カレーを食べていて思ったこと クミン

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カレーって独特な香りで嫌いな方はいないのではないかと思います。そんなカレーの香りは、実はクミンとう植物の香りが中心だそうです。クミンって良くは知らないのですが、なんとく耳にした記憶があります。その意味では日本人にはとてもなじみ深いスパイスかもしれません。そんなクミンは歴史の古いスパイスの1つで、現代では西欧よりもインド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」に欠かせないスパイスだそうです。少し興味が出てきたので調べてみました。

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クミンって何?

スパイスに興味がある方ならば、クミンの名前は一度は聞いたことがあるでしょう。インドカレーには欠かすことのできないガラムマサラに使われるスパイスとして知られているそうです。

セリ科の一年草で東洋の原産といわれていますが、古くから地中海沿岸でも生育しています。
スパイスとして利用するのは、細かなとげにおおわれた種子の部分だそうです。

クミンとは

クミンは、別名でウマゼリ、キュマン、ジーラなどとも呼ばれています。古代エジプトの医学書に載っていたり、美容や薬用、まじない、料理などに使われていたりと、クミンは昔から現在に至るまで幅広い用途に使われてきた香辛料です。

最大の輸出国はイランですが、南アジアやヨーロッパなどでも栽培されています。カレーの国インドでは必須の香辛料であり、ガラムマサラやチャツネなどの調味料にも使用されています。また、ヨーロッパや中近東などの料理にも使用されており、チーズやソーセージ、ピクルス、パンなどにも使用されることがあります。また、インドやヨーロッパでは薬用として使用されていると言われています。

クミンの特徴

クミンには強い芳香、苦味や辛味があります。香りを嗅いだらカレーを連想する人も多いと思いますが、実際にカレーパウダーにクミンは使用されています。種子であるクミンシードは、外観がキャラウェイシードやフェンネルに似ていることから、しばしば混同されることがありますが、香りは全く異質なものだそうです。

クミンの効能

クミンには、色々な効能や効果がありますが、アレルギーがある方や妊娠中および授乳中の女性には摂取はおすすめできないそうです。

クミンの効能や効果

クミンには、食欲増進や消化促進、抗がん作用などがあるとされています。また、胃痛や腹痛などにも効果があるようです。さらに、近年の研究でクミンにはダイエット効果があるということが報告されています。これは、クミンに含まれる植物ステロールによって、コレステロール値や体脂肪が減少していることによるものとされています。

クミンの副作用

クミンは、妊娠中および授乳中の女性は摂取を避けた方が良いでしょう。また、セリ科の植物にアレルギーがある人やクミンに含まれる成分にアレルギーがある人も摂取は避けましょう。スパイスアレルギーを起こした例として、蕁麻疹(じんましん)、喉のかゆみ、呼吸困難などアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

スパイスの効いた料理を食べた時に、何か異変を感じたことがあるのなら、気をつけておいた方が良いです。

クミンの使い方

クミンは、カレーやスパイスを効かせたエスニック料理を始め、肉料理、世界中で料理に使用されています。

ハンバーグの下ごしらえに

ハンバーグの肉だねを作る際に、風味をよくするためにクミンパウダーを加えてみましょう。下ごしらえの過程で使いますが、クミンは材料の臭み消しというより、むしろそれ自体の香りを味わうという意味合いで使われています。

炒めものに

クミンは、いつもの野菜炒めにちょっと加えるだけで風味を変えることができ、おいしくいただけるので是非使ってみることをおすすめします。人参、キャベツ、玉ねぎ、ズッキーニなどどのような野菜とも合わせやすいですし、ひよこ豆などの豆類ともよく合います。

クミンライスに

本格的なスパイスカレーや、エスニック料理に添えるご飯としてクミンライスはいかがでしょうか。研いだ米に、油で炒ったクミンシードを加えて炊くだけなので、とても簡単にできますよ。これでいつものカレーがワンランク上になること間違いなしです。

クミンの栄養

クミンにはビタミンB類、ナイアシン、葉酸などが多く含まれています。また、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEも豊富です。さらには利尿作用のあるカリウムも含まれているので、むくみが気になる人や高血圧の人にも効能があります。

パウダーとシードの違い

クミンパウダーとは、クミンシードをさらに粉末状にしたもので、料理の下準備の時に混ぜ込んだり、最後の仕上げに加えて香りを出したりする使い方ができます。一方、クミンシードはクミンの種子そのものです。シードはまず油で炒め、その油ごと一緒に料理に使うようにすると、香りが立って料理を引き立てることができます。

パウダーでもシードでも香りの強さ自体には差はありませんが、よりクミンの香りを 料理に活かしたい時にはシードを使うことをおすすめします。

クミンの代用品

下ごしらえなどに代用する場合にはナツメグが使えるでしょう。クミンの香りはナツメグよりも強いので、香りを主張させない程度に使いたい場合にはちょうど良いと思われます。

最後に

クミンは、スパイス類の中でも比較的流通されている方で、しかも安価で入手しやすいスパイスです。いつも作っている料理に少し加えるだけで、カレー風味に近い感じにアレンジができるので料理の幅も広がります。使い方もシードなら炒めるだけ、パウダーならばただふりかけるだけなので、手間もかかりません。しかも料理をおいしくするだけではなく、ダイエット効果まであるのですから、気になる人は是非気軽に使ってみてはいかがでしょうか。

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