何を選べばいいのよ! いろいろあるヨーグルト製品

その他

腸内環境を改善する食品としておなじみのヨーグルト。

近年では、免疫機能アップ・肌荒れ予防・内臓脂肪対策などといったメリットが強調されたヨーグルトが増え、どれを選んでよいか迷ってしまうことも。

そこで、欲しいメリットに合わせてヨーグルトを選べるよう、各商品の特徴や効果を栄養士さんに聞いてみました。

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ヨーグルトの健康効果

まずヨーグルト全般に言える健康効果ですが、ヨーグルトは多くの人々に愛される健康食品であり、様々な健康効果が知られています。

そのヨーグルトの健康効果について紹介します。

  1. 腸内環境を整える ヨーグルトには、善玉菌である乳酸菌が豊富に含まれています。これらの乳酸菌は、腸内環境を整える働きがあり、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことができます。そのため、ヨーグルトを食べることで、便秘や下痢などの腸の不調を改善することができます。
  2. 免疫力を高める ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫力を高める働きもあります。乳酸菌が腸内に定着することで、腸内環境が整い、免疫力が向上します。また、ヨーグルトに含まれるビタミンDも、免疫力を高める働きがあります。
  3. 骨を強くする ヨーグルトには、カルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは、骨を強くする働きがあります。そのため、ヨーグルトを食べることで、骨粗鬆症などの骨の病気を予防することができます。
  4. ダイエット効果がある ヨーグルトには、低カロリーでありながら、栄養価が高いため、ダイエットにも効果があります。また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整える働きがあるため、便秘解消にも役立ちます。

目的に合わせて選びたい、おすすめヨーグルト10 選

ヨーグルトの健康効果は分かっていても、今の自分が求めている物を改善してくれるヨーグルトってどれを選べばいいの?

どの製品を選べばいいのか?

最近の各社が発売してる多くの商品から選ぶのは大変ですよね。

そこで、多くの販売店で発売されている製品の大きなメリットを説明していきます。

1.スポーツやカラダ作りには「ダノンジャパン オイコス」

運動する人には欠かせないタンパク質が、通常のヨーグルトに比べ2倍入っています。

脂肪ゼロで100kcal未満なのもうれしいポイント。

乳製品に含まれるホエイプロテイン(乳清タンパク質)はカラダへの吸収が速いので、運動後のタンパク質補給におすすめです。

2.ダイエット中の間食には「森永乳業 ギリシャヨーグルト パルテノ」

ギリシャヨーグルトの特徴である濃厚でクリーミーな食感でありながらも、100kcal程度と低カロリーに抑えられています。

プレーンタイプの他に、はちみつやフルーツソースが入っているタイプと、ソースが別添えになっているタイプがあります。

食べ応え十分なので、ダイエット中のスイーツの代わりにぴったりなヨーグルトです。

3.便秘・つらい冷えや肩こりには「カゴメ ラブレ」

植物性の乳酸菌であるラブレ菌を使用しているのが特徴。

ラブレ菌の摂取により便秘や冷え、肩こり、腰痛などの更年期症状が改善されることが示唆されています。

さらに、1日分の鉄分が配合されたタイプもあり、貧血予防の手助けをしてくれます。

女性に多い悩みの解決に期待できるヨーグルトです。

4.血圧・血糖値・中性脂肪が気になる方に「森永乳業 トリプルヨーグルト」

「高めの血圧を下げる」

「食後の血糖値の上昇をおだやかに」

「食後の中性脂肪の上昇をおだやかに」という3つの機能性を表示したヨーグルトです。

トリプルヨーグルトに入っているトリペプチドMKPには、血圧上昇物質を作る酵素の働きをブロックする効果があることがわかっており、ヒトでの研究で収縮期血圧が低下したという結果が報告されています。

また、難消化性デキストリンは、小腸での糖・脂肪の吸収を抑える働きがあります。

難消化性デキストリンの効果を得るためには、食後ではなく、食事と一緒に食べることがポイントです。

5.インフルエンザの予防に「明治 プロビオヨーグルトR-1」

プロビオヨーグルトR-1に使われる乳酸菌1073R-1株には、免疫細胞を活性化させ、風邪の予防、さらにはインフルエンザの抑制効果の可能性があることがわかっています 。

風邪やインフルエンザの流行する時期には是非とりたいヨーグルトです。

6.ノロウイルス対策に「森永乳業 ラクトフェリンヨーグルト」

ラクトフェリンヨーグルトには、「ラクトフェリン」という母乳に含まれるタンパク質がプラスされています。

ラクトフェリンにはウイルスや細菌の侵入・増殖を防ぎ、免疫を高めてくれる効果があることが確認されています 。

食中毒菌の他に、ノロウイルスに対しても効果を示唆する研究報告がありますので、毎日を元気に過ごしたい人はもちろん、免疫機能が下がってしまう妊娠中の方や、高齢の方にもおすすめです。

7.花粉症の緩和に「森永乳業 ビヒダス」

森永ビヒダスに使われるビフィズス菌BB536は、体内の免疫バランスを改善し、花粉症の症状緩和 に効果があるとされています。

また、マウスの実験ではo-157の感染を防ぐ作用があることが確認されています。

花粉症が気になる方や、o-157などの食中毒が発生しやすい初夏~初秋にかけての時期がおすすめできると言えます。

8.胃の健康を守るなら「明治プロビオヨーグルトLG21」

プロビオヨーグルトLG21に使用されているLG21乳酸菌は「胃で働く乳酸菌 」という個性的な特徴があります。

LG21乳酸菌にはピロリ菌の活動を抑制し、胃の炎症の改善が認められたという試験結果があります。

ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍の原因の一つとなり、日本人はピロリ菌の保菌率が高い ので、胃の健康が気になる方におすすめできるヨーグルトです。

9.プリン体対策に「明治 プロビオヨーグルトPA-3」

PA-3乳酸菌が食事由来のプリン体に作用し、食後の尿酸値の上昇を抑える働きがあると報告されています。

尿酸値が気になる人におすすめです。


10.内臓脂肪が気になるなら「雪印メグミルク 恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」

ガセリ菌SP株は、食事と一緒にとることで脂肪の吸収を抑え、内臓脂肪を減らす のを助ける働きがあり、メタボリックシンドロームの予防が期待できます。

脂肪ゼロ、砂糖不使用 なのもうれしいポイントです。

最後に

ヨーグルトの効果を実感するには、 毎日続けて食べることが大切です。

どの研究報告も、2~4週間の継続摂取が前提となっていますので、気になる商品があれば、まずは続けて食べてみることが大切です。

そして体質や目的に合ったヨーグルトを見つけてみてくださいね。

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