キウイは、ビタミンやミネラルの宝庫。
とくに最近人気の黄色いゴールデンキウイのビタミンC量は、通常のキウイの約2倍(100gあたりのビタミンCの含有量:ゴールデンキウイ140mg、キウイ69mg)
また、酸味のもとであるクエン酸とリンゴ酸は、疲労回復効果があり、甘みのもとであるブドウ糖と果糖はエネルギー源に。時間のない時の栄養補給や、間食にもおすすめの果物です。
キウイの栄養成分と効果
ビタミンC
コラーゲンの生成を助け、美肌作りに役立ちます。また、風邪やストレスへの抵抗力を高めたり、鉄分の吸収を助けたりしてくれます。
ビタミンE
抗酸化作用の高いビタミンの代表格で、水洗いや加熱による損失が少ない脂溶性ビタミン。
しかも、ビタミンCとビタミンEが一緒にあると相互作用で抗酸化力がアップし、有害な活性酸素からカラダを守ります。
カリウム
カリウムには、体内の過剰なナトリウムの排泄を促す役割があり、高血圧の予防に効果的です。
葉酸
葉酸は細胞の分化に働くため、胎児の正常な発育に欠かせないビタミンの1つ。
また、正常な造血機能を保つためにも欠かせない栄養素で、不足すると貧血や神経障害を招きやすくなります。
食物繊維
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があります。
水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにして食後の血糖値の急激な上昇を抑えます。
不溶性食物繊維は、便のカサを増やし、腸内環境を整える働きがあります。キウイフルーツにはどちらも含まれています。
キウイのおいしい食べ方
キウイの皮付近には、アクチニジンというタンパク質分解酵素が含まれています。
アクチニジンは消化を促し、胃もたれを防ぐ働きがあるので、肉料理のあとのデザートとして食べるのがおすすめです。
生で食べる場合、牛乳やヨーグルトに混ぜてしばらく置いておくと、苦味が出てきます。
一緒に食べる場合は、食べる直前に合わせるようにしましょう。
保存方法
キウイは、完熟前に収穫されるため、未熟なもの(硬いもの)は、常温で追熟させましょう。
りんごやバナナと一緒に袋に入れておくと、早く熟します。
完熟したキウイは冷蔵庫で保存し、1週間以内に食べるのが目安です。
最後に
キウイには、果肉が緑色のグリーンキウイのほか、果肉が黄色く甘みの強いゴールドキウイなど、さまざまな品種があります。
生で食べ比べてみたり、料理によって使い分けたりするのも楽しいですよ。
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