身近な食材である玉ねぎですが、生で食べてもよし、加熱調理として煮たり炒めたりしてもよしと大活躍。
私たちの体にうれしい効果もたくさんあります。
玉ねぎの栄養成分と効果
玉ねぎの栄養成分と効果1・硫化アリルで血液サラサラ効果
玉ねぎの辛みとにおいは揮発性の硫化アリルという成分からきます。
硫化アリルには動脈硬化の原因となる血栓やコレステロールの代謝を促進し、血栓をできにくくする作用があります。
最近よく言われる「血液サラサラ」というのはこの効果です。
この作用で、高血圧・糖尿病・動脈硬化・脳血栓・脳梗塞などの予防に効果があります。
その効果は生で食べた時に最も発揮され、また切ってから1時間ほどおいた時に効力が高まります。
水にさらすと硫化アリルは流れ出てしまいますので、酢を上手に使って辛みをやわらげながら食べるといいですよ。
玉ねぎの栄養成分と効果2・ビタミンB1と一緒に摂取して疲労回復!
硫化アリルはビタミンB1の吸収を促進するはたらきがあります。
ビタミンB1は糖質を素早くエネルギーに変える栄養素で、不足すると疲労・食欲不信・不眠・イライラなどの症状がおこります。
ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉やハム・かつお・大豆などなので、これらと一緒に料理すると疲労や食欲不信などの予防に効果大です。
玉ねぎの栄養成分と効果3・カリウムでむくみ解消
塩分の摂り過ぎが指摘される現代人。塩分の摂り過ぎはむくみを引き起こしてしまいます。
玉ねぎに含まれているカリウムは、むくみ解消に役立つ代表的な成分。
塩分の摂り過ぎに気をつけつつ、普段の食生活にたまねぎを取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
玉ねぎの栄養成分と効果4・アリシンで免疫力アップ
玉ねぎに含まれるアリシンには強い抗菌作用があり、免疫力アップにも役立つと言われています。
また、タマネギに期待される体温を高める作用も、免疫力の向上につながると言われています。
疲労回復効果と免疫力アップ効果が期待される玉ねぎは、健康的な生活に大きく役立つ野菜と言えますね。
動脈硬化予防
玉ねぎに含まれるアリシンですが、この成分には悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きも期待されています。
動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールに働きかけてくれるのは大きなメリットです。
玉ねぎは血液サラサラ効果も期待されているので、意識して摂取してみてはいかがでしょうか。
家庭でもよく使われる玉ねぎにはとても優秀な効能がたくさんあります。
比較的、料理に使いやすく簡単に手に入る食品ですから、積極的に摂取してみてくださいね。
玉ねぎの栄養を上手く摂取する食べ方は 生
玉ねぎの栄養を効率的に摂取する一番の方法ですが、食べ方としては「生食」なんです。
理由は玉ねぎは熱を通すと有効成分である硫化アリルが別の成分へと変化してしまいます。
また茹でるなどの調理法だと、大切な栄養素であるケルセチンも流れ出てしまうんです。
この場合はスープも飲める料理が理想です。
ちなみに、ケルセチンは水にさらすといった調理方法でも減少してしまうので、出来れば切った後は、そのまま放置、空気乾燥が一番です。
乾燥玉ねぎなどの活用も便利
毎回調理する手間や調理方法にこだわるのが面倒、手につく臭いがにがて、目にしみるのが嫌、そんな方には、乾燥玉ねぎなどの加工品を利用するのもお勧めです。
栄養素がぎゅっと凝縮されているうえ、サラダにふりかけるだけなど非常にお手軽な使い方をすることもできます。
長期保存もききますから、こういった便利な商品を取り入れてはいかがでしょうか。
最後に
このようにさまざまな効能をもつ玉ねぎ、サラダやマリネにしておいしくいただき、健康な生活を送りるのにお勧めです。
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