私たち人間は基本的には、毎日3回朝と昼そして夜に食事を取ります。
食事は生命活動を行うためには必要不可欠なものであり食事回数、食事量など違っても、毎日必ず何らかの食べ物を摂取しなくてはなりません。
しかし、実は食後のある行動により、逆に健康に悪影響を与える可能性があることをご存知でしょうか?
そこで今回は食後にやってはいけないことについて、取り上げてみました。
みなさんも一つくらい当てはまるかもしれませんよ。
知らずにやっているNGな食後の行動
知らずにやっているNGな食後の行動1・お風呂に入る
お風呂に入ると全身の血行が促進される反面、内臓への血流が減少する場合があります。
そうすると内臓の機能が低下してしまい、消化不良を引き起こすことで、便秘や栄養失調の原因にもなってしまいます。
また心臓へも大きな負担がかかるため、特に高齢者の方は注意が必要と言えます。
ですから食後にお風呂に入る場合は、満腹感が落ち着いてきた頃、つまり1時間ほど経ってから入浴するのが望ましいんです。
知らずにやっているNGな食後の行動2・歯を磨く
食後すぐに歯を磨くと食事に含まれていた酸が歯磨きすることによって、歯を侵食してしまう可能性があります。
そうすると歯の表面のエナメル質が傷ついて腐食してしまい、虫歯になりやすくなってしまいます。
ですから歯磨きは、食後30分以上経ってから行うのが最新情報ではと言われています。
食後すぐに歯を磨きをしているのに虫歯になりやすい方は参考にしてみて下さい。
ただし朝の出勤時などで時間がない場合には、軽いうがいのみで済ませてもOKです。
リステリンなどのうがい薬を使えば、口の中を清潔に保つことができます。
そして、会社に行ってから歯を磨くとさらに良いと言えます。
知らずにやっているNGな食後の行動3・寝転がる
昔から迷信で、食べてすぐに寝ると牛になると言われています。
多くの方は、一度は耳にされたことのある迷信だと思います。
もちろん本当に牛になるわけではありませんが、食後すぐに寝転がると胃酸が逆流することがあります。
そうすると胸焼け喉が起こりやすくなり、逆流性食道炎になってしまう可能性があります。
そんな事言われてもどうしても食後横になりたい場合には、体の右側を下にすると胃の内容物を腸に送りやすくすることができると言われています。
食後に眠くなったからといって、その格好以外で寝てしまうと胃酸で胸がむかつく場合があるため注意が必要です。
食べた後に少し寝たいという方は、会社などでは椅子に座りながら軽く10程度うたた寝するのが理想です。
知らずにやっているNGな食後の行動4・フルーツを食べる
食後にデザートとしてフルーツを食べる方も多いのではないかと思いますが、実はこれもNGです。
一概には信じられないかも知れませんが、果物類は胃ではなく腸で消化されるため、通常であれば胃を通り過ぎて20分ほどで腸に到着します。
しかし食後にフルーツを食べると他の食物が胃の中で止まることになります。
そうなるとと消化不良を起こしたり、胃に留まったフルーツがガスを発生させ胃腸の働きを悪くする原因となります。
ですからできれば、食後1時間程度はフルーツを食べるのが理想なんですよ。
知らずにやっているNGな食後の行動5・運動する
食後に運動した時に脇腹が痛くなるのは、体内の血液が不足するためです。
食後は胃腸が活発に働き消化酵素を分泌するため、血液が胃や腸に集中します。
しかし直後に運動をすると筋肉を動かす為に多くの血液が必要となり、結果として胃腸を動かすために必要な血液が足りなくなります。
そうすると不足分の血液を脾臓は無理に出そうとするため、脇腹の痛みが起こります。
また満腹の状態で胃が揺さぶられるため、痛みが起こることもあります。
さらに胃酸が食道まで上昇し、逆流性食道炎になる可能性も高くなります。
ですから食後に運動をする場合は、その前に2時間ほどゆっくり休むようにしましょう。
ただし、軽く歩く、負荷の少ない軽い運動程度なら問題ないと思います。
そうすればスムーズに消化が進むため、血液が不足することはありません。
知らずにやっているNGな食後の行動6・紅茶を飲む
厚生労働省による国民栄養調査によると、日本人女性の多くが鉄分の摂取量が足りていないと言われています。
これは生理などによって、鉄分が失われる機会が多いためではないかと思われます。
紅茶に含まれているポリフェノールやタンニンなどの成分は、野菜など他の食物と混ざると鉄分の吸収を抑制してしまう可能性があります。
ですから食後すぐに紅茶を飲んでしまうと鉄分不足になりやすくなるため、特に鉄分不足により貧血やめまいなどが起こりやすい女性は注意が必要です。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は食後にやってはいけないことについて紹介しました。
ここでご紹介したことは、自分でも無意識のうちに行なっている可能性があるため、注意が必要です。
こういったことに気を付けるだけで、体調不良が改善されることもあるためぜひ参考にしていただければ幸いです。
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