家庭で食べているお肉は?
多くの方は、牛、豚、鶏肉を答えられると思います。
その中に加えて欲しいのが羊肉。
脂肪燃焼効果があるといわれるL-カルニチンが豊富で、ダイエッターに人気。
東洋医学では体の冷えを和らげる作用があるとされ、中国やモンゴルの女性が好んで食べている食材です。
ラムとマトンの違いは?
羊肉はヘルシーミートとして海外では、人気の食材でなんです。
日本では、
- 2~7歳の成羊の肉を「マトン」
- 1歳未満の子羊の肉を「ラム」
として大別しています。
ラムは肉質が柔らかく、クセが少ないのが特徴。
マトンは歯ごたえが強く、牧草のような独特の香りがありますが、ハーブや香辛料を使って調理すると食べやすくなります。
スーパーなどで手に入りやすいのはラムで、薄切りの焼き肉用・骨付きのラムチョップとして店頭に並ぶことが多いようです。
羊肉の栄養成分と効果
羊肉の栄養成分と効果1・L-カルニチン
ミトコンドリア内で、体内の脂肪酸を代謝するのに深く関わっています。
特に、運動時にL-カルニチンを十分摂ると、脂肪組織のエネルギーが使われて皮下脂肪減少・体重の減少に効果が示されたという報告もあります。
また、体内のL-カルニチンは、加齢によって減少していくことが分かっており、年齢を重ねるほど積極的に摂りたい成分ともいえます。
L-カルニチンは、赤身の肉に含まれていますが、たくさん食べれば脂質の摂り過ぎやカロリーオーバーに繋がります。
L-カルニチンを上手に摂るなら、その含有量が多いお肉を適量食べることが大切です。
羊肉は、手に入りやすい肉類のなかでL-カルニチンの含有量がトップクラスで、L-カルニチンの供給源としてぴったりです。
羊肉の栄養成分と効果2・ビタミンB2
ビタミンB2は、三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)の代謝を助ける補酵素として働く栄養素。
皮膚や粘膜を保護する働きもあり、口内炎・口角炎・角膜炎の予防に役立ちます。
羊肉の栄養成分と効果3・亜鉛
免疫システムの維持や、細胞の新陳代謝に欠かせないミネラル。
赤ちゃんや子どもの成長・発達にも必要です。
体の中に貯めておくことができないので、毎日適量を摂る必要があります。
そのほかにも、三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)の代謝に必要なナイアシンや、赤血球の生成を助けて貧血予防に役立つビタミンB12が豊富です。
羊肉のお勧めな食べ方
羊肉の特有の香りは、脂の部分にあります。
この香りがうま味のもとでもありますが、気になる人はなるべく脂を取り除くようにしましょう。
カロリーダウンにもつながり一石二鳥です。
表面をしっかり焼いて脂を溶かすことや、出来立てをすぐ食べるようにすることもクセを和らげるポイントです。
最後に
羊肉はスパイスと相性がよく、ナツメグや黒こしょうがよく合います。
また、ベトナムの麺料理「フォー」に炒めたヒツジ肉をトッピングし、ミントの葉を散らすと爽やかな風味で食べやすくなりますよ。
良かったら、牛、豚、鶏肉に加えて羊肉も普通にご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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