日本には、春夏秋冬以外にも季節を表す言葉がありそれが「小寒」「大寒」だそうです。テレビでも1月の時期によく耳にします。新しい年が始まって「寒さが本格的になってきたな」と感じるころで、少し寒いのが「小寒」滅茶滅茶寒いのが「大寒」と思ってました。しかもそれ以上何も知りません。それでは少し恥ずかしいので「小寒」「大寒」についていろいろ調べてみました。
「小寒」の意味とは
読み方は「しょうかん」です。
一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「寒さが厳しくなり始めるころ」という意味があり、二十四節気は太陽の動きを基準に決められたもので、毎年同じ日が当てはまるわけではないそうです。例年小寒は1月5日ごろで、この日だけを指す場合もあれば期間を指す場合もあります。期間を決めるのは、次の二十四節気である「大寒」までで決まるそうです。期間が毎年違う上に決まってなかったんんで初めて知りました。
「大寒」の意味
読み方は「だいかん」です。
これも二十四節気のひとつで、「寒さが最も厳しくなるころ」という意味があるそうです。大寒は1月20日ごろで、期間を指す場合は、次の二十四節気である「立春(りっしゅん)」までになります。
また、小寒と大寒を合わせて「寒(かん)」と呼んでおり、小寒は寒が始まることから「寒の入り(かんのいり)」とも言われています。小寒から立春までを「寒の内(かんのうち)」といい、この期間が一年で最も寒い時期とされています。
2021年はいつ
小寒は1月5日(火)で、期間を指す場合は1月5日(火)~1月19日(火)です。
大寒は1月20日(水)で、期間を指す場合は1月20日(水)~2月2日(火)です。
「小寒」「大寒」の食べ物があった
小寒の食べ物
小寒には特別な行事食はありませんでしたので小寒に旬を迎えるものを調べてみました。
・せり・なずな・はこべら・すずな(蕪)・すずしろ(大根)・ごぎょう・ほとけのざ・鱈(たら) などだそうです。実はこれらは、1月7日に食べると良いといわれている七草粥に使われる「春の七草」と同じです。年末年始で疲れた胃腸を休めるためにも、寒い季節を乗り切るためにも、温かくて体に優しいものを食べるといいでしょう。昔も今も年末年始は胃腸が疲れていたんですね。
大寒の食べ物
大寒に食べるといいといわれているのは「大寒卵(だいかんたまご)」です。普通のタマゴと何が違うんでしょう?初めて聞きました。このタマゴは寒の内に産まれた卵を「寒卵(かんたまご)」といい、大寒の日(2020年は1月20日)に産まれた卵を「大寒卵」というそうです。
大寒卵は、子どもが食べると体が丈夫なり、大人が食べると金運が上がるとされ、縁起が良いものといわれています。金運が上がるならぜひ毎年食べたいものですね。子供がいるご家庭なら子供の健康の為にも食べてもらいたいです。
なんでこんな言い伝えがあるかと言えば、現在は品種改良によってニワトリは一年中卵を産みますが、昔、寒い季節は卵を産まなかったそうです。
そのため、寒い季節に産まれる卵は大変貴重なもので、寒さに負けることなく産み落とされた卵には滋養があり、強運を持っていると信じられ、縁起物として扱われるようになったそうです。
ほかに、旬と言えるのは
・小松菜・大根・水菜・牡蠣・公魚(ワカサギ) などです。
と言う事で、少しだけ小寒と大寒がどういう日なのか、わかったような気がします。
最後に
寒さが厳しくなるだけではなく、年末年始の忙しさで体力が落ちている時期でもありますので風邪やインフルエンザが猛威を振るう時期とも重なっていますので、手洗いうがいなど基本的な予防と合わせて、旬の食べ物や大寒卵で体力をつけておきましょう。まして今年は昨年から猛威を奮っているコロナウイルスもあります。病気に対しては最後に物を言うのは体力です。
日頃から旬のものなどを美味しく頂いて寒い冬を健康的に乗り切りましょう。
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