今回はリンの過剰症を引き起こす隠れた食材を、テーマにお話をしていきたいと思います。
バランスの良い食事を心がけるということは、健康を維持するためにはとても大事なこととなります。
それぞれの栄養素が不足しないようにするということについては、このブログを見てくれている多くの人が意識してくれていると思います。
ですが、実は逆に摂りすぎてしまうことで、体にとって良くない病気を引き起こしてしまうような栄養素もあるんです。
知らないうちに取りすぎてしまう栄養素の代表的なものそれは、リンです。
リンについてはあまり知らない人も多いかと思いますが、実はリンは体の中でカルシウムに次いで多いミネラルなんです。
体を動かすためのエネルギーを産生する際に必要となったり、体の細胞膜の構成成分の一つであったり、骨を作る過程で重要な役割を持つなど体にとってとても重要な役割を果たしています。
ところがこのリンというのは、知らないうちに取りすぎていることが多く、リンの過剰状態になって知らないうちに病気になっていることも多いんです。
しかしリンという項目は普段の健康診断では測ることがめったにないため、リンが過剰状態になってるということさえ気づかないことも多いんです。
そこで今回のブログでは、リンを摂りすぎてしまうことで起こり得る病気と知らないうちにリンの過剰摂取に繋がってしまう避けるべき食材について、内科医のきたので先生に聞いてきたのでご紹介していきたいと思います。
リンの摂りすぎによる起こりうる病気
初めに取り上げるのは、こちら利用摂りすぎてしまうことによって起こる病気についてです。
リンの摂りすぎによる起こりうる病気1・骨粗鬆症
リンの過剰によって起こる病気その1は、こちら骨粗鬆症です。
血液中のリンが過剰になると副甲状腺ホルモンというホルモンが分泌されます。
この副甲状腺ホルモンは、骨の中に含まれているカルシウムを血液中に移動させてしまうので、その影響で骨がもろくなってしまうんです。
リンの摂りすぎによる起こりうる病気2・動脈硬化
リンの過剰によって起こる病気その2は、こちら動脈硬化です。
血液中に過剰になったリンは、カルシウムと結合して血管の壁に沈着してしまいます。
これを血管の石灰化と呼びますが、この結果の石灰化によって動脈の壁は硬くなり動脈硬化に繋がってしまうんです。
この石灰化による動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中に繋がって死亡のリスクが高くなってしまうので注意が必要なんです。
リンの摂りすぎによる起こりうる病気3・腎不全
リンの過剰によって起こる病気その3は、こちら腎不全です。
体内で増えたリンは、血管の石灰化によって腎臓内の血流を悪くするだけではなく、腎臓そのものを傷つけるので腎臓の機能が悪化することにつながってしまうこともあるので、注意が必要と思います。
リンの過剰摂取に繋がる意外な食材
そして次に、無意識のうちにリンの過剰摂取に繋がってしまう意外な食材についての話に移りたいと思います。
リンは牛乳や卵、肉、魚など普段私たちが食べている食材に普通に含まれています。
ですがこれらの食材から吸収される原因は、大体多くても50%程度なのでこれらの食材を獲ったとしても通常はリンの過剰状態になる事はありません。
リンの過剰摂取に繋がる食材は加工食品
リンの過剰に繋がってしまう強い食材それは、ズバリこちら加工食品になるんです。
加工食品に含まれているリンの正体は、 pH 調整剤や乳化剤、そしてリン酸塩などといった食品添加物になります。
これらの食品添加物からはリンが9割近くも吸収されてしまうので、食品添加物ばかり食べていることでリンの過剰状態に繋がってしまうんです。
加工食品の摂り過ぎで、リンの過剰状態になってしまう。
このことはしっかりと覚えておいてもらった方が良いと思います。
最後に
今回はリンの過剰によって起こる病気として、
- 骨粗鬆症
- 動脈硬化
- 腎不全
そしてリンの過剰摂取につながる隠れた食材として、
- 加工食品
を紹介しました。
リンの過剰摂取で起こる病気は、今日、明日に症状が出るわけではないですし、数年間問題なく生活も出来ると思いますが数十年後に気づいた時には遅かった。
そんな病気だと思います。
ですからリンが過剰になってしまう原因の多くは加工食品の摂りすぎですなので、ぜひ普段の食生活を見直して加工食品をあまり取らないように意識してもらうといいかもしれませんね。
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