里芋は、山で採れる山芋に対し、里でつくる芋なので里芋と呼ばれるようになったと言われています。。
苦手な方も多い、皮をむくと生じる「ぬめり」と、ねっとりとした食感が持ち味。
しかし芋類のなかでもカロリーが低く、むくみ解消に効果的なカリウムや便秘対策に有効な食物繊維を豊富に含んでいます。
里芋の栄養成分と効果
里芋の栄養成分と効果1・カリウム
カリウムは体内の水分を調整するミネラルです。
ナトリウムをカラダの外に排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調整するうえで重要な働きをしてくれています。
里芋の栄養成分と効果2・食物繊維
食物繊維は水溶性と不溶性があり、それぞれ作用が異なります。
水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えて糖の吸収を穏やかにし、不溶性食物繊維は、便のカサを増し、腸内環境の改善に有効とされています。
里芋の栄養成分
里芋 生1個
[1個の目安量] 中1個 70g
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 塩分 |
---|---|---|---|---|
32kcal | 0.9g | 0.1g | 7.8g | 0g |
里芋の種類
土垂(どだれ)
一般的に出回っている種で、子芋を食べます。
ぬめりが強く、煮崩れしにくいのが特徴。煮物や汁ものに向いています。
石川早生(いしかわわせ)
球状の子芋で、粘りが強い種。皮がついたまま蒸し、塩をかけて食べる「きぬかつぎ」に適しています。
京芋
親芋を食べる種で、たけのこに似ていることから筍芋(たけのこいも)とも呼ばれます。
しっかりした肉質で煮崩れしにくいので、おでんなど煮込む料理に向いています。
八つ頭
子芋と親芋を食べる種。おせち料理に利用されます。ほくほくした食感で、ぬめりが少ないのが特徴です。
海老芋
子芋も親芋も食べる種で京野菜として有名です。
海老芋と棒ダラを炊き合わせた「いもぼう」という京料理に欠かせない食材。きめ細かい肉質で煮崩れしにくいため、煮物に適しています。
里芋の選び方
ふっくらと丸く、縞模様がはっきりしているもがお勧めです。
表面が柔らかくなっているものは、傷んでいることがあるので避けるようにしてください。
保存方法
里芋を冷蔵庫に入れるのは、ダメなんです。
暖かいところで採れる野菜なので、低温障害で傷みやすくなってしまいます。
土がついたまま、新聞紙などに包み、風通しのよい涼しい場所で保管しましょう。
おすすめ調理法
里芋は、他の芋類よりも重量当たりのカロリーが低いので、ダイエット中でも比較的多く食べることができます。
カロリーが気になるときは、ポトフやサラダなどに使うさつまいもやじゃがいもを里芋に変えてみてはいかがでしょうか。
ダイエット向きの食事に変身できます。
煮物をつくるときは、皮をむいてから塩揉みするか、一度ゆでてから水洗いすると、ぬめりがとれて味のしみ込みがよくなります。
最後に
里芋は、ダイエットに適した食材です。ダイエット中のカロリーコントロールにとり入れてみてはいかがでしょうか。
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