ボンレスハムとロースハムの違いが分からなかった

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ボンレスハムって名前は知っているけれど、どんなハムだか説明できない!

ボンレスハムって網にぐるぐる巻きにされているハムの事かな・・・

あとお歳暮で送るハムの事?

ロースハムとどう違うのか?

恥ずかしながらよく分からないのでボンレスハムとは,どんなハムなのか又ロースハムとの違いについて調べてみました。

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ボンレスハムとは

ハムというのは、そもそも豚肉のもも肉のかたまりを塩付けし加工したもので、加工に仕方によって色々種類があります。

その中でボンレスハムとは骨を抜いた豚のもも肉を原料に、塩付けした肉を燻製にして加工したハムのことです。

ボンレスハムの意味

ボンレスハムのボンとは、「骨」という意味で、「ボンレス(boneless)ハム」とは豚のもも肉の骨の付いていないハムのことをいうそうです。

言葉そのままのですね。

また骨の付いているハムを「ボンイン(bone in)ハム」と呼びます。

しかし骨の付いてないハムがほとんどのような気がしますが、その中でもボンレスハムと呼ぶことができるハムは、豚のもも肉のかたまりを塩や香辛料で付け込み乾燥させて燻製にしたものに限定されているそうです。

足にまつわるエピソード

昔の話ですがボンレスハムは、足の太い女性の足に例えらていました。

今では充分セクハラになりますし言われた方は気分を害しますよね。

地方によっては赤ちゃんの足も「ボンレスハムみたい」と健康的にたとえられる事もあるそうです、

そんなエピソードの由来は豚のもも肉のかたまりを丸く筒形になるように形を整えて、タコ糸などで網状にしばったボンレスハムの形が、人間の太めの足に例えられることからそのように言われているそうです。

ボンレスハムのカロリー

ハムのカロリーはというと、100gあたり118kcalくらいと言われています。

1枚約20gとすると24kcalになります。ボンレスハムは、豚のもも肉で作ったハムなので栄養成分は、高たんぱくで低脂肪だと言われています。

栄養素にビタミンB1、B12、C、ナイアシンが特に多く含有されているのが特徴で、それに次いでビタミンB2、B6、パントテン酸を比較的多く含有しています。

ミネラルにはナトリウム、リン、亜鉛、カリウムなどを含有し、脂質を構成する脂肪酸はオレイン酸の含有量が多いのが特徴です。

ボンレスハムの作り方

ボンレスハムの作り方をざっくり説明すると、骨なしの豚のもも肉のかたまりに塩、胡椒、その他香辛料をまぶして、香味野菜(玉葱・にんにく・ローリエなど)をスライスしたものと一緒に密封して1週間ほど冷蔵庫で寝かせます。

その後肉を綺麗に洗い流して水に浸けて塩抜きします。浸けている水は時々交換しながら15時間ほど冷蔵庫で塩抜きします。

塩抜きできたら、肉を丸めて、網(タコ糸)などで形を整えます。形が整った肉のかたまりはそのまま乾燥させます。寒い時なら外につるしたり、気温の高い時期は冷蔵庫で乾燥させます。期間は約5日程度です。

その後スモーカー(70~75℃に設定)などで4時間ほどスモークし燻製にします。燻製し終った肉は沸騰前の温度(70~75℃)の湯の中で2時間程度ボイルし、氷水の中で冷却してキッチンペーパーなどでくるみ12時間ほど冷蔵庫で寝かせるとボンレスハムが作れます。

ボンレスハムのおすすめの食べ方

ボンレスハムの美味しい食べ方は、そのままスライスしてレタスや玉葱のスライスを添えてオードブルとして食べたり、サラダやサンドウィッチの具材として使うほか、ハムエッグ、ハムカツなど加熱して食べる使い方や、少し厚めにスライスしてハムステーキにしたり、刻んでポテトサラダやオムレツの具、チャーハンの具に使われることが多いです。

ロースハムとの違い

ボンレスハムに並んでロースハムはよく聞くハムの名称ですが、ロースハムは豚のロース肉(背中の肉)のかたまりを塩や香辛料と共に塩漬けにし、腸の代わりになる同質の繊維質でつくられたもので包装して(ケーシングという)形を整え、煙でいぶり加熱したハムのことです。

ボンレスハムとは使う部位も作り方も違いました。

ボンレスハムとロースハムとの味の違い

ボンレスハムは赤身が多い豚のもも肉のかたまりを使って作られているので、脂肪が少なく、味はあっさりとして脂っこさはありません。

それに対してロース肉のかたまりを使うロースハムは肉のきめが細かく適度に脂を含んでいる部位なので、ボンレスハム比べると、色も白くピンク色をしていて、色が白いわりに旨みがあり柔らかいのが特徴です。カロリーもロースハムはボンレスハムの倍ほどになる高いカロリーがあります。

最後に

ボンレスハムはハムの中でも骨を抜いた豚のもも肉のかたまりで作ったハムです。

スモークしていない状態のボンレスハムのホワイトもまろやかな旨みで美味しいと好評のようです。

おすすめの食べ方はそのままスライスしてオードブルに食べるほかサンドウィッチに挟んだり、ハムエッグなど加熱しても美味しいです。

国内生産量がボンレスハムの約6倍もある、日本で人気の高いロースハムとの違いは使う豚肉の部位が違うことです。

そのためハムの旨みや味に違いがあります。

ボンレスハムの方がロースハムに比べるとカロリーがかなり低いのでダイエット中の方にはおすすめですね。

ボンレスハム、上手に調理して、ぜひお料理に美味しく加えてみてはいかがででしょうか。

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