骨の健康維持やダイエットに!チーズのうれしい効果

個別食材の栄養素

さまざまな料理にマッチするほか、おやつやおつまみにもなるチーズは、使い勝手がよく保存性にも優れた食材で、女性が好む食材の一つでもあります。

チーズの栄養効果や特徴について解説します。

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知っているようで知らないチーズ

  1. チーズは古代から存在している: チーズは非常に古い歴史を持つ食品であり、紀元前5000年頃のメソポタミアやエジプトで既に作られていたと言われています。また、古代ギリシャやローマでもチーズは一般的に食べられていました。
  2. チーズは多様性に富む: チーズには様々な種類があり、その味や風味は非常に多様です。例えば、ゴーダチーズはまろやかな味わいがあり、ブルーチーズはクリーミーで強い風味があります。また、モッツァレラチーズは伸びる性質があるなど、それぞれのチーズに特有の特徴があります。
  3. チーズの作り方は複雑: チーズは牛乳や羊乳、山羊乳などの乳製品を酸や酵素を使って固め、塩漬けや熟成させることで作られます。チーズの種類によっては、熟成に数か月以上を要するものもあります。また、チーズの製造過程で使用される酵素や菌によって、味や風味が大きく異なることもチーズの特徴の一つです。
  4. チーズは栄養価が高い: チーズはカルシウムやタンパク質をはじめとする栄養素が豊富であり、エネルギー密度も高い食品の一つです。また、チーズにはビタミンやミネラルも含まれており、栄養バランスの良い食品としても知られています。
  5. チーズの産地による味の違い: チーズの味や風味は、産地によっても異なります。例えば、フランスやイタリアなどのチーズはその土地の気候や風土に影響された独特の味わいがあります。また、地域ごとに伝統的な製法や熟成方法があり、それによってチーズの特徴が変わることもあります。

以上のように、チーズは歴史や製法、味の多様性などがあり、興味深い食品です。

また、チーズは世界各地で親しまれ、様々な文化や料理に使用されています。

例えば、パルメザンチーズはイタリアのパスタやリゾットに、チェダーチーズはアメリカのハンバーガーやマカロニ&チーズに、ベリーチーズはフランスのデザートに使われるなど、地域ごとに異なる料理に欠かせない存在となっています。

また、チーズは熟成によって味や風味が変化することも特徴的であり、長期熟成のチーズはより濃厚な味わいが楽しめます。

一方、若熟成のチーズはよりまろやかでフレッシュな味があります。

さらに、チーズは料理の他にも単体で食べるだけでなく、チーズ盛り合わせやチーズフォンデュなどのように、食卓を彩る一品としても楽しまれています。

また、チーズは文化的な重要性も持ち合わせており、チーズ作りやチーズに関連する行事や祭りなどが世界中で行われています。

例えば、スイスのチーズ祭りである「チェーズ」や、イギリスのチーズローリング大会など、チーズを中心にした独自の文化が存在しています。

以上のように、チーズは歴史、製法、味の多様性、料理や文化との関わりなど、意外と知らない一面もあります。

チーズは世界中で愛されており、その魅力は多岐にわたります。

骨の健康維持やダイエットに!チーズのうれしい効果2つ

牛乳や山羊乳を濃縮して作られるチーズには、生乳の栄養がギュッと詰まっています。


特に、カルシウム・ビタミンB2などを多く含んでいます。

1.骨粗鬆症を防ぐ

健康な骨と歯を作り、骨粗鬆症予防のためにも積極的に摂りたいカルシウム。

ほとんどのチーズは同じ重量の牛乳より多くのカルシウムを含んでいて、その含有量を比較すると、カマンベールは4倍以上、パルメザンチーズは10倍以上、プロセスチーズは6倍以上にもなります。

何をどれだけ食べるべきかを国が定めた指針「食事バランスガイド」では、カルシウム供給源として牛乳・乳製品を奨めています。

牛乳だったら200ml、スライスチーズだったら2枚分が1日の目安。

牛乳を飲むとお腹がゆるくなる人や苦手な人は、チーズを上手にとり入れてみてはいかがでしょうか。

ただしカテージチーズ・クリームチーズは、同じ重量の牛乳よりもカルシウムが少ないので注意が必要です。

2.ダイエットに役立つ

チーズには、ビタミンB2・レチノール(ビタミンA)が多く含まれています。

ビタミンB2は脂質の代謝を助ける働きがあり、ダイエット時には積極的に摂りたい栄養素です。

レチノール(ビタミンA)は肌のターンオーバーをサポートし、ダイエット中に起こりやすい肌荒れを防いでくれます。

また、チーズは腹持ちがよい食材なので、間食にとり入れれば、空腹の解消にも一役立ちます。

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いって?

ナチュラルチーズの特徴と分類

ナチュラルチーズは、生乳に乳酸菌や酵素を加えて固めてから熟成させたもの。

熟成にしたがって風味が変化していきます。製法や原料によって6種類に分類することができます。

■フレッシュタイプ

生乳を酵素や乳酸菌で固めてから水切りをしたチーズ。

水分が多く、柔らかい食感が特徴です。

購入したら、なるべく早めに食べきるようにしましょう。

《代表的なチーズ》モッツアレラ・カッテージ・リコッタ・マスカルポーネ

■白カビタイプ

チーズの表面に白カビの胞子をつけ、熟成させたもの。

製造日から2~4週間で食べ頃となり、濃厚でとろっとした舌触りを楽しむことができます。

《代表的なチーズ》カマンベール・ブリー

■青カビタイプ

固めた乳の間に青カビを植え、熟成させたもの。ピリッとした香りと味わいが刺激的なチーズです。

食べ頃は、製造日から半年~1年です。

《代表的なチーズ》ロックフォール・ゴルゴンゾーラ

■セミハードタイプ

生乳を発酵させたあと、プレス機で水分を絞ってからゆっくり熟成をさせたものがセミハードタイプ。

較的硬く、プロセスチーズの材料にも使われます。食べ頃は、製造日から3ヵ月~6ヵ月です。

《代表的なチーズ》ゴーダ

■ハードタイプ

セミハードタイプの水分をさらに少なくしたものがハードタイプ。

濃厚な味わいが特徴です。

粉にして料理に使われるほか、プロセスチーズの材料に使われています。

食べ頃は、製造日から半年~1年です。

《代表的なチーズ》チェダー・パルミジャーノ レッジャーノ・ラクレット・ミモレット

■シェーブルタイプ

山羊の乳から作られるチーズのこと。

酸味を抑えるため、表面に木炭の粉をまぶしているものもあります。

《代表的なチーズ》ヴァランセ・クロタン・サントモール

プロセスチーズの特徴

プロセスチーズは、1種類以上のチーズを溶かしてから再形成したもの。

熱を加えて加工することで微生物の働きが止まるため、品質や風味が変化しにくいのが特徴です。

料理に使いやすいスライスチーズや、間食・おつまみにぴったりなキャンディタイプ・スティックタイプのものが多く出回っています 。

最後に

うれしい効果がたくさんあるチーズですが、低カロリーとはいえません。

ダイエットに役立てるには食べ過ぎに注意するほか、低カロリー・低脂質のものを選ぶことも大切です。

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