パントテン酸カルシウムって知ってる?

その他

納豆には多くの栄養素が含まれるのでぜひ食卓に加えたい発酵食品です。その中の栄養素の一つにパントテン酸カルシウムがあります。パントテン酸カルシウムは、他のビタミンと協力して糖分や脂質の代謝を良くする働きがあり、皮膚や髪の毛の健康を保つ効果のあるビタミンB5(ビタミンの一種)です。また、弛緩性便秘や湿疹に対する効能もあると言われています。

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パントテン酸カルシウムとは

パントテン酸カルシウムのパントテンとは、ギリシャ語で「広くどこにでもある」という意味でパントテン酸カルシウムは、様々な食品の中に含まれています。肉やナッツ類の中に多く含まれ、とりわけ含有量の多い食品としてレバーや納豆、干ししいたけなどがあげられます。

パントテン酸カルシウムは栄養強化剤として食品へ添加されていることの多い栄養素で、サプリメントや健康食品などに含有していることが多い成分で、清涼飲料水ではデカビタCシリーズ、医薬部外品ではハイチオールCに多く含まれています。調整粉乳をはじめとする強化食品や化粧品、育毛剤にも幅広く使われています。

効果や効能は

パントテン酸カルシウムは副腎皮質ホルモンの分泌をうながす作用があるため、近年ではアトピー性皮膚炎や花粉症のようなアレルギー疾患に対する効果も期待されています。
また、細胞の形成や成長、性ホルモンの生成にも関与しているため、自律神経を調整し、髪や肌を健康に保つ効能も期待されています。しかしコーヒーやアルコールはパントテン酸を消費しますので、それらを摂取する際には多めに摂取するようにしてもいいかもしれません。パントテン酸カルシウムが不足すると低血糖症や血液や皮膚の障害などが生じることがあると言われているからです。

また、副作用として吐き気や嘔吐、下痢などの症状がみられることもありますが、水溶性ビタミンであるため摂り過ぎた場合は体内で尿と混ざり合い、外に排出されるため、過剰摂取に神経質になることはありません。

サプリでも補給OK 

パントテン酸カルシウムを補給する場合、各社から様々な商品が発売されています。その中には原材料が天然のものと合成のものに分けることができますが、天然のもので含有量の割合が最も高いものは「ナチュレサプリメント」です。また、合成のものでは「DHC」が最も高い割合で含まれているそうです。

「ナチュレサプリメント」は大豆や米ぬかといった天然素材から作っているのに加え、パントテン酸の吸収率を高めるタイムリリース加工を施していることから人気が高いらしいですよ。
ビタミンをミクロのカプセルで包むことで摂取後長時間かけてゆっくりと溶け出ますので、ビタミンを長く体内に留めておくことができます。

最後に

実は、パントテン酸カルシウムは腸内細菌によって体内でも作られ、通常摂取する様々な食品にあらかじめ含まれている栄養素なので、欠乏してしまうことは通常の生活の中で発生するリスクはほとんどありません。

サプリによる補給が必要なのは消耗性の病気や胃腸に病気のある人であり、日頃ちゃんと食事がとれている人にとっては必ずしも必要なものではないと言えるかも知れませんね。

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