魚が出世? 出世魚ぶりの栄養成分

個別食材の栄養素

ぶりは成長とともに呼び名の変わる代表的な出世魚で、濃厚な味わいの赤身魚です。

産卵直前で脂がのる冬が旬で、その時期のぶりは「寒ぶり」と呼ばれています。

ちなみに成長につれ、モジャコ→ワカシ(~40cm)→イナダ(~60cm)→ワラサ(~1m)→ブリ(1m~)と名を変える出世魚です。

関西ではワカナ・ツバス → ハマチ → メジロ(イナダ) → ブリとなりますが、ハマチは関東では養殖のもをいうそうです。

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出世魚ぶりの栄養成分と効果

ぶりの栄養として、

  • 良質なタンパク質
  • 良質な脂質
  • ビタミン類
  • 多くのミネラル

も多く含む栄養価の高い魚です。

EPA・DHA

脳細胞の活性化、血栓の発生を抑えるなど生活習慣病の予防に効果があると言われています。

ビタミンD

ビタミンDが多く含まれ、カルシウムの吸収を助けるはたらきをします。

体内での吸収率が高いヘムを多く含み、貧血予防に最適です。特に血合いの部分には鉄が多く含まれています。

タウリン

タウリンは、肝臓の解毒作用やコレステロール値を下げるのに役立ちます。

また、そのほかにも糖分やコレステロールの代謝を促進するビタミンB1・B2・ナイアシンも含まれています。

ぶりのおいしい食べ方

一般には切り身で出回ることが多く、身は「刺身・塩焼き・照り焼き・西京漬け」、頭やアラは「ぶり大根・アラ炊き・かす汁」、皮は「なます」、あごの部分は「ぶりかま」と、塩焼き・煮もの・鍋ものなどの調理に向きます。

ぶりのしゃぶしゃぶ

薄くスライスしたぶりと野菜を、昆布だしのだし汁の中ですすぐように火を通して、ポン酢醤油・ゴマだれなどをつけて食べます。

ぶり大根

ぶりのアラに熱湯をかけ霜降り状態にし、冷水でしめて下処理をしたぶりと大根を調味料で煮る、ぶりの代表的な料理です。

ぶりの照り焼き

下味のついたぶりを両面焼き、たれを加え煮立たせるように味をからめます。

最後に

ぶりは捨てるところのない優秀な魚と言われています。

特に寒ぶりが旬の季節には、色々な部位に合わせたぶり料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

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