今の社会生活の置いて、もはや欠かせないプラスチック製品。
もはやすべての方の身の回りに溢れるプラスチック製品は、知らぬ間に溶け出し環境や人体を汚染している事をご存知でしたか?
出来ればそんな害のあるプラスチックの使用頻度を減らしたくありませんか?
生活に欠かせないプラスチック製品の恐怖
使い勝手のいいプラスチックは私たちの生活のあらゆるところで使われています。
しかし便利な一方でプラスチックによる様々な問題も起こっているのも現実です。
それは環境問題に限らず私たち人間にも影響を及ぼします。
プラスチックは環境汚染だけじゃなかった
プラスチック製品による海洋汚染の問題、亀や魚の体内から大量のプラスチックが検出された報道など一度は目にしたことがあると思います。
その対策の一つとして、レジ袋の有料化などの対策が施されました。
その効果がどれほどかは分かっていませんが、大きな問題であることは事実です。
でも、体内からプラスチックが出てくるなんて話は、海に生きる生物だけじゃなかったんです。
そう人も知らずに食べてしまっているとしたら、どう思いますか?
プラスチックが溶け出し体内へ
今回はプラスチックが溶け出すものを紹介していきます。
そして、その代わりにどんなものを使用すればいいかも合わせてお伝えできたらと思います。
出来る事なら危険なプラスチック避けるように心がけてみませんか。
プラスチックが溶け出すもの
生活の一部としてプラスチック製品は、そこら中に溢れています。
しかもその中で溶け出す恐れのあるのもとして、
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの1・ ラップ
切れ味が良くて容器にピタッと密着するラップ。
食べ物の保存の時、レンジで温める時、料理時洗い物を減らす工夫時など活躍の場の多くほとんどのご家庭で愛用されいる物だと思います。
何気なく使っているこのラップの一部の原料は、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンなどが原材料に使われています。
ポリ塩化ビニリデンが使われているラップは、ピタッタと未着し強度もあり使い勝手がいい塩素系のラップで、石油を原料としたプラスチックと塩を電気分解した塩素で作られています。
またあまり知られていませんがラップにも安定剤や柔軟剤といった添加物が使われています。
これらの成分がラップと密着している食品に溶け出す恐れがあるんです。
特に肉魚揚げ物など油性の高いものは溶け出すリスクが高いので注意。
もしラップを使うならポリエチレン製の無添加ラップがおすめです。
ポリエチレンは非塩素系のラップでこちらも石油を減量としたプラスチックを使用していますがポリエチレンは燃やしても水と二酸加炭素と熱しか発生しないため人体に有害な物質は発生しません。
安定剤や柔軟剤などの添加剤も不使用です。
ただし無添加ラップも油分の多い食品を直接包んでのレンジ調理は、実は推奨されていません。
食品を温める際は食品の上にお皿を被せたり、ガラスの耐熱容器を使ったりbpaフリーのスタッシャーがおすすめです
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの2・缶詰
缶詰は昔から使われている長期保存の定番品です。
そんな缶詰にプラスチック?って思いますよね。
しかし内側には錆を防ぐためプラスチックの原料であるビスフェノールA(bpa)という化学物質がコーティングされています。
これは缶詰の内面塗装から飲食物へ移行することがあり、微量ですが人間が摂取する可能性がある物質と言われています。
bpaは環境ホルモンであり体内に取り込まれるとホルモンに影響を与えて高血圧や癌など生活習慣病のリスクを高める可能性があることが分かっています。
アメリカにおいてはでは日本においても食品衛生法によってポリカーボネート製器具及び容器・包装からのビスフェノールAの溶出濃度が制限されています。
アメリカでは哺乳便など入用児向け食品へのbpa使用を禁止しています。
特にトマト缶など酸度の高いものには気をつけましょう。
なるべく瓶詰のものを選んだりトマト缶ならbpaフリーのものが安心です。
創健社の有機トマト缶はbpaフリーで添加物のクエ酸も不使用でおすすめです。
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの3・ティーパック
ティーパック、出汁パック、コーヒーのペーパーフィルターなどは紙製に見えても実は、ポリプロピレンなどのプラスチックが含まれているものが大半なのをお存知でしたか。
これらの製品の中には、お湯を注ぐとマイクロプラスチックとナノプラスックが放出されることが最新の調査で確認されています。
仮に95°のお湯につけたティーパック1袋で約116億ものマイクロプラスチックと約31億のナノプラスチックがコップ1杯に放出されていることがアメリカ科学会の研究によって分かったのです。
なんか怖くないですか。
頻繁にティーパック入りの飲み物を飲む方は、危険を避けるためにも出来る限りコットン100%のお茶パックなどに入れ替えるのもいいかも知れません。
