独特の風味をもつピーマンは、子供の嫌いな野菜ベスト3には必ず入る野菜です。
しかしこのピーマン、抗酸化栄養素をたっぷりと含んだ野菜でもなんです。
夏の紫外線対策のも力を発揮し、美肌作り、健康維持にぴったりの野菜でもあります。
生でも食べやすく、カラフルなものが増えているので、サラダの彩りとしてとり入れるのもおすすめです。
緑色の憎い奴 ピーマンの栄養成分と効果
ピーマンの栄養成分1・ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンA(β-カロテン)は、優れた抗酸化力で、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれます。
また、お肌のかさつきを防いだり、鼻やのどの粘膜を健やかにして、風邪などの病気から体を守る作用もあります。
ピーマンの栄養成分2・ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるとともに、強い抗酸化作用をもちます
。ストレスに対抗するホルモンをつくるのに不可欠で、免疫力アップに効果を発揮します。
ピーマンの栄養成分3・ビタミンE
ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれ、細胞を老化させる活性酸素を除去するはたらきがあります。
紫外線やストレスなどでダメージを受けた肌の回復には欠かせません。
また、ビタミンCと一緒にとることで、ビタミンEの抗酸化力がアップします。
ピーマンの種類
ピーマン
一般的に出回っているピーマン。
独特の苦みとシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
旬は夏ですが、年間を通じて手に入れることができます。
赤ピーマン
普通のピーマンを完熟させたもの。甘みが強く、ビタミンCやビタミンA(β-カロテン)が緑ピーマンよりも豊富です。
また、赤ピーマンに含まれるカプサンチンという色素成分には、強い抗酸化作用があります。
パプリカ
肉厚で柔らかく、苦みが少ない種で、生で食べることができます。
特に赤パプリカは緑ピーマンよりも栄養価が高く、ビタミンCは緑ピーマンの2倍、ビタミンEは5倍も多く含んでいます。
赤色の他にも黄・オレンジ・紫・茶・白・黒とさまざまな種類があります。
フルーツピーマン
糖度が8度くらいある甘みの強いピーマンで、フルーツパプリカとも言われ、生で食べるのに向いています。
ピーマンのおいしい食べ方
色が濃くてハリとツヤのあるものを選びましょう。
ヘタの部分から傷みやすいので、ヘタが変色したり、しなびていないかのチェックを忘れずに。切り口がきれいなものほど新鮮です。
保存方法
ピーマンは水気を嫌います。
水気をふきとってからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
最後に
油を使って調理するとビタミンA(β‐カロテン)の吸収率がよくなります。
ピーマンの肉詰めやチンジャオロース、マリネなどにするのがお勧めです。
また、ピーマンに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
焼いたり炒めても、比較的しっかりとれるので、グリル調理で甘みを楽しむのもおすすめです。
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