食関連の雑学

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友人とか家族とかでの何気ない会話を盛り上げてくれるような、ちょっとした雑学があっても損はないと思います。

会話のネタに使えるのはもちろんで、もしかしたら「なるほど!」と感心されてしまう「食」にまつわる雑学を調べてみました。

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世界一栄養素が少ない野菜は?

家庭料理でも外食でも、みなさんよくご存知の「きゅうり」なんです。

言われてみればってそんな感じしませんか。

きゅうりのこの不名誉な事実が認められ、あのギネスブックにも世界一栄養素が少ない野菜として認定を受けたほどです。

確かにきゅうりには特に目立った栄養成分は含まれておらず、それどころかきゅうりのは、多少含まれているビタミンCを自ら酸化させてしまう「アスコルビナーゼ」という成分が含まれているのです。

この成分は、きゅうり自身だけでなく、一緒に摂った他の野菜のビタミンCまでも酸化させてしまうので、きゅうり好きの方はご注意ください。

ただし、きゅうりの主成分は水分なので、夏の火照った体を芯から冷やしてくれる効果は期待できます。

また、鮮やかな緑色が食卓に華を添えたり、コリッとした満足感ある歯ごたえがダイエットに一役買ってくれる、という嬉しい面も持っています。

栄養価が低いことは事実ですが、上手に取り入れて美味しく食べたい野菜でもあります。

ウナギを刺身で食べない理由

ウナギのを食べたことある方、多いですよね?

土用の丑の日の定番食でもあります。うなぎの食べ方はいろいろありますが生のウナギを食べた方いますか?

まず刺身で食べることも絶対にありません。

それはウナギを生で食べると中毒症状を引き起こすからです。

生のウナギの血液には「イクチオヘモトキシン」という毒性の物質が含まれています。

これを食べると嘔吐や呼吸困難などの症状を起こし、大量に摂取すると死に至ることさえあると言われています。

しかもこの毒素は血液中に含まれるので、フグのように毒のある部分だけを取り去れば良いというわけではありません。

ですから必ず60度以上で加熱調理をするそうです。そうすると毒がなくなるので、蒲焼きや白焼きは安心して食べられると言う訳なんですね。

世界で海苔を消化できるのは日本人だけ

お寿司やおにぎりなど、日本食ではなじみ深い食材「海苔」。

パリパリ派、しっとり派好みは分かれますがこの海苔、実は海外では消化に悪い食べ物だとされているんですよ。ご存知でしたか?

しかも海苔を消化できるのは世界中で日本人だけ、という驚きの調査結果をアメリカ国立バイオテクノロジー研究センターが発表したほどです。

それは日本人の腸内のみにしか存在しないバクテリアがその理由だそうです。

古くは8世紀頃から海苔を食してきたとされる、日本人の祖先から脈々と受け継がれてきた食文化の歴史が、消化を可能にさせる秘密だと言われています。

研究者の説によると、腸内細菌が遺伝子レベルで酵素を作り出すよう指示を出して働きかけ、その結果、本来消化できないはずの海藻を日本人だけが消化できるようになったのではないかということです。

ちなみに生の海苔を消化できるのは日本人だけですが、火を通した海苔は外国人でも消化できます。

また、栄養が豊富に含まれている海苔は、海のマルチビタミンとも言える存在。

煮ても焼いても栄養素が壊れない上に、焼き海苔たった2枚分で一日に必要なビタミンA・B1・B2をクリアできる程の栄養価の高い食品です。 

他にもビタミンCや鉄分、カロテンなど、身体に良いものが多く含まれているので、ぜひ進んで摂りたい食材ですね。

かき氷のシロップ、実は全て同じ味

台湾の人気店が日本に上陸したり、こだわりの天然氷を使った行列のできるお店が話題になったり、夏の定番メニューとしての「かき氷」。

あの口の中にほうばったときに頭がキーーンとしないものやパンプキンクリームにキャラメルマキアート、ティラミスなど、かき氷とは思えないおしゃれなフレーバーが多いのも最近の特徴になってきました。

自宅ではもちろん、お祭りの屋台や海の家で食べるなどアイスクリームとは違った昔ながらのかき氷は夏のイベントごとには欠かせない存在です。

定番のシロップにはイチゴやメロン、レモンなど、目にも鮮やかな色のものがあります。

このカラフルなシロップ、実はどれも同じ味付けなんですよ。

知っていましたか? 

