結婚や神事を避ける日 臘日(ろうじつ・ろうにち)って何? | 人は食べた物で創られる

結婚や神事を避ける日 臘日(ろうじつ・ろうにち)って何?

信仰・縁起物

「臘日」という言葉を見聞きしたことはありますか。

カレンダーには月日を表す数字以外にも、歴注(れきちゅう)という、日時や方位などの吉凶、大安や大凶などその日の運勢などさまざまな注意事項が書かれており、そこには「臘日」という日を見つけることができるかもしれません。

「臘日」とは

「臘日」の読み方は「ろうじつ」「ろうにち」です。

もともとは中国の「臘祭(ろうさい)」という年末の習慣が由来といわれています。

「臘祭」の「臘」という字には「つなぎあわせる」という意味があり、神と祖先の祭祀を一緒に行う(つなぎあわせて行う)もので、「臘」は「猟(りょう)」に通じることから、猟で捕まえた動物を祭壇にお供えしていました。

しかし、日本には「臘祭」の習慣は伝わらず、「臘日」という言葉だけが伝わり暦注(れきちゅう)のひとつとなっています。

また、「つなぎあわせる」という意味から、旧年と新年の境目になる旧暦12月を「臘月(ろうげつ)」と呼んだり、この日を年の暮れとして大祓を行うところもあるため、大晦日のことを「臘日」と呼ぶこともあります。

暦注としての「臘日」は「結婚や神事を避ける日」といわれています。

しかし、臘日には特に明確な説があるわけではなく、吉凶についても諸説あるようなので、暦には書かれていないことが多いようです。

「臘日」はいつ

「臘日」がいつなのかを決める方法は下記のようにいくつかあり、どれを「臘日」とするかは、カレンダーごとに違うようです。

①小寒(しょうかん)の後の、2度目の辰の日

②大寒(だいかん)に最も近い辰の日

③大寒の後の、最初の戌の日

④旧暦12月9日

①②③の「小寒」と「大寒」は二十四節気(にじゅうしせっき)という、太陽の動きを基準に1年間を24等分した節目の日のことで、「立春(りっしゅん・毎年2月4日ごろ)」や「春分(しゅんぶん・毎年3月21日ごろ)」などもこれに当たります。

二十四節気は旧暦のころに取り入れられたもので、現在は季節を表す言葉として用いられます。

旧暦は、現在の太陽暦の前に使われていた暦のことで、月の動きを基準に作られていたのですが、月の動きを基準にするすると、実際の季節と次第にずれが生じるため、これを解消するため、太陽の動きを基準に二十四節気を決め、農作業などの目安にしていました。

太陽の動きを基準にしているため、毎年同じというわけではなく、「小寒」は毎年1月5日ごろ、「大寒」は毎年1月20日ごろに訪れます。


また、「辰の日」、「戌の日」の「辰」と「戌」は十二支のことです。

十二支とは、みなさんご存知の通り、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)のことです。

私たちが知っている十二支(じゅうにし)は、年賀状などに用いることがほとんどで、一年ごとに変わりますが、日にも当てはめることもあります。

その際は、1日目が「子の日」、2日目が「丑の日」・・・と続き、12日目が「亥の日」になり、12日間で一周し、13日目にはまた「子の日」に戻ります。

このように「辰の日」、「戌の日」は12日ごとに巡ってきます。

④の旧暦12月9日の旧暦とは、すでに説明した通り「太陽暦」の前に使われていた暦のことです。

「旧暦」は、月の満ち欠けを基準に作られているため、太陽暦に当てはめるとずれが生じるため、旧暦の12月9日は毎年同じ日というわけではありません。

すでに説明した通り、いつが「臘日」になるかはカレンダーによって異なりますので、それぞれを確認してみましょう。

①小寒(しょうかん・1月5日ごろ)の後の、2度目の辰の日

2020年の小寒は1月6日なので、その後、2度目の辰の日は1月26日です。

②大寒(だいかん・1月20日ごろ)に最も近い辰の日

③大寒の後の、最初の戌の日 1月14日か1月26日どちらかです。

2020年の大寒は1月20日なので、その後の最初の戌の日は2月1日です。

④旧暦12月9日を2020年の暦に当てはめると、1月3日です。

臘日を決める方法はいくつかありますので、カレンダーによって日にちが異なるかもしれません。

臘日は神事や結婚を避けた方が良いという説もあるそうですが、吉凶が諸説あり定かではありませんし、そもそも暦注には科学的根拠がありませんので、気にせず過ごすのが一番良いのではないでしょうか。

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