一般的に麦茶といえば六条大麦を使用して作られる夏の飲み物の定番ですが、麦茶として他に名前が浮かぶのは「はとむぎ茶」です。何かのコマーシャルでも流れてなんか耳に残るお茶です。そこで「はとむぎ茶」について調べてみました。
はと麦茶とは
「ハトムギ」は「ジュズダマ」と同じ?
ハトムギ茶の原料であるハトムギには、ハトムギに似てい「ジュズダマ」と呼ばれる植物があります。
実は、この二つは一緒で、栽培の過程で生まれた変種がハトムギです。
ハトムギは、中国南部、インドシナ半島が原産と言われており、日本には江戸時代頃に渡来したとされています。ハトムギが本格的に普及されたのは昭和56年以降であり、その頃には全国で栽培が始まっていました。
ちなみに、ジュズダマは各地で雑草として自生しており、特に湿地に多く生息しています。
ハトムギ茶(はと麦茶)に含まれている成分
ミネラル
微量のカルシウムや鉄やマグネシウムを含んでいます。
ロイシン
ロイシンとは、必須のアミノ酸の一つといわれており、幅広い食品に含まれています。主に、肉類、乳製品、魚介類、大豆等に含まれています。
チロシン
チロシンはバナナやアボカドの苦味に含まれる成分です。湯葉やしらす、チーズ、大豆など幅広い食べ物に含まれています。乳製品、豆類、魚介類にも多く含有しています。
バリン
一時期、「バリン、ロイシン、イソロイシン」というCMが流れていたので、ご存知の方もおられると思いますが、バリンは必須アミノ酸の一つで、肉類、チーズ、落花生に多く含まれています。
甘みを持つことから、食品添加物として使われています。
その他にも、ハトムギ茶には以下のような成分が含まれています。
・たんぱく質
・ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2)
・グルタミン酸
・コイクセノライド
ヨクイニン要素が豊富
はと麦茶は、ヨクイニン要素が豊富で、その要素をとりたいために飲んでいる方も多いです。 はと麦茶に含まれるヨクイニン要素とは、薬局などにくと、それだけを固めて縮めたサプリメントや漢方薬でも販売されています。肌を気にされている方がヨクイニン要素が含まれる、はと麦茶を好まれます。
肌が気になる方へ
はと麦茶がクセが少なく飲みやすく美味しいので、家族みんなにも飲むことができます。味が美味しいので、家族で飲んでいた麦茶などを、この「はと麦茶」に変えてしまって、その後、家族みんなで飲むご家庭も多いらしいです。 麦茶にもミネラル要素が多いのですが、はと麦茶は、ヨクイニンなどもあり、より健康的に栄養成分がとれるので、普段のお茶をはと麦茶に変えるだけで、お茶を飲みながら栄養要素がとれるので、家族が健やかに過ごすのにいいかもしれませんね。
カフェインなし 家族全員で飲みやすい
はと麦茶には、カフェインは含まれていません。はと麦茶の材料は「はと麦」ですので、もともと、元になる材料にカフェインが含まれていません。しかし中には、はと麦茶と他のお茶など混合されている物もありますので注意が必要です。はと麦の原料100%なので、完全にノンカフェインです。
アンチエイジング・美肌・便秘解消
冬の寒い季節にバランスを崩しやすいのは腎臓。腎臓の働きをサポートしてくれるのがハトムギ茶です。ハトムギは麦の一種ですが、良質のアミノ酸のバランスが穀物のなかで一番優れ、栄養価が高い食材です。利尿作用があり、腎臓の働きを活発にしてくれるほか、食物繊維が豊富で便秘の改善にも。昔からイボや肌のトラブルに効くと言われる生薬として名高い「ヨクイニン」はハトムギの皮を除いた種子のこと。肌の炎症を抑え、新陳代謝をアップし皮膚に潤いやハリを与えてくれます。
作り方
水200ccとハトムギ大さじ1~2杯を弱火で5分程度、煮出します。冬場なら身体を冷やす作用があるので、ショウガなどと温める食材と一緒に合わせるのもいいでしょう。
ハトムギ茶(はと麦茶)に副作用
ハトムギ茶に副作用は、ハトムギ茶の原料のハトムギはイネ科で、イネアレルギーを持っている方は痒みやじんましんを伴う可能性があります。
ノンカフェインのため、妊娠中の方も飲める健康茶としてハトムギ茶は知られていますが、飲み過ぎると体を冷やすことがあるので、摂取量には十分気をつけましょう。
コメント