確かに成分をよく見てみると、着色料と香料以外はどのフレーバーも全く同じなんです。

機会があったら注意してみてください。

ならなんで違う味に感じるのか?人は味覚だけでなく、食べ物の色や香り、そして「赤はイチゴだ」というような思い込みによって味の感じ方が変わるそうです。

つまり私たちが感じている「◯◯味」とは、味覚、色、香りなど複数の情報が脳によって組み合わせられた、ある種の幻覚のようなもの。

そのため、あまりなじみのないはずの「ブルーハワイ味」さえも、人は想像だけで味っているだけなんですよ。なんか不思議ですよね。

「苦い水」が「チョコレート」の語源

最近ではカカオの含有量の多いかなりビターな味のチョコレートが人気ですが,チョコレートの語源はメキシコの言葉で「苦い水」という意味の「chocolatre(ショコラトール)」からきているんですよ。

カカオ豆の煮汁に唐辛子などで味付けしたもので、古代メキシコの原住民が薬用飲料として飲んでいたらしいです。

現在のチョコレートのように固形ではなく、砂糖も使われていないので味も全く甘くなかったものでした。

その後チョコレートは世界に広がって改良が重ねられ、現在のような甘いお菓子として知られるようになりました。日本では1877年に「貯古齢糖(もしくは猪口齢糖)」の名で発売されたものの、「牛の血が混ざっている」という噂が立って売れなかったそうです。

その後しばらく経った1918年に森永製菓が本格的に製造を始め、販売してようやく人気のお菓子となったのです。

アイスクリームの賞味期限

アイスクリームの賞味期限は何か月位だと思いますか?と聞かれたらなんと答えますか。

答えは「ない」んですよ。 食品衛生法の「乳等省令」によると、通常マイナス18度以下で保存されているものは品質の変化が極めて少ないので、「賞味期限の記載を省略して良い」ということになっているそう。つまり、賞味期限は実質、無期限なのです。

工場で製造されたアイスクリームはマイナス18度以下で保管されて配送され、さらに店頭のショーケースはマイナス20度以下に設定されています。

この厳密な温度管理のおかげでアイスクリームの美味しさは保たれているのです。

しかしこれはきちんと温度管理がされていた場合です。

家庭の冷凍庫のように開け閉めが多く温度変化が変化する場合は、なるべく2〜3ヶ月以内に食べ切るのが望ましいそうですよ。

果汁が入っていても「ジュース」と言えないことがある

「◯◯ジュース」と名乗って良い飲み物は、実は果汁100パーセントのものだけなんですよ!

ご存知でしたか? 

これは食品表示基準で正式に定められているもので、果汁100パーセントに満たないものはジュースという名称で販売することはできません。

よく目にする清涼飲料水とかに言い換えられています。またパッケージに使用するイラストにも細かい制約があるのです。

果汁100パーセントの場合は、リアルな果実をスライスした断面のイラストを使用できます。

果汁5パーセント以上100パーセント未満だと、断面のイラストは使えませんが、果実表面のリアルなイラストは使えます。

果汁5パーセント未満では果実のリアルなイラストも載せられません。

このように、商品パッケージをひと目見ただけでも、どのような飲み物なのか判別できるようになっているのです。

コンビニやスーパーに行ったときに話のタネに見て確認してみてください。

菜箸(さいばし)のひもは何のため

調理に使う菜箸の多くは、箸同士が紐で繋がっているタイプのものがありますよね。

長い箸なんだから無いほうが使いやすいように思えますが、これは、すぐに使う事が多い菜箸は、洗って水滴がついたままの状態が長いと、雑菌が繁殖しやすくなるので、吊り下げて出来るだけ早く乾燥させるようにする為という衛生上の理由からバラバラになりにくくしている、他の箸の中から一度に取り出せる理由もあるそうです。

