毎朝手軽においしく食べられて、保存期間が長い物は災害時の非常食としても優秀なフリーズドライ食品。
ここ最近では、フリーズドライ食品が売り上げを伸ばしているようです。
でも、実際に乾燥した食品を見て「これって栄養は残ってるの?」と思った事ありませんか?
今回はフリーズドライ食品についてや、フリーズドライ食品の栄養に関する疑問について調べてみました。
フリーズドライ食品って栄養あるの?
フリーズドライ食品とは名前の通り、食品を冷凍(フリーズ)させて乾燥(ドライ)させたものです。
従来のエアドライ(熱風乾燥)と違い、凍らせた状態で乾燥させるため、食感や栄養分を残すことができるといわれています。
フリーズドライ食品は、長期保存が可能でお湯や水をそそぐだけですぐに食べられます。
多くの方が利用されている製品として、味噌汁やカップ麺のかやく、インスタントコーヒーの一部もフリーズドライ食品としてあげられます。
フリーズドライ食品の栄養
フリーズドライ食品って栄養がないのでは?
その前に、フリーズドライ食品の栄養について
フリーズドライ食品は栄養素の損失は少ない!
フリーズドライ食品は、熱による影響を受けないため、ほかの保存方法に比べてもビタミンやミネラルなどの栄養素が大きく損なわれる心配が少ないとされています。
実際に、保存方法の違いによってビタミンがどのくらい残存するかを確認した研究があります。
この研究では、5種類の野菜をフリーズドライ、エアドライ(熱風乾燥)、レトルト殺菌用アルミパウチに袋詰めしたときの3つの保存方法を比較しています。
生を100%としたときのビタミンC残存率
食品名 | フリーズドライ | 熱風乾燥 | アルミパウチ |
パプリカ | 63.8% | 38.9% | 51.8% |
ほうれん草 | 88.9% | 32.8% | 8.7% |
パセリ | 102.4% | 62.2% | 0.0% |
ブロッコリー | 69.6% | 4.3% | 7.7% |
上記の結果の通り、熱風乾燥やアルミパウチに比べ、フリーズドライはビタミンCの残存率が明らかに高い結果が得られたそうです。
“フリーズドライ食品は栄養がない”というイメージは、心配無用、単なる思い過ごしのようでした。
フリーズドライ食品の活用法3つ
フリーズドライ食品は、日々の食生活だけでなく、非常食としてでも活躍します。
手軽に取り入れられる、おすすめの活用法をの一例です。
1.野菜がごろっと入った味噌汁で野菜をプラス
フリーズドライ食品の味噌汁には、なすやほうれん草、ごぼうなど、野菜がごろっと入ったものがあります。
あと1品足りないときや、野菜不足をあともう少し補いたいときにもおすすめです。
フリーズドライ食品は野菜の食感がしっかりと残っているので、満足感もありますよ。
食塩の摂り過ぎが気になる方は、減塩タイプを選ぶのがお勧めです。
2.カレーや親子丼などをミニサイズで楽しむ
カレーや親子丼、かつ丼など、フリーズドライ食品とは思えないようなものもあります。
お湯をそそぐだけで、驚くほど簡単におかずが出来上がります。
さらに、ミニサイズでちょうど食べきれる量なのも使いやすいポイント。
食事の一品としてだけでなく、小腹が空いたときや、どうしても夜食が食べたいときに重宝します。
ミニサイズなので、普通の量を食べるよりもカロリーが抑えられるのも助かりますね。
3.フリーズドライの果物で手軽なおやつに
フリーズドライ食品にはいちご、バナナなどの果物もあり、手軽なおやつとしても便利です。
普通のドライフルーツとは違った、サクサクとした食感も楽しめます。
ヨーグルトに混ぜて食べてもOK。
フリーズドライなので、果物のビタミンが損なわれにくく、栄養補給できるのもうれしいですね。
最後に
今回は、フリーズドライ食品の栄養や活用法についてでした。
日持ちするので常備しておき、ぜひ毎日の食生活に活用してみてはいかがでしょうか。
特に単身の方や不規則勤務の方にもお勧めですよ。
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