カカオの実の種子であるカカオ豆を原料として作られる「ココア」は、栄養価の優れた健康飲料として愛飲されています。
ココアの種類としては、ココアの粉以外に砂糖など何も入っていない「ピュアココア」や「純ココア」、砂糖や粉乳などを加えた「ミルクココア」などがあり、これらにはたくさんの栄養成分が詰まっています。
ココアの栄養成分と効果
カカオマスポリフェノール
カカオマスポリフェノールは抗酸化力が強く、活性酵素の抑制や生活習慣病予防・ストレス防止・リラックス効果・血行促進・冷え症改善などの効果があると言われています。
食物繊維
ココアにはリグニンという食物繊維が含まれています。
腸を刺激して便通を良くしたり、善玉菌を増やしてコレステロールを減らす働きがあります。
ミネラルの宝庫
骨を丈夫にするカルシウム、細胞の新陳代謝を助ける亜鉛、カルシウム調整に必要なマグネシウム、血液の主成分となる鉄、鉄と一緒に貧血防止となる銅などをバランスよく含んでいます。
ビタミン
老化を防ぐパントテン酸、皮膚や粘膜を保護するナイアシンを多く含みます。
ダイエット中の栄養補給にココアはどう?
ココアにはダイエット中に良い栄養素が豊富に含まれていますが、あくまで補助的な役割です。
痩せるためには「摂取カロリー<消費カロリー」この原則が成り立たなければなりません。
つまり、砂糖が多く含まれるココアを摂取しカカオポリフェノールや食物繊維を多く摂取しても、摂取カロリーが増えすぎていれば痩せないということです。
上手く活用していきたいですね。
ココアの1日の摂取量
生活習慣病の改善などの健康効果に関する報告から、1日に少なくとも5~10 g程度のビターチョコレート(1~2片程度)又はココア一杯(純ココアで5~10 g程度)を毎日続けることが良いと言われています。
ココアにもカフェインが入っている
ココアにもわずかにカフェインが入っています。
ココアにはわずかにカフェインが含まれているため、飲みすぎるとカフェインの覚醒作用によって眠れなくなる可能性があります。
しかしココアに含まれるカフェイン量はお茶やコーヒーに含まれる量よりはるかに少ないですが、ゼロではないため、敏感な方やアレルギーのある方はお気を付けください。
最後に
ココアは牛乳や豆乳にお砂糖を加えて飲むのはもちろん、いろいろなお菓子の材料にもなります。
ただし、お砂糖の量には気をつけましょう。体にうれしい成分が詰まったココアだからこそ、一息タイムにおいしく飲みたいものですね。
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