一粒づつはとても小さく吹けば簡単に吹き飛んでしまうゴマ。
そんな小さなゴマには、鉄分やセサミンといった栄養成分がぎっしりと詰まっています。
そんなゴマには白ゴマや黒ゴマ、万能調味料の練りゴマなどがありますが、違いについてはご存知ですか?
そんな栄養もあり風味も良くするゴマの知識について調べてみました。
色鮮やかで香り豊かなゴマ
料理の上からパラパラと振り掛ければ色鮮やかさをアップさせてくれる白ゴマや黒ゴマなんですが実は世界には、約3000種類ものゴマが存在すると言われています。
ゴマは大きく分けると3種類
ゴマは、
- 白ごま
- 黒ごま
- 金ごまの3種類に大きく分けられます。
白ゴマ
白ゴマはそのまま食べても豊かな風味や甘みを感じられ、和え物やドレッシング、つけダレなどの様々な料理と合う万能です。
白く上品な風味と見た目で、どのような料理に合わせても美味しく彩られ風味も増します。
黒ゴマ
黒ゴマは、香りが非常に強く深いコクを感じられ、少しクセのある野菜や黒ゴマ豆腐などインパクトを与える料理に多く使われます。
最近では黒ごまの風味の良さをスイーツに利用した黒ゴマスイーツもよく見かけますので黒ゴマも白ゴマと同じような種類と言えます。
金ゴマ
金ゴマと言われてもピンとこないかも多いかも知れませんが主にトルコなどの地域で栽培が行われているゴマの種類で、濃厚な味わいがあり、白米にふりかけとして使ったり、煮物料理などにもよく合います。
練りごま
ゴマはゴマでも練りごまという姿を変えたゴマもゴマであり一般的に販売されています。
通常の粒状のごまではなく、ペースト状に加工されているゴマのため、練りゴマの方が食べやすいくお好みの方も多いかと思います。
ただ、ペースト状に加工がされていると、自然な栄養を摂りたい方にとっては取り入れるのをためらってしまう方もいるかと思います。
しかし、ゴマには豊富な油分が含まれているので、ペースト状にすり潰していくことによってゴマから油分が染み出て何も加えなくてもその油分で自らペースト状に変化してくれます。
原料となるいりゴマを潰して製造されているので粒状のゴマ同様に、安心して口に入れることができると思います。
練りゴマは、担担麺やドレッシング、夏場に嬉しい冷しゃぶや冷奴などにも活用されているので、意外なところで広く使われています。
白ゴマと黒ゴマ(金ゴマ)の違いとは
大きく分けてごまには白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマの3種類が存在すると先ほどお伝えしましたが、一体何が違うのか?
もしかしたらゴマの種類によって栄養素が違うの?って思いましたか実はそれぞれ栄養成分が大きく異なるのかと聞かれればそうでもないんです。
種皮の色の違いによって白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどと呼ばれているだけでした。
しかし、白ごま、黒ごま、金ごまは基本的な栄養成分に大差はないのですが、風味や味に関してはそれぞれ少し違ってくるため、活用されるものも異なります。
ゴマを含む食品には、より料理やスイーツに合うゴマの種類が採用されています。
ご家庭でもしどのゴマを選んだら良いか分からない場合は、味や風味で料理に合うと思うゴマを選ぶことをおススメします。
白ゴマ・黒ゴマの栄養
白ゴマや黒ゴマは風味や味は食べる人によっても大きく違うと感じるものですが、栄養成分はさほど変わりません。
どちらを選んでも美味しく体に良いのですが、ではゴマの栄養は?
これからゴマの栄養をチェックしていきましょう。
ゴマの栄養成分の秘密
ゴマの成分をおまかに表すと、
- 約半分の50%が油分
- 約20%がタンパク質
- 約30%がビタミンやミネラル、食物繊維で構成されています。
50%が油分で構成されていますが、ゴマの油分は不飽和脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸で成り立っているため、血中の悪玉コレステロールを排出したり大腸で便の滑りを円滑にして便秘を阻止してくれる体に嬉しい油分です。
ゴマ特有の栄養成分セサミン
ゴマから得られる有名な栄養成分と言えば、セサミンです。
このセサミンはゴマリグナンの成分であり、抗酸化作用を持っています。
そのため、体内にゴマグリナンであるセサミンやセサミノール・セサモリンを取り込むとアンチエイジングに役立ち、活性酸素をなくして美しく元気な体を維持してくれます。
また、肝機能をアップさせ脂質の代謝なども促してくれるありがたい食品です。
ゴマは、非常にたくさんの栄養成分が多く含まれている万能食品です。
しかも昔から愛され、食品としてだけではなく手軽に摂れるサプリメントなどにもなっているゴマはとりすぎによる体への影響はあるのでしょうか?
ゴマのとりすぎによる副作用
ゴマは栄養もたっぷりと含まれていますが、半分が油なのでカロリーの高いです。
ゴマにはペースト状になるほどの油分が含まれており、食物繊維などの成分も合わさってとりすぎるとカロリー超過やお腹がゆるくなって腹痛や下痢を引き起こす恐れがあります。
また、ゴマに含まれるカルシウムを摂りすぎると鉄や亜鉛などの吸収率が悪くなるり貧血を引き起こししやすくなったり、疲れ、めまいなどの症状を起こし、反対に亜鉛をとりすぎることでも鉄や銅の吸収を悪くしてしまうこともあります。
ゴマに限らずどんなに素晴らしい食材でも食べ過ぎはNGです。
ゴマのとりすぎは栄養が豊富なことが仇となり、様々な不調を引き起こす恐れもあるのでゴマの摂取は適量、ほどほどが重要なのです。
1日に必要なゴマの適量
1日に必要なゴマの量は、大さじ2杯程度と言われています。
どんなに多くても大さじ4杯くらいまでに留めることが望ましいと言えます。
また、ゴマは粒々が小さいく殻があるために、そのまま食べると栄養が十分に吸収されず、排出されてしまうことが多いのも現実です。
ゴマの栄養をしっかり摂取するならすり潰してから食べる
ゴマの栄養をしっかりと吸収させたいのであれば、すり潰したてから食べましょう。
すり潰す事により風味も増し栄養素もしかっかり摂取されます。
最後に
ゴマついて簡単ではありますがお伝えしました。
昔からゴマには非常に豊富な栄養成分が含まれていることは周知されていましたが、今回取り上げたブログで今一度ゴマの良さに気付くことが出来ていただければ幸いです。
ゴマは、風味も味も言うことなし、美味しい料理をより一層引き立てますので、毎日の元気、健康を補うためにゴマを活用してみてください。
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