決して高級なものでなくても、セリアなど100均でも売られていますのでお勧めです。
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの4・電気ケトル
電気ケトルに使用されているプラスチックは耐熱性のある素材ですが、使用するたびにケトルの内側のプラスチックが剥がれマイクロプラスチックとなり水に紛れ込んでいることが研究で分かっています。
なんと1Lの水に3万個ものマイクロプラスチックが発見されたそうです。
目に見えないほど微小マイクプラスチックは海に流れ出て拡散し続け、魚や動物人体に流れ込んでいます。
便利な電気ケトルが使わないようにするのが番ですが、便利さゆえに使うこともしばしばありますよね。
使うのであればプラスチック性は避けてガラス性やステンレス性のケトルを選ぶと良いでしょう。
毎日使うもので、口に入るものを使うのであれば多少割高になってしまうかもしれませんがお勧めです。
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの5・タッパー
タッパーなど食品を入れる容器に使用されているのは、主にポリカーボネートというものです。
ポリカーボネートはbpaを原料に作られています。
bpaは様々な研究によって健康上の問題が指摘されている工業用の科学物質です。
健康にどのような影響があるのか?というとbpaは環境ホルモンの一種であり女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を示します。
そのためエストロゲンが関係する不妊症、乳がん、前立腺がんにつながる可能性が指摘されています。
bpaは熱や酸、油により製品から溶け出し食品を介して体に取り込まれます。
これはタッパーに限らず、例えばコンビニ弁当を温めたり水を入れたペットボトルを夏場の暑い車内に置いたままにすると溶け出してしまう可能性があるので要注意。
このbpa日本では、食品衛生法により基準値が設けられています。
bpaの溶出基準値は2.5ppm以下とされているんですが、なんとEUの基準値は日本の1/10以下です。
そう考えると基準値に安心することなく、自分の目で確かめて商品を選ぶことが大切かも知れません。
お勧めは、保存容器はガラス製で。
見た目もシンプルでプラスチックのタッパーよりオシャレで綺麗です。
たとえば、そのまま食卓に出して残ったら蓋をして冷蔵庫に入れるなんて使い方いかがでしょうか。
プラスチックが溶け出す恐れのあるもの6・まな板
木製よりも製造コストが安いプラスチックのまな板ですが、食材を切ったり刻んだりするとだんだんと
溝や傷ができていき、小さなプラスチック粒子が発生して食品に購入してしまう可能性があります。
アメリカのノースダコタ集立大学を中心とした研究チームによるとプラスチックのまな板を使うと年間約7000万個以上のマイクロプラスチックにさらされる可能性があると発表しています。
マイクロプラスチックは、5mm以下の微細プラスチック粒子であるため、一度海に留出すると回収が困難になり海だけに留まらず、全生物の生体系に大きな影響を及ぼしかねません。
料理の相棒であるまな板は、出来れば木製がお勧めになります。
木のまな板を使うと包丁のトントンという音が心地よくて料理がもっと楽しくなるかもしれませんよ。
以上6つの製品を紹介しました。
最後に
上部で加工しやすいプラスチックは世界中で様々な製品に使われています。
ですがマイクロプラスチックのの影響はまだまだ、未知数であるためプラスチックをできるだけ使わない環境に留出しないようにすることが、自分や家族の健康環境への配慮につがると思っています。
蛇足になりますが、廃プラスチックでアイスクリーム?
捨てるはずのプラスチックゴミからなんとアイスクリームを作り出すことに成功したというような内容です。
その名は、ギルティフレーバー。
これはプラスチック廃棄物を混ぜて作られたバニラ味のアイスクリーム。
ペットボトルにも使われるプラスチックをバクテリアや酵素で分解し、バニラエッセンスに使われる化合物を作り出すことに成功したものだそうです。
この研究チームによるとプラスチックから食品が作られるのは、世界で初めてだということです。
現段階では、食品の安全検査はまだ受けておらず当然一般販売はされていません。
しかし、今後も研究を続け近年問題になっているハイプスチックの活用に取り組みたいんだそうです。
これどう思いますか?
プラスチックが人体に与える影響はまだ未知数な部分も多いと言われていますが、このような化学物質は一度体内に入るとなかなか排出されにくい特性があります。
マーガリンなどに含まれる不飽和脂肪酸問題と同じですね。
酵素で分解しているとはいえ、果たして体内に入れて大丈夫なのだろうか?
廃プラスチック問題って、今感じてる以上に深刻な問題なのかも知れませんね。
個人的な意見ですが、このような研究がされる前に違う形での廃プラスチック対策を実現してもらいたいものですし、個人レベルでもプラスチック製品の扱い方を少しでも変化される必要が迫られているのでしょうね。
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