いくつ思い浮かびますか? 砂糖の代用品 | 人は食べた物で創られる

いくつ思い浮かびますか? 砂糖の代用品

食品添加物

お菓子作りや料理作りで砂糖でなく蜂蜜やみりん、オリゴ糖、甘酒、グラニュー糖、てんさい糖など、様々な種類の甘味が使用されることが多くなりました。では砂糖の代わり(代用)となるものの量はどれくらいの量に調節すれば良いのでしょうか。調べてみました。

砂糖の代わりの甘味料

おいしそうなレシピを発見したときに、砂糖は欠かせないものです。しかし砂糖が足りない時や出来れば砂糖を使いたくない、味を変えたい時に砂糖の代わり(代用)として、別の甘味料を使っているレシピも多々あります。

普段と違う砂糖の代わりで作ってみると新しい発見ができることもあるでしょう。

しかし、同じおいしさを再現しようと種類の異なる甘味料を使った際に、美味しく作れなかったということもあります。

砂糖の代用品の注意点

一般的に砂糖と呼ばれる上白糖を筆頭に、蜂蜜やグラニュー糖など様々な甘味料があり、それぞれ違った味わいを出します。

甘さだけで言えばそれほど大きな違いはないと思いがちですが、代用するものをレシピ通りに使用すると仕上がりがおかしくなってしまうことが多々あります。それぞれの甘味料に合う適量を知ることで、初めてバランスの取れたおいしいお菓子や料理を作ることができるということを前提に考えて作ることが必要です。

一般的な砂糖とは「上白糖」

一般家庭で、砂糖と言えば白くて少し濡れているようなしっとりしている砂糖だと思います。上白糖と呼ばれるこの砂糖はショ糖から不純物を除去し、再結晶化させて表面にショ糖を加水分解した砂糖である「転化糖」と呼ばれる砂糖をまぶした甘味料です。お菓子作りに使用するとしっとりとした食感に仕上がり、直接的な甘みを感じられます。クセもないため、様々な料理に広く使われている定番の砂糖です。

砂糖の代用品

「少しでも体に優しいものを摂りたい」という方は、砂糖の代用品を探しているという方も多いと思います。甘さを感じるものは多々ありますが、その中でも身近にある砂糖の代わり(代用)となるものを調べてみました。

蜂蜜

砂糖の代用となるもので体に良いもので真っ先に思いつくのは蜂蜜だと思います。コクがあり、風味が独特な蜂蜜はお菓子作りにも料理にも幅広く使われています。

料理に甘さを付けたいときによく蜂蜜が材料に載っていますが、砂糖よりも強い蜂蜜は使い方と量に注意が必要です。蜂蜜を砂糖の代用として使うことに慣れていない方は、慣れるまで微調整を繰り返して味を整える必要があると言えます。

みりん

煮物料理などに使われるイメージの強いみりんは、料理に使うばかりでみりん本来の味を知らない方が多いと言われています。みりんは砂糖と比較するとやわらかく繊細な甘みを持っているんだそうです。

みりんの原料となるもち米は麹(こうじ)の力によって奥深い味わいを引き出します。砂糖のストレートな甘さとみりんの上品な甘さは種類が異なる甘さになるため、砂糖と同じような仕上がりにすることは難しいですが、甘さを加えるという点では砂糖の代わりとして代用が可能です。

オリゴ糖

砂糖の仲間であるオリゴ糖も砂糖の代わりとして代用が可能です。体を第一に考えている方は上白糖からオリゴ糖に切り替えたという方も多いかも知れません。砂糖より甘みが足りませんが、自然な甘さは逆を返せば使いやすいということかもしれまん。思った以上に様々なものと組み合わせて使うことができます。

甘酒

甘酒って、基本的に飲む使い方がポピュラーですが、料理に使うとしっかりと甘みのきいた味に仕上がります。特に甘辛い味付けをする料理とは相性ばっちりです。優しい甘さと飲む点滴と言われるほど体に良いことで砂糖の代わりとして役立ちます。

グラニュー糖

グラニュー糖はサラサラとした質感をしているのが特徴ですが、途中まで製造方法は同じのため、上白糖と近い存在です。しかし、上白糖よりもあっさりとした甘さを持ち、クセもほぼないため純粋な甘さだけを感じる砂糖になります。甘さが強く出るわけではないため扱いやすく、味の調整もしやすい代用です。料理に加えてもくどくならず、お菓子に使うとサクサク食感を出せます。

てんさい糖

砂糖と比較するとミネラル成分が入っているてんさい糖も体にやさしいと言われる砂糖ですが、茶色い粒をした砂糖でもあるため、色味が気にならない料理などの代用に使用すると良いでしょう。

砂糖の代用品としての使用量

砂糖の代わり(代用)となるものは、どの家庭にも常備してある場合ありますが、最も重要なのは使用する量です。代用したは良いものの、量が多すぎれば味のバランスを崩れ、イメージしていた仕上がりと大きくかけ離れてしまったという事態になりますし、量が少なすぎても甘みが感じられない仕上がりになってしまうため、砂糖の代用として使う甘味料は意外と調節が難しいところです。

蜂蜜を代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = 蜂蜜 大さじ1/2 または 小さじ1

優しい甘さとコク、花のような風味を感じる蜂蜜は代用するものに注意しましょう。例えばお菓子作りで砂糖と小麦粉を混ぜ合わせて作るようなものに蜂蜜を入れて作ると生地の膨らみが悪くなることがあります。料理に使う場合は、レシピに砂糖1杯と書いてあったら目安の量は1/2か小さじ1程度です。蜂蜜は砂糖と比較すると甘みが強いため、初めは少ない量から入れてみましょう。

みりんを代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = みりん 大さじ1.5

和食に欠かせない調味料であるみりんを砂糖の代わりとして使用する場合、砂糖大さじ1杯に対して約1.5杯必要になります。砂糖の甘さが尖った甘みだとすれば、みりんの甘さは包み込むようなまろやかさです。しっかりとメリハリのある甘さを付けたいときは砂糖が向いていますが、旨みや複雑な味わいに仕上げたいときは、みりんを代用してみるのも良いでしょう。

オリゴ糖を代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = オリゴ糖 大さじ2

料理に混ぜたり飲み物に混ぜたりと、多種多様な使い方をされるオリゴ糖ですが、実際にオリゴ糖を舐めてみるとほんのりとした甘さを感じられます。砂糖と比較するとかなり抑えられた甘さのため、砂糖の代わりとして使う場合は大量に使わなければ代用ができないということもあります。

例えば、味の変化がダイレクトに出るコーヒーや紅茶に混ぜて使う場合は、普段入れている砂糖の倍は入れないと近い甘さにできません。オリゴ糖は砂糖の1/2程度の甘さだと言われているため、場合によっては量がたくさん必要になります。

もちろん料理に広く活用できますが、無糖のヨーグルトに入れて食べてみるとオリゴ糖がどれほどの甘さなのかが分かるでしょう。

甘酒を代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = 甘酒 大さじ2

体にも美容にも良い甘酒を砂糖の代わりとして使う場合の量は、レシピの砂糖の倍が目安です。優しい甘さを残しつつもしっかりとした甘さが欲しい場合は、砂糖大さじ1杯だったら甘酒は大さじ2杯ということになります。

甘酒で味付けした料理は口の中をふんわりと包んでくれそうなイメージですが、分量によってはインパクトのある味わいに仕上げることもできます。

独特のクセがおいしい甘酒ですから、お好みの分量を味見しながら見つけてみると良いでしょう。

グラニュー糖を代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = グラニュー糖 大さじ1.5

しっとりとした質感の上白糖と、サラサラと指からこぼれ落ちるグラニュー糖は対照的な存在のようにも思えますが、同じショ糖でできている砂糖のため代用として大きな問題はありません。

しかし、上白糖とグラニュー糖は容量が同じでも水分量に違いがあるためグラム数に違いがあります。大さじ1杯のグラニュー糖では13gになり、上白糖の大さじ1杯は9gです。

目安の量としては、約1.4倍のg数になるように入れると良いでしょう。ただし、上白糖は少しコクを感じられ強い甘みがありますが、グラニュー糖は上白糖に比べると甘さ控えめであっさりとした後味です。

料理などに代用すると奥深さなどが足りないと感じるかもしれませんが、甘さなども含め、足りない場合は小さじ1杯程度ずつから徐々に量を増やして様子を見てみると良いでしょう。

てんさい糖を代用する場合の量

砂糖 大さじ1 = てんさい糖 大さじ1~2

てんさい糖は上白糖と比較すると甘みが弱いため、代用として使用することはできますが、ついつい使用量が多くなりがちです。

てんさい糖の甘みはまろやかで少し独特な味わいをしていますが、強い甘みを味わうためには思った以上の量を追加する必要があります。

甘さは控えめで良いという方は上白糖と同様の分量を使用すれば良いですが、更に甘さが欲しい方は味見をしながらてんさい糖を徐々に足していくと良いでしょう。しかし、入れすぎには注意です。

さいごに

砂糖の代わりになる身近な代用品について、調べてみましたが、様々な甘味料がある中で、お菓子や料理の味を更に引き立てる代用を使っているレシピも豊富に紹介されていますので、どの代用品をどのくらい使うかによって今後料理を作る際の参考になれば幸いです。

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