キノコの効能を種類ごとに調べてみた

個別食材の栄養素

今回は、キノコの種類ごとの効能の比較をテーマにお話をしていきたいと思います。

キノコは、好きですか?どの種類が好きですか?

キノコは、低カロリーで栄養が豊富なことから美容や健康にはとても良い食材とされています。

前回のブログでは、キノコに含まれている栄養素について、キノコ全体の話として説明をしました。

※野菜からは摂取出来ない効能を持つキノコ

キノコは、栄養素が豊富な健康食材ではあるんですが期待できる効果や効能については、実はキノコの種類によって少しずつ違ってくるんです。

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種類ごとに違うキノコの健康効果

そこで今回のブログでは、キノコを食べることで効果の期待できる特徴的な効能をキノコの種類ごとに紹介していきたいと思います。

種類ごとに違うキノコの健康効果・椎茸(しいたけ)

しいたけの特徴的な効能効果についてです。

椎茸が優れている点それは血液サラサラ効果になります。

椎茸に含まれているエリダテニンには、コレステロールを低下させる作用や動脈硬化の予防効果が期待できるんです。

この エリダテニンは、キノコ類の中でも椎茸とマッシュルームだけにしか含まれていませんのでとても貴重な要素になるんです。

さらに椎茸に含まれているレンチオニン※1とグアニル酸※2には、血小板が集まって固まってしまう凝集を防ぐ効果があるので血液サラサラ効果が期待できるかと思います。

※1・レンチオニンは、乾シイタケに特有のあの香りの成分。 生シイタケには、あまり含まれておらず、乾シイタケを水戻しする時や加熱調理をする時に酵素が働いて作られます。 ただし、調理時に20分程度以上煮沸するとレンチオニンの大部分がなくなってしまうので、香りを残すためには、煮沸時間を短くすることが大切です。

※2・グアニル酸は、シイタケの主要な旨味成分。グアニル酸もレンチオニンと同じように酵素が働いて作られます。そのため、水戻しの条件や加熱調理によって含まれる量が変わってきます。室温で、長時間水戻しをすると、できたグアニル酸は分解されてしまいます。そのため、乾シイタケのグアニル酸量を増やすためには、水戻しは、グアニル酸の素(もと)となる成分をできるだけ減らさないように冷蔵庫の中で必要最小限行い、調理時に60から70℃の温度を与えてやることが大切です。

種類ごとに違うキノコの健康効果・エリンギ

エリンギに特徴的な効能効果についてです。

エリンギが優れている点それは、血圧低下そして、むくみの解消効果になります。

エリンギには、他のきのこ類と比較してもカリウムが豊富に含まれているんです。

カリウムには、体の中に溜まった余分な塩分を体の外に排出する働きがありますので高血圧やむくみに対して効果が期待できるかと思います。

種類ごとに違うキノコの健康効果・舞茸とエノキ

舞茸に特徴的な効能効果についてです。

舞茸が優れている点それは、疲労回復効果になります。

キノコ類の中でも舞茸に含まれているビタミン B 1の量は最も多いんです。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する役割がありますので、キノコ類の中では、疲労回復効果が最も期待できるのがこの舞茸になります。

そして舞茸と同じくらいエノキに関してもビタミンB1の量が多いので、疲労回復を目的として、エノキを食べることもおすすめです。

またエノキには、ストレス軽減効果も期待できます。

エノキには、神経の高ぶりを落ち着かせるギャバが豊富に含まれているんです。

なのでエノキを食べることで、ストレスを和らげたりリラックス効果が期待できるかと思います。

種類ごとに違うキノコの健康効果・ぶなしめじ

ブナシメジに特徴的な効能効果についてです。

ぶなしめじが優れている点それは二日酔いの改善効果になります。

ぶなしめじには、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するのを助けるオルニチンが豊富に含まれているんです。

なので、お酒を飲むときやお酒を飲んだ後には、しめじを食べるのが効果的かと思います。

またぶなしめじには、美肌効果も同じように期待できるんです。

ぶなしめじにはビタミンB2も豊富に含まれています。

ビタミンB2には、皮膚や粘膜を健康に保つ美肌効果が期待できるので美肌効果を求める場合には、ぶなしめじがおすすめです。

種類ごとに違うキノコの健康効果・なめこ

なめこに特徴的な効能効果になります。

なめこが優れている点それは、粘膜の保護作用になります。

なめこに含まれているムチンになどのネバネバ成分には、粘膜を保護してくれる作用があるんです。

なので喉の粘膜を保護することで、感染予防に繋がったり胃の粘膜を保護する作用が期待できるかと思います。

種類ごとに違うキノコの健康効果・キクラゲ

そして最後に説明するのは、キクラゲに特徴的な効能効果についてです。

キクラゲが優れている点それは、骨を丈夫にする効果になります。

キクラゲに含まれているビタミンDの量は、キノコ類の中でもトップクラスなんです。

ビタミンDには骨を丈夫に保つ働きがありますので、骨を丈夫に保つにはキクラゲが一番いいかと思います。

またビタミンDは、免疫力を高める効果も期待できますので、免疫力を高める観点からもキクラゲは、お勧めの食材となります。

最後に

今回のまとめになります。

今回は、椎茸の血液サラサラ効果、エリンギの血圧低下、そしてむくみの解消効果、舞茸の疲労回復効果、えのきの疲労回復効果やストレス軽減効果、ブナシメジの二日酔いの改善美肌効果、なめこの粘膜保護作用そしてきくらげの骨を丈夫にする効果や免疫力を高める効果などそれぞれのキノコが持つ特徴的な効果効能を説明しました。

キノコを選ぶ際には、これらの健康的効能を参考にして選んでみてもいいのかなと思います。

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