お弁当のおかずの下のパスタ

味が薄く、ご飯と同じ炭水化物ということで残されることも多いのですがこのパスタのおかげで陳列されているお弁当は偏りが少なく、綺麗に並べる事が出来利点があるそうです。

他にも、余計な油やソースを吸収し、最後まで綺麗に食べきることができるからだそうです。

酢豚のパイナップル

時々言い争いになる酢豚のパイナップル。

実はパイナップルに含まれる酵素がお肉を柔らかくすると言われると知られているのですが、これは?疑問がある雑学なんです。

この酵素「プロメリン」は60度以上になると肉を柔らかくする効果が無くなるので、フライパンに入れられた時点で意味はなくなってしまっているんです。

ならどうしてパイナップルが入っているかというと、清の時代に、パイナップルが超高級食材だったために、高級感と見栄えをよくするために入れられたという説があります。

今では、あんを甘酸っぱくして味に深みを出し、好きな人も多いので現在も入れられているそうです。

好みの関係ですね。

パイナップルのお肉柔らかくする説は酢が過熱するとお肉を柔らかくする効果があるのでそれと間違えられた説もあります。

中国語では「古老肉」といい、あまりいいイメージがわかないため日本では酢豚と命名されましたとも言われています。一つの食べ物に色々な説があるんですね。

飛行機の機内食

飛行機の機長と副操縦士が食事をとる際には同じものを食べてはいけない。

これは食中毒などが発生した場合、二人とも操縦できない状態になる危険性を避けるためです。また食関係ではないのですが乗り物の中で一番安全なものが飛行機って御存知でしたか?

飛行機事故にあう確率よりも、飛行場に向かう途中に自動車事故にあう確率の方が高いのが現状なんだそうですよ。

なんかイメージと違いますね。

飛行機が危険性が高く感じるのは一回の事故の被害が大きく記憶に色濃く残るかららしいです。

卵と玉子の違い

卵と玉子、どちらも読み方は「たまご」。

通常、学校ではタマゴは「卵」と教わりますが食料品売り場では「玉子」と書いてあることが多いです。

この違いは、本来は「卵」なのですが、料理などに使う場合はタマゴ を「玉子」と表記するためだったからなんですよね。

イライラはカルシウム不足

「イライラするのはカルシウムが不足している証拠」これ広く知られていて常識になっていますよね。

ただしこの説を証明する論文も存在しないんですよ。誰も証明してない証明されていない常識なんです。

キリンラガービール

ビール好きでも知らない雑学として、キリンラガービールのラベルに描かれている麒麟の絵には、タテガミ部分に小さく「キ・リ・ン」と書かれているのを御存知でしたか?

これは御存知の方も多いかと思いますがいつ誰がどんな理由で入れたのかは分かっていないそうです。

缶詰の食べごろ

長期間の保存が可能な缶詰。非常食に用意してるかたも多いと思います。

缶詰も賞味期限内なら問題なく食べられますが古い缶詰は当然味が落ちます。

また缶詰は必ずしも新しい方がおいしいとは言い切れないんです。

缶詰は材料と調味料を高温、高圧で殺菌して作るので、製造直後は成分がうまく混ざっていない場合があり魚介類は1年後、野菜や果物は半年程度経過した缶詰が一番の食べごろといわれています。

最後に

食にまつわる雑学を数点あげてみました。身近なものだけど意外と知らなかったこともあるのではないでしょうか。

雑学って知的好奇心を刺激してくれるだけでなく、会話を盛り上げてくれ話のネタとしていいものだと思います。

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