習慣は非常にお勧めできるでしょう。

これからは、お店のランチサービスなどで飲み物が選べるならば、ブラックコーヒーを選んでみてはいかがでしょうか